咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

すーんごい脚・・・スノーフェアリー連覇達成

2011-11-15 22:53:35 | スポーツ
 14日(日)、良馬場の京都競馬場に7頭ものG1馬が集結したフルゲートの第36回エリザベス女王杯(G1、3歳上牝馬、芝2200m)が開催された。

 昨年の同レースで、「・・・内からすーんごい脚で・・」と、実況のアナウンサーを唸らせたスノーフェアリー(英国、R・ムーア騎手)が、大外枠に入った今回、史上初の外国馬の連覇達成があるのか、日本馬がそれを阻止するものかとの話題性も多かったエリザベス女王杯・・・。

 レースが終わってみれば、昨年のパフォーマンスを彷彿させるような最後の直線、ゴール前で異次元の爆発力を見せつけてスノーフェアリーがゴールに飛び込んだ。まさに、「すーんごい脚」(ただ1頭、33秒台の脚)である・・・勝ちタイムは2分11秒6。

 恐れ入りやした・・・と、あっさりと脱帽せざるを得ないビッグな時間であった

 ところで、レースの方は、好スタートを決めたシンメイフジの鞍上・北村友一騎手がハナを叩いて先頭にでて後続を引き離しつつ、逃げる・・逃げる。

 番手には、以外にもホエールキャプチャが好枠を利して早めからの競馬、アニメイトバイオ、アパパネと続いて2コーナーから向正面へ。スノーフェアリーは大外枠もあって後方から4、5番手を追走し、その後ろに当方が狙っていたフミノイマージン・・・もう少し前がいいのでは。

 英国のもう1頭、ダンシングレインがてっきり先頭を奪うものと思っていたが、行き脚がつかなかったのか終始後方からの競馬。アヴェンチュラは中団より前から追走、イタリアンレッドがその前に、8ヶ月ぶりのレ-ヴディソールも中団から少し前あたりから・・・。

 2コーナーから向正面では、先頭を行くシンメイフジが大逃げを打っており、そのリードが10馬身以上と突き放している・・・前半1000m通過は57秒5のハイペース。

 後続馬群も3コーナーから4コーナーへ向かった。よく見るとスノーフェアリーが内に入って徐々に前に詰めている。直線に向かってもシンメイフジのリードは7馬身もある・・・後続も一気に詰めてきた。

 さすがのシンメイフジも200mを切ったあたりから、脚が上がってきて終始番手追走のホエールキャプチャに交わされて、ホエールキャプチャが先頭に躍りでた・・・むむむ、これはひょっとして。

 と、思う間もなくアパパネが、外からアヴェンチュラがすっ飛んできた。一瞬、日本馬3頭のワン・ツー・スリーかと思ったのもつかの間、一瞬のうちにホエールキャプチャとアパパネの間を割って・・・スノーフェアリーが。

 異次元の末脚を駆使して、牡馬かと思うような力強い脚取りで、スノーフェアリーが馬群を割り、実況のアナウンサーも戸惑いを隠せないほどの勢いで先頭に突き抜け、ゴールめがけてぶっ飛んだ。

 そして、アパパネの外からアヴェンチュラがググーッと2着に上がったところがゴールであった。

 兎にも角にも、ゴール前の5、60m、言えいえ3、40mあたりの熾烈な鬩ぎ合い(せめぎあい)を一瞬のうちに決着をつけた驚異の末脚(33秒8)のスノーフェアリー、そのパフォーマンスには日本馬たちも悔しい思いを2年続けて味わうこととなった。

 当方、イチオシのフミノイマージン、後方から折り合って最後の直線に入り、大外から懸命に詰めるも0秒9差の8着・・・アヴェンチュラ(34秒2)に次ぐ3番目の34秒3の末脚を繰り出すも如何せん、もう少し前からの競馬であったなら。(夫)



[追 記]~レース後のコメント~
1着 スノーフェアリー(ムーア騎手)
 「とてもタフな馬で、いつも全力を出してくれます。指示通りに走ってくれます。2~3ヶ月前は厳しいレースが続きましたが、来日してからはよく仕上げてもらっていたので今日の結果が出たんだと思います」

2着 アヴェンチュラ(岩田騎手)
 「少し立ち遅れ気味でしたが、すぐにリズムに乗っていい展開で流れてくれました。直線で後ろの馬を振り切ったと思ったんですが、相手が強い。ビックリです。この馬も抜かれてからフワッとした面はありましたが、内の悪いところを避けて馬場の真ん中に出して走ってきていますし、この馬もすごいです。前回より力をつけています」

3着 アパパネ(蛯名騎手)
 「今回は何とか力を出しましたね。この馬はどうも栗東に入ってスイッチが入るようなところがあるようです。前回はゲート入りもスムースだったように、まだスイッチが入ってなかったんでしょう。今回は自分で動いて行くレースもしてますし、よく頑張っています」

(国枝調教師)
 「ホエールキャプチャをマークする形でいいレースが出来ました。今回は馬が走る気になってきていて、これで結果が出なかったらどうしようと思っていましたが、結果には正直ホッとしています。次はオーナーと相談になりますが、香港マイルあたりを考えています」

4着 ホエールキャプチャ(池添騎手)
 「リラックスして走っていましたし、4コーナーでの反応も良く、勝てるかと思ったほどでした。ただ、交わされてからフラついてしまって…。でも秋華賞の疲れから立て直してもらってよく頑張っています。来年ですね。GIは来年の楽しみにしたいと思います」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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