南無煩悩大菩薩

今日是好日也

You talkin' to me?

2014-05-15 | 古今北東西南の切抜
(photo/Taxi driver-Robert De Niro)

『国の定めた下限料金より安い運賃で営業する全国29のタクシー会社に国土交通省が値上げを勧告した。値上げに応じない場合は運賃の変更命令を出し、割安運賃を一掃する方針だが、何のための規制強化なのか理解できない。・・・タクシー業界を所管する国交省は「法律に従って値上げを勧告し、それを拒否すれば料金変更命令や営業停止処分を発動する。行政の裁量の余地はない」という。(切抜/納得しがたいタクシー規制より)』

タクシードライバーの労務環境の改善の為なら、こうせい労働省の管轄だろうから、そうではないのでしょう。「こくどこうつう」のトラフィックについてなにかのおもわくがあるのでしょう、か。

1950年、工場労働者の家庭に生まれ、78年、公立学校教員。担任クラスで「わんちゃん先生と呼ばれる」91年、児童が拾った犬を教室で飼い、五段階評価で全児童に(最高の)「5」の評価をし、円滑な学校運営に支障を生じさせたことなどを理由に、分限免職処分に。2004年から東京でタクシー営業を開始し、消費税が増税した四月一日を機に初乗り運賃を「値下げした」。その人エコシステムの中村秀樹氏は語る、「安くする方法が減ったとはいえ、ないわけではないのです」「監督省庁が行うどこも一律での減車といった命令は理不尽に感じます」。(切抜/プレジデント2014,6.2「護送船団方式で守る大手タクシー会社の利益」より)

・・・。

監督とは何か、規制とはなにか、円滑な運営とは何か、先生と学校と文科、農家と農協と農水、医者と医師会と厚労、タクシードライバーと会社と国交・・・、民主主義の「民」とはどのような種類の「民」を指すのでしょう。

支障が生じたのはあなたがたの考える「民」であって私ではない。

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2 コメント

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Sugiura様 (煩悩)
2014-05-16 16:30:25
裁量と才覚と機微、池波正太郎さんの描くような人物は夢でしょうかねぇ。
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煩悩先生へ (sugiura)
2014-05-16 14:38:57
水戸黄門の登場する世界はこんな世界かもしれません。生口こそは見かけませんが、口入屋稼業も立派に繁殖しています。

個の権利は一歩前進二歩後退の様子。
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