AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ドローンの紙隠し

2016-08-06 10:47:11 | アイディアのIdentity



修正と言えば、ピンク映画やプレイボーイ誌など黒塗りの時代から今では、Facebookなどでも友人と映っている写真掲載も個人保護となりますので、簡単なアプリでスマホで撮影した写真も修正出来てしまう時代です。

カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のデザイン部門でシルバーライオン(銀賞相当)を受賞した「A Kind Drone」はドローンの商品広告かと思いましたが、ファッション ショッピングサイト BUYMAの「ファッション 着る喜び」を表現したものです。



カンヌライオンを受賞しますと海外では自分の地位も上がり、良いクリエイティブエージェンシーやプロダクションへ転職していきますが、日本ではそうはありません。TCC新人賞の同期が競合プレゼンでバッタリクライアントの処で鉢合わせ、彼はフリーから博報堂に転職してました。
一時期 カンヌライオンに全く受賞出来ない時期がありましたが、エントリー分野も広がり日本の発想表現も高く評価されております。オリンピックのエンブレム問題が、海外の国際賞に波及するネガティブな面を懸念しておりましたが問題はないようです。「如何にコンセプトと表現発想が遠ければ遠いほどに、その発想は効果を生む」コンセプトの紙隠し効果はこのクライアントのブランディングにも貢献した事でしょう。