AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ウエアラブルグラスの交差点(1)

2017-01-20 22:12:38 | 世界標準の消費価値



ウエアラブル グラス 先陣をきっていたGoogleは数年前に個人のプライバシー侵害や、店でのお断りと最終的には販売を中止しました。






昨年のウエアラブルエクスポでのコンファレンスで観せられた映像は工場でウエアラブルグラスをつけて労働する工場の方々でした。チャップリンが風刺した「モダンタイムス」その先をいく流れでした。効率よく経験が浅い方でもグラスから見える通りに作業をしていけば効率の良い作業ができるわけです。スマートグラスの強みは目の前に情報が映し出されることによるハンズフリー化(手が自由に使えること)です。

それにより、今までは都度、マニュアルを確認するために手を止める必要があったシーンでも、手を止めずに目の前に次の指示が出され、効率的に作業を進めるようになります。




パナソニックでは2015年11月組み立てラインの一部で眼鏡型ウェア物端末を使い始めました。
眼鏡型ウェラブル端末スマートグラスの特徴は、目の前に画像が映し出され、作業者はハンズフリーになることです。
頭にスマートグラスを取り付け、タブレットから無線で作業工程マニュアルを表示します。
従来の紙でのマニュアルだと、不明点があるたびに手を止めて紙をめくって内容を覚えて作業に戻る必要がありました。
しかし、このスマートグラスでは作業者は作業をしながら目の前に作業指示が写しされるので、作業を中断することなく進めることができます。外国人労働者を多く雇っている企業では入れ替わりが多いためスマートグラスを使うことで効果が出やすいと考えられるのです。(http://www.tamegorou.info/it/1326/スマートグラス ~医療・建築・工場現場や技術継承で活躍~より一部引用させて頂きました。)







然し乍ら、上記のようなグーグルグラスを発展させてものは「ガラパゴスニッポン」そのものです。ARスマートグラスと名付けられた様に、江戸城が見えたり、富岡製糸工場ではそこで働く女性たちがみえたりもする。観光日本としては、オリンピックを見据えた海外からの観光客集客には意義あることとは思います。

単なるマニュアル指導だけでなく、カメラ認識で間違った工程の場合、グラスが赤く点滅して再度作業させる。いや既にそうなっているかもしれません。
世の中の流れはホーキンス博士の警告とは真逆の進化への進行形なのです。