AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

10月24日(金)のつぶやき

2014-10-25 03:22:06 | 今そこにあるメディアのリスク

種も仕掛けもある広告効果(4)

2014-10-25 02:36:53 | CGMの感染力









広告代理店クリエーティブ局配属時、情報開発部でCGを含む新しい映像メディアツールの情報収集にも従事しておりました。30数年前 私が関心を持ったのはCGだけでなくHorogramにも惹かれたものです。CGにしてもHorogramにしても、新しいツールはおおよそ軍事開発に深く関与しているものでした。ユタ大学にしても、3DCG同様に線画での空母での夜間発着訓練のシュミレーションも開発しておりました。これが ジャンボジェット機747のシュミレーター開発に繋がっていったのです。Horogramも静止立体虚像の「Ruby Horogram」ではロシアが最先端で、回転台に動く物を置き、スリットに360度焼き込む Rainbow Horogramは西海岸が主でした。
Rainbow Horogramを劇場で上映するには?後部から ビームを連続に射てればどうだろう?CM企画やコピーとは別にそんなことも考えていました。Horogramは広告メディアではうまく活かされませんでしたが、上手くいったのはディズニーランドのホーンテッドマンション、幽霊のダンスあたりでした。そして今、マッピングプロジェクションでやっとここまで、と言うよりも良くここまで虚像を作り込んだものだと感服します。それがこれです。





種も仕掛けもある広告効果(3)

2014-10-23 22:07:02 | CGMの感染力
日本でも幾つかありました。







こういうソーシャルメディアでのアイディア表現は、あまり企業効果を上げ過ぎますとその時点で嘘っぽくなるのですね。その匙加減が難しいところです。




プロポーズのファラッシュモブだけでも世界中に氾濫しています。こうなると新鮮味もなくなってしまいます。フラッシュモブもそろそろ表現鮮度が落ちたように感じます。

10月22日(水)のつぶやき

2014-10-23 02:49:57 | 今そこにあるメディアのリスク

種も仕掛けもある広告効果(2)

2014-10-22 15:09:16 | CGMの感染力
BlogにしてもTwitter、FacebookにYouTubeもVimeoも、投稿の99.999%は、マスターベーション(自己満足)だと思います。例えばエリッククラプトンさんのギター奏法と調べますと、世界中で誰かがプレイ奏法をYouTubeなどでアップしてくれています。この様に世界中からアップされる0.001%は役に立つブログだったり、凄い動画だったり、アイディアだったり、リアルな映像だったりするのです。そうなると世界中からのアクセスは数千、数百万 アクセスとなるのです。実際の広告効果としては、国内の媒体費と比べればそのコストパーフォマンス性は非常に高いのです。例えば




映画「キャリー」のDVDの世界リリースを告げるプロモーションです。




こちらも「ドッキリカメラ」ですね。就職面接最中、窓に映る摩天楼に天空から隕石が落ちてくると言う設定です。これはLGの大型スクリーンのデジタル高解像度のdisplayだからできたこと。ここがこの動画の表現コンセプトです。
日本でこんなことをやったら,JAROあたりへ、クレームの電話がかかってきそうですが、、、。


種も仕掛けもある 広告効果(1)

2014-10-21 00:35:46 | CGMの感染力






先日 遅まきながら『STAND BY ME ドラえもん』を観ました。盛り上がったところで終われば良いのに、、、。何でまた始まるの?と思って調べましたら今までの名作をまとめたストーリー展開だったんですね。この『STAND BY ME ドラえもん』も更なる収益を求めて世界各国で上映されるでしょう。マーシャル・マルクハーンの「グローバルビレッジ化(地球村化)」はドラえもんの「何処でもドア」の様に世界を席巻していくのですが、この早さにはマスメディアはついていけないでしょう。だからマスメディアは如何にうまく共存していくかを模索しております。先日のApple WWDCのライブ ストリーミングで発表を観ることができますし、先日アップしましたベルリンフィル ハーモニーなどは、アーカイブだけでなくリアルタイムにコンサート会場にいるかの如くコンサートを観覧出来るのです。そういう意味、映像と音のデジタル化 ハードの面では日本は貢献している事と思います。広告キャンペーンもクライアントは国内だけでなく、如何に広告にかける媒体費を安くあげ、広告効果 GRPを上げられるか?数年前からYouTubeを使った手法が幾つかありました。オーストラリア・クイーンズランド州観光公社主催。島に半年住み、広報活動を行うというお仕事の依頼。報酬は15万豪ドル(約900~1,000万円)
Web、新聞、ニュースなど、あらゆる媒体を駆使してアピールした結果、世界中から201ヶ国、3万6648人の応募がありました。
サイトへのアクセス数は56日間で684万9504の訪問、4754万8514のページ・ビュー、
滞在時間平均8.62分ということです。このキャンペーンに掛かった金額は100万ドル程度だったとのことでした。日本人女性が最終選考に残ったので、ニュースでも取り上げられていました。
この手法は、カンヌ広告祭 現カンヌライオンのヤングカンヌに招待する為の広告表現をYouTubeにアップさせて、ヤングカンヌに招待するという趣向でした。その時のテーマが「Dirty Water」でした。
そして今は更なる「仕掛け」を企んでいるのです。


偏見のシンボル(2)

2014-10-19 00:53:15 | アイディアのIdentity






世界の広告表現もそのお国柄を表しております。フランスではアニメのフィリックスに似たキャラクターでやりたい放題です。
ドイツは凄い表現です。あのブッシュ大統領がならず者国家と名指しした悪の枢軸 サダム フセイン、




それにソ連のスターリン




アドルフ ヒットラー



まで登場させております。




戦中戦後 世界を殺戮で陥れた悪役3人組ですが、ヒットラーにしてもナチ党を選んだのはドイツ国民でした。処刑されたサダム フセイン亡き後、イラク戦争で、パンドラの箱を開けてしまったブッシュ大統領、オバマ大統領は国内、国外共に窮地に立っております。その国によって広告表現も変わりますが、 表現の自由は尊重したいところですが、ここまで過激になると「偏見」と思ってしまいます。
やはりスマートに表現して頂きたいものです。