今日も今日とて点滴通い。
昨日、殿がオーダーを入れてくださっているので
初診のDrの顔を拝むだけですみます。
てっきりフサン1本だけかと思いきや
維持液の点滴もあって、またもや5時間コース。
やられた・・・。

ではなく、
ありがたい・・・

ですね。
1リットルの点滴を入れたら、
あとは水分だけ取れば絶食しても問題ないので
食べられないことを考慮してくださっていたのでしょう。
9時半には処置室にいったのに、既に満床。
救急外来へと送られました。
そこでちょっとした感動が。
救急外来の隣のベッドにいた若い女の子。
フラフラして立つことも難しい様子。
エコー検査には車いすでいってました。
しばらくしてから現れた腎臓内科のDr。
どうやら主治医のようです。
「異常はなにもなかったですよ。」
ここまではよくあること。
そこからがびっくりの展開でした。
不調なのに異常がない=ストレスでは?と思ったのかどうだか
「ストレスが溜まっているってことないかな?」
から始まって、彼女の日常生活、仕事、家庭環境などをさりげなく聞き出しました。
彼女は一人暮らし、仕事も一人。
最近眠れていないし食べられていない。
眠れないからお酒を飲んで寝ている。
Drは・・・。
それはストレスたまるよ。
人間は本来集団で生活するものだから一人だとストレスがたまるんです。
人間は話をしなくちゃストレスが溜まるんだよ。
主婦の人が一人で子育てしていて、鬱になることがあるのは孤独だから。
人間は長年、ずーっと草原とか遠くを見ながら生きてきたのに
ここ数十年近いところばかり見て仕事をするようになった。
だから、事務仕事も人間の本来の姿と違うからストレスがたまるんだよ。
家庭菜園でもやってみては?
ご家族が近くにいるなら、ご飯を作って一緒に食べるようにしたらどうかな?
と、心療内科のDrでも言わないようなことを次々アドバイス。
極めつけは。
「今の社会は世知辛くて、すぐに成果を求めるでしょ。
でもね、植物を見ていたらわかるように生物というのは少しずつしか成長できないものなんです。」
これはメモっとこうと思った名言でした。
生活習慣を改めて、ストレスをなくしていけば、
体調はだんだんよくなっていくと思うよ。
こんな風に言ってもらったら、
不調を気のせいにされた、とショックを受けることもないのです。
優しい、素晴らしい。
このDrにも当然w縁がある私。
去年の4月の救急外来でオーダー点滴だけでは腹痛治まらずに
痛いと訴えた時に診ていただいたことがあります。
「そんなに痛いんなら入院しましょうね。」
と無断で部屋まで確保されていたけど
殿と相談します、と逃げた経緯が。
結局その1週間後に入院したので、判断は正しかった。w
他にも血液内科の仏さまDr、膠原病の微笑みの貴公子、肝臓の専門医と優しい方が多いので、
腎臓のDrが優しいという評判を聞いたことなかったのよね。
看護師さんがよく、
殿には思いやりが足りないと言ってるけど
こんなDrの中にいたら確かに思いやりがないわ。(笑)
おっと。
こんなこと言ったらバチが当たるよ。
殿で十分でございまする。