AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

マスゴミと言われない為に。

2017-01-05 11:32:10 | プレ禅の道祖神




汐留騒動が多くの社員達の失望と動揺にならない事を祈るばかりです。多くの社員達が自分の仕事にプライドを持ち、そしてプレゼンに行く道すがらでも、一言をどう句読点で結ぶか?それを悩みながら戦いに向かうのです。彼等彼女等は、「残業代を稼ぎたい訳ではないのです。自分の生き甲斐とプライドで仕事をしているのです。大半の社員達は、、、。」
しかし、ここ数年気になることもありました。早期退職優遇制度で退職しましたが、その後線維筋痛症と言う病が今でも全身の痛みを誘発します。この難病の治療の為に一時期東京の専門病院に泊まりがけで通っておりました。夕食をとり、その後は新橋駅近くのカフェで書き物をするのですが、黒ずくめのお若い方 数名が打ち合わせなのか?







はじめはクラブの方々かと思ってましたが、隣から聞こえて来るのは「新聞15段で、テレビは5000GRPを1クールやってさ、、、。」兎に角「煩いのです、挙句に滅茶苦茶な媒体戦略、、、」「なんなんだろ?このお若い方々は?」するとお一人が見たことのあるDノートを出したのです。それで研修中の新入社員と判りました。私は中途試験での採用ですが、我々の同期にはこういうのはおりませんし、その後CRの若手の研修担当でしたがいなかったと思います。なんでこんなに大声で話をしないと打ち合わせが出来ないのか?要は「目立ちたい」のでしょう。退職した身分ですが、余りにも煩いので「研修中ですか? でもね。誰が聞いているかわからないですよ。こういう話は大声出さずに小声でね。それに媒体計画は滅茶苦茶ですよ。再考した方が良いと思いますよ。」と言いましたら、バタバタと店を出て行きました。以前 シュノーケルカメラのフォーカシングとコンピュータ アニメーションの研究開発の頃、やはりスタジオでチャラチャラしていたのが、Hの広告代理店でした。
私の友人 藤石修撮影監督は、「代理店担当者は大嫌いだ!」と言ってましたが、それも頷けます。DやH にADKともに周りがよいしょする。すると段々と自分が偉いと勘違いし、ロクでもない企画やコピー書いても自分が偉くなったと言う勘違いがはじまるのです。事実、行動を諌める制作会社のプロデューサーやディレクター、アートディレクターもいないのでしょうね。「誰もが君に頭を下げているんではないよ。君の背後にいる大きな企業に頭を下げているんだよ」凡そ30数年前に言われた言葉が今でも体に染み付いています。その企画やコピー そしてポスターを視る側 そのコンシューマーへの憧憬を忘れた時に、「マスゴミ」と言われるのかもしれません。我々はテレビの向こう側、新聞の向こう側、雑誌の向こう側、駅ばりポスターの向こう側を忘れたら、、、、。それは単なるセールストークではなく、マスターベーションになってしまう事を忘れないで欲しいですね。