バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

真空管アンプ新調!!!凄いぞ!

2011-04-29 | ある日の出来事

多くの方々がご存知のようにバイユーは通常営業時、真空管アンプを使ってレコードを鳴らしている。自分で言うのもなんだけどイイ音だ。なんとも素晴らしい。ハンドメイドのアンプでH県F山在住の「W」という僕の一番古い友人の1人が作ってプレゼントしてくれたものだ。古い友人も古い友人、ブルースやソウルを聴き始めたころ、最初にバンドを始めた頃一緒に演っていたのだからなかなかに古い。アンプと彼については真空管アンプ使用開始時の当ブログをご参照下さい。

とそんな思わず自慢気に言ってしまうようなバイユーの音環境なのですが…この度、真空管アンプを新調いたしました。そう2代目アンプです。またもやH県F山より届いた凄いヤツ!

これです。1104272 大きさも大きくなった為、ターンテーブルやアンプを乗せる台を改造しました。アンプは作れないけどこれくらいは自分でやるのだ。セッティングはまたもやAヤマさんにお手伝いいただきました。感謝であります。

Wからの2代目のプレゼントは初代からグレードアップしたなかなかのブツ。
まずボディの緑色がかっこいい!真空管の本数が多い!!オレンジの光も奇麗です。パワー、音質共にアップしているのです。が、特筆すべきはバイユーの常日頃の営業時間に耐えうるだけの調整がされているところ。長時間運転による真空管の熱ダレについて改善、バイユーの営業時間中は今まで以上に音質クオリティを維持できるようになっていることなのです。素晴らしい!

で、音。そんなに耳が良いわけではないですが音。

これまでの初代真空管アンプも素晴らしかったけれど…
パワーと音のツヤがひと味もふた味も違います!

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初代アンプの音像の豊かさには感動してたけど、今回はなんというかリアルさが違う。
サックスの肉声の様な聴こえ方…そして、なんといってもタイコの音!録音されたドラムじゃなくて目の前でナマ音を聴いているかのような存在感。ベードラの質感、タムを叩く時の手触りや距離感まで伝わってくるような音には心底驚きました。

1時間くらいすると音が出来上がって来たかんじでした。これは堪らん。

閉店後ひとりで、Wが送って来たキャノンボール・アダレイのCD(音を味わう為のサンプルにと同封されていた)を指示通り「爆音」で聴きました。
いや、凄い音。
感動して今度はアナログ盤『メインストリートのならず者』UKオリジナル盤を…。
イントロのキースのギターから別世界。
1104272_4 後ろ髪をひかれる思いで1曲で針を上げてお約束の『ハローハービー』!!
ブっ飛びました。Wとふたりで聴いたあの日の爆音を、彼の武蔵境の部屋を思い出しました。
「この音で少しは元気でるかな」とありがたいお言葉。感謝。感謝。

ぜひ皆様も2代目アンプくんの艶ある音圧を楽しみにいらして下さい。
フリーのアンプ制作、クラフトマンと化した元バイユー店主のバンドのギタリスト、そして元レーサー。
既に「俺も欲しいな」との声もありますが~Wくん、いつでも注文を受けるそうです。驚きの価格でハンドメイドの真空管アンプを入手することが可能です(ギターアンプも作っているそうです)。私、責任を持って仲介いたします。