南無煩悩大菩薩

今日是好日也

名調西鶴永代蔵より。

2014-06-12 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

人間、長くみれば、朝(あした)を知らず、短くおもえば、夕(ゆうべ)におどろく。

されば、天地は万物の逆旅(げきりょ)。光陰は百代の過客、浮世(ふせい)は夢幻(ゆめまぼろし)といふ。

時の間の煙、死すれば何ぞ、金銀、瓦石にはおとれり。黄泉(こうせん)の用には立ちがたし。

然りといえども、残して、子孫のためとはなりぬ。

ひそかに思うに、世にあるほどの願い、何によらず、銀徳にて叶わざる事、雨が下に五つ(地水火風空の五輪よりなる肉体生命)有。

それより他はなかりき。是にましたる宝船の有るべきや。

見ぬ嶋の鬼の持ちし、隠れ笠、隠れ蓑も、暴雨(にわかあめ)の役に立たねば、手遠き願いを捨てて、近道に、それそれの家職を励むべし。

福徳は、其の身の堅固に有。朝夕、油断する事なかれ。

殊更、世の仁義を本として、神仏をまつるべし。-井原西鶴「日本永代蔵」より抜粋-


永き世の 遠の眠りの みな目覚め 波乗り船の 音のよきかな(縁起枕絵-宝船-)
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女性より男たちの寿命が短い理由。

2014-06-11 | 世界の写窓から
(photo/source)









百聞は一見に如かず・・・・・薬はない。
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マスター

2014-06-10 | 酔唄抄。

長年お世話になっている店で私はほぼすべてマスターを名前で呼ぶ。

しかしその人だけはずっと「マスター」だった。

若い頃吞んで度を越してしまい「もうかえんなはれ」といわれたことも何度かある。それでもしつこくなついていくうちに、バーでの流儀というものが自然に身につくようになってきた。

それとなく諭し教えてくれていたということにいまさら気づき、ありがたさに涙がこぼるる。

近頃ではよく「あわてんでもええ、ゆっくりやりや」といってくれていた。

あわてんでもええのに、マスターはいなくなってしまった。今年は次々と多すぎる。寂しすぎる。

「こんなんつくってみましてん」以前そういいながら何故だかわからないが私に手渡されたマスターの句がある。

- 従々(それぞれに)人の苦楽を持ち寄りてみち(路)をたずねて糧(かて)の酒含(く)む -
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my love for batman.

2014-06-08 | 世界の写窓から
(“David”, 1624, Gian Lorenzo Bernini.)

ダビデ、君にもそういうことがあったのではないか?

わたしは・・・つい・・じぶんを・・見失っていた・・


source)

反省・・・バット、マン。

(source)
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必要条件と十分条件。

2014-06-07 | 世界の写窓から
(photo/unknown)

気持ちは痛いほどわかる、でも無理なんだ。

そんな残念なことがある。

それも必要だけどそれだけでは足りないんだということだが、割合本人にしてみればそれで何とかなるのではないかと思ってしまいやすい。

何とかなることもあるけど、怪我しないで壁を超えるに十分な梯子を用意した方が容易に成就する。

それともうひとつ思うのは、体験というものは必要だが、それを経験としなければたぶん十分ではない。

必要とはしているけど十分じゃないのよ、あなたは。とよく言われる私にはわかる。
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違いなさい。

2014-06-06 | 世界の写窓から
(photo/source)

違っていることはアドバンテージになる。

肥満の友人に囲まれると、本来そうでもない人でも「ま。私も大丈夫か」となり、肥満化する傾向が格段に上がるという調査結果もあるように、世の中には「同調圧力」というものがある。

違うためにはこの圧力から「逃げる」、つまりらしさを失わないことがだいじだ。

事業を進めようとするときなどでも、他人と少々違ったやり方をする「味」のある社員に頼る部分が大きい。

本人が逃げようとしているときに、逃がしてやることもせず、違いなさい、という指導者はいただけないのである。

ただ、同調すべきインターバル(間合い)でわがままなのは「間違いなさい」である。
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ナイスな広告。

2014-06-05 | 閑話休題
(photo/original unknown)

割れ目の処置ならお任せください。-配管工組合-

スマートながらボリューム満点。
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無題。

2014-06-03 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(photography/Consuelo Kanaga)

・・生き残るには悲観的な見方が必要だが、成功するには楽観的な発想が求められる・・

あるものはすなわちない、ないものはすなわちある・・

色即是空 空即是色・・

まちがっているのではない、わかっていないのだ、たぶん。
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画商。

2014-06-01 | 意匠芸術美術音楽
(photo/Daniel-Henry Kahnweiler and Pablo Picasso)

新しいものは新しいもののもとで生まれる。

新しい芸術は新しいパトロンを生むこともある。

しかしつなぎ役がいなければ、双方の機敏に通じたものの媒介がなければ、新しい芸術も新しいパトロンも生まれようがない。

「ピカソの画商」「キュビズムのマネージャー」と呼ばれた、ダニエル・ヘンリー・カーンワイラーのように。

誰も認めない売れない絵に惚れ込み買い続けてその芸術家の未来にかける人たちが、画商の画商たるべきところのようだ。

ピカソは「カーンワイラーの実業の才がなければ、どうなっていたか」と感謝していたらしい。

好きで買った絵をなぜ売るのですか?との問いに画商はこう答えたという。

「私は画商です。コレクターではありません」。

・・大変勉強になりました。
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