愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

2次募集

2024年06月18日 | 募集
本日,商学部ゼミ1次募集の合格発表が行われます。そして明日から2次募集が始まります。人気ゼミではないこのゼミでは2次募集からが本格的なゼミ生募集期間です。昨年度は,なぜかこのゼミが人気になってしまい,見学者・1次志願者殺到だったのですが,今年度は,見学者はごく少数,1次志願者は定員よりはるか少ないという元の状態に戻りました。例年通りなので,これまでのノウハウを生かしてこれから選抜を行うことができます。

2次募集では他のゼミを落ちた学生が当然うちのゼミを検討します。意外にも2次募集で応募してくる学生は「できない」学生とはいえません。優秀な学生から1次募集の網に引っかかり,優秀でないものが残され,2次に回るという単純な図式ではないようです。

2次応募の学生に中には,私の目から見て,「優秀だな」と感じる学生は過去何人も存在しました。2次応募学生から1次で不合格になった状況を説明してもらい,「こんなできる学生をなぜ落としてしまうのか」と驚くこともありました。「できる学生」の基準がうちのゼミと他のゼミでは違うのでしょう。

このゼミでは優秀さの基準を,日本語の読み書き能力に置いています。選考では,長い文章を書いてもらい,論理的,具体的に自分の考えを表現できるのかを確認します。主語と述語の対応を意識しているか,指示語,句読点を使いこなしているかなどを見ていきます。

ゼミによっては成績(GPA)を判断材料にしているようですが,うちのゼミではGPAは全く見ていません。なぜならば,GPAが低くても論理的思考力に優れた学生を過去何人も見てきたからです。さらに,そもそも私自身学部時代成績が大変悪かったという事実があります。授業以外の活動に重きを置いていたためですが,その経験が今に活きているので,GPA至上主義に陥ることに抵抗感をもちます。

また面接における対話を重視するゼミがありますが,このゼミではそれも重視しません。面接の対話に重きをおいてしまうと,見た目の良い(容姿だけでなく服装や態度も含む)学生や社交的な学生が選ばれがちだからです。社交的でない学生の中に,地味な作業をいとわず,粘り強く思考し続ける学生が含まれています。そういう学生にゼミに所属して欲しいのです。

教員からテーマを与えられて,従順にその指示に従う学生はこのゼミではあまり評価されません。自発的に研究テーマを持つことができる学生,簡単に答えが出ないことを面白がる学生に門を叩いてもらいたいと考えています。

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