南無煩悩大菩薩

今日是好日也

まず大人から。

2012-12-06 | 古今北東西南の切抜
(photo/Werner Bischof)

・・・お母さんが優しい心で子供を守ってくれたら、その優しさは子に伝わっていく。ところが、優しくなれないお母さんがいる。問題の一つは経済にあると思う。
お金があればお父さんもにっこり帰ってこられるし、おかあさんもにっこりする。仕方なく貧乏になったのなら我慢が大事。
我慢しないから、お母さんは「もっとお金」と言い、お父さんも「どうしようもない」と反発して喧嘩になる。
そんな姿を見ている子は優しくなれないでしょう。

・・・当時は「死ぬのをやめました」「元気が出ました」といった手紙を毎日もらった。それが音楽の力、歌の力かも知れない。特に戦争孤児を歌った「ガード下の靴みがき」は私の真心の爆発でした。今も「あの歌に救われました」と言ってくださる人がいる。
昔の歌を通じて「こういう時代があったのだ」と思ってもらえたらいい。当時の日本は貧しかったけど、みんなで支え合って戦争の打撃から立ち直り、経済も良くなった。今の日本経済も早く立ち直らなくては。
あのころのように、みんなで支え合って。
(ねむの木学園園長 宮城まり子さん/日経新聞インタビュー記事抜粋)
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