バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

『こころの青空基金』について

2015-12-24 | チャリティ報告
昨夜のバイユーチャリティ企画での『こころの青空基金』への募金について、LIVE中にも説明しましたが、ここにも記しておきたいと思います。

『こころの青空基金』は「全ての子ども達は平等に」という理念に基づき、全国の児童養護施設で生活する子ども達へのこころの支援活動を行うことを目的とする元プロボクサー坂本博之さん設立の基金です。

HPにはこう書かれています。

~児童養護施設経験者である元プロボクサー・坂本博之が代表を務め、当事者である目線から自らの生い立ちの中で経験したことを踏まえて、厳しい現状を抱える子ども達と向き合い、ボクシングセッションを通して子ども達と直接交流をし、声を聞き、気持ちを高め合うことで、こころの根底にあるであろう思いを吐き出させ、大人が受け止める「こころのケア」をしていきたいと考える。~

HPを詳しくご覧になればわかるのですが、この基金では集まったお金の全額を施設に寄付するのではなく、
坂本代表を中心としたチームが全国の施設を回り、子供たちにボクシングを体験させています。

といっても施設の子供たちにボクサーにしよう、ボクシングを教えよう!という活動ではありません。あくまで子供たちに向き合うひとつの方法として、坂本さんのできるボクシングという形をとっているのです。(こちらをご参照下さい)

「集まったお金を直接の支援でなくそんなことに使うのか?」という疑問を持つ方がいても不思議では有りません。
でも、現役中からこの活動を続けてきた坂本さんには信念があります。本気です。

収支報告には支出の多くを占めるスタッフ活動費や訪問交通費といった、子供たちに金銭として渡らない考えようによっては主宰者にとって都合の悪そうな数字もしっかり出しています。彼らの活動を気にかけてきた俺は、彼らの信念を買っています。

近年、親による虐待や貧困などで児童養護施設で暮らさざるをえない子供たちが増加傾向にあります。食べるものにもこと欠くような過酷な環境で育ち、時に親を憎むような人生を歩んで来た子供たちの~巨大なハンデを持って迎える将来を守るには我々の想像力はとても及ばなく、綺麗事は通用しないように思います。

昨夜演奏中のMCで話した山口冨士夫さんの話もそうですが、同じ経験をした者にしか身体でわからない感覚があるはずです。
坂本さんの「子供たちに向き合う人間が必要」という強い信念には自分の想像力はとても届きません。
ただ、彼らの「熱」「信念」に感応することはできます。

そんな経緯があって僕は『こころの青空基金』への協力を以前から考えていました。

ただ自分に「善行」は似合わない!
という気持ちが邪魔をしていました。

…そんな下らない自意識を吹き飛ばしたのが2011年の東北大震災震災と原発事故でした。行き場のない苛立ちから始まったチャリティ企画。現在も継続中の東北大震災復興義援金企画をはじめ、多くのイベントを開催し…。
かくして晴れて偽悪者から偽善者へと成長したのでした!

というわけで、過酷な環境で成長する子供たちの未来に手を差し伸べようとする坂本さんの活動に(自分で直接はできなくても)微力ながら協力したいと考えています。

ご理解頂ければ幸いです。

12/24『こころの青空基金』への募金報告

2015-12-24 | チャリティ報告
昨日12月23日のバイユーチャリティ企画『そらいろ横丁 JOINT LIVE 7』の募金について追加報告です。

本日12月24日。昨夜集まった19100円に同じ趣旨でのバイユー店頭募金箱に集まった金額を加えた計34000円を『こころの青空基金』(全国の児童養護施設で生活する子ども達へのこころの支援活動を行うことを目的とする元プロボクサー坂本博之さん設立の基金)へ入金してまいりました。

終演後もこの件についてはいろいろと話し合いました。やって良かったと思ったものです。

皆様のご協力に感謝いたします。

久しぶりの『そらいろ横丁 JOINT LIVE 』

2015-12-24 | ライヴ報告
昨夜は祝日返上~バイユーゲイトチャリティ企画『そらいろ横丁JOINT LIVE 7』を開催しました。
2012年以来久しぶりに復活したゴッタ煮企画。
今回は私、店主の『こころの青空基金』(全国の児童養護施設で生活する子ども達へのこころの支援活動を行うことを目的とする元プロボクサー坂本博之さん設立の基金)に協力したい、という申し出に賛同してくれた「そらいろ横丁」立ち上げ人・神山てんがいをはじめとする出演者と共にまたまた濃ゆーい時間を過ごしました。

あいにくの雨模様でしたが出演者の意識は高かったのが良かったです。
てんがい一人芝居、ギネマ俳句朗読(水中額縁ショウ!?)にガツンとヤラれ、

ジャックのソロLIVEにニヤリとさせられ…BearBook、フルハシ&竹内さんの調べに聴き入り、私も拙くも真摯には演奏させていただきました。最後はてんがいバンド!

盛りだくさんで濃ゆいのは相変わらず、やっぱりてんがい企画の香りがしました。

寒かったし、大入り!とはいきませんでしたが良い夜でした!!