南無煩悩大菩薩

今日是好日也

孤島の男と砂漠の男

2014-09-08 | 世界の写窓から
(illustration/unknown)

人はよく考えを変える、見方を変える。それはとても大事なことだ。

当然のように考えていた前提が、つまり信じていたものが劇的に変わる時もある。
これが社会規模で起き主流となれば、「パラダイム・シフト(paradigm shift)」(参照)と呼ばれることになるようだ。

目からうろこが落ちるような経験はだれにでもあるだろう、変わることの大事な面がここにある。

例えば・・・

ある砂漠をその男はラクダとともに旅をしていた、若い男の長旅ゆえ性欲が抑えられなくなった男は雌のラクダと一戦交えようとしたが、挑めども木もない砂漠ではラクダが動いてどうしようもなかった。次の日男は若い美しい女に出会った、彼女は疲れ果てて言った、「水を下さいませんか?何日も口にしておらずもう限界なのです」男はニヤリと笑い「僕がお願いすることを一つだけなんでも聞いてくれるなら」と言うと、女は命には代えられないと思いそれを承諾した。水を与えられ一息ついた女は覚悟を決めた。
男:「それでは僕の願いを叶えてもらおう」
女:「はい」
男:「そのラクダをしっかりおさえといてくれ」

イラストの孤島の男とこの砂漠の男と、変われるということの大事な違いがご理解いただけますでしょうか。