AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

また売りアイディアの中間搾取

2017-01-18 16:57:46 | 今そこにあるメディアのリスク
ヤフーなどのオークションでもいくつものIDを持って入札落札し、違うIDで売り歩くという中国韓国人商法が横行してから、Yahoo オークションの劣化がはじまりました。どの世界でも中間搾取はあります。但し、クリエーティブの世界でそれをやりますと、どんどん劣化し、質も下がり、疲弊してしまうでしょう。ランサーズで動画やライティング、デザイナー ウエッブ製作者を安価で募集し、クラウドワークスでの作業依頼を受ける。この逆もある訳です。「悪貨は良貨を駆逐する」この言葉がそのまま当てはまります。こういう事をやっていれば最終的に、何も考えないで発注し、何も考えないで受注する。その儲けは中間搾取だけです。創造性も発想力もそこにはありません。単に寂しい言葉「ピンハネ」だけが残るのです。ダニエル ピンク氏の「Drive モチベーション3.0 大前研一訳」お金がすべての内発的モチベーション2.0に発想の質があるか?創造性はあるか?きっとモチベーション3.0 内発的モチベーションにはかないません。
以前、教えていた学生さんがどうしても、「ミュージックビデオの仕事をしたい。」私の先輩でCM音楽ディレクターの方に相談しまして、AVEXのディレクターに会いにまいりました。インターネットの普及によりCDの売り上げが伸びない。制作費などもちろん100万もない。そうなると全てにおいてオールマイティのアビリティの持つ方に依頼する。そんな中で 面白いアイディア 発想力のある者に依頼する。おっしゃる通りでしょう。私が在職中に推進活動したDTVの世界です。映像制作者ではなく、アートディレクターの感性を重要視しました。
そしてデジタルにより、ジェネレーションを重ねても映像の劣化しない時代の到来で、幾つものレイヤー50とか100とか、、、。重ねて行く技法とアイディアがある方が選ばれる時代です。





川村真司さんの名前は存じ上げておりましたが、ニューヨークADCヤングガンズ(カンヌのヤングライオンと同じ)若手の入選作品を東京工芸大学で展示なさると、NYADCの日本にお戻りの重鎮Moritaさんから聞きまいりました浅葉克己氏、長沢岳夫氏とのパネルディスカッションもありました。そこでこの「映し鏡」を見たわけです。慶應大学SFCで教鞭をとっていた佐藤雅彦先生のクローンみたいな発想の人がどんどん育っていますす。




良い例悪い例であげた訳ではありませんが、彼等にとって「金儲け」が核なのです。そこに「より良い作品の質を求めて行く気概」などありません。だからどんどん劣化するのでしょう。日本ではクラウドソーシングはまずは上手くいきません。その根本は、いくつものお題目をあげても「何も考えていない中間搾取」なのですから。

1月17日(火)のつぶやき

2017-01-18 02:35:31 | 百済ない話