愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

リクルート・スタイル

2007年12月08日 | 就職
この季節になるとリクルート用スーツを買う3年生が多く,まれに相談を受けることがあります。学生は「~でなければならない」という厳格なマニュアルに振り回され,不安がっているようです。

私のほうから簡単にスーツ選びのアドバイス。小売店ではよくリクルート用スーツという名称・スタイルでスーツを販売していますが,本来スーツに,リクルート用,面接用などの区別があるわけではありません。ですので,そういう小売店の思惑に囚われず,普通のビジネスマンが買うようなスーツも含めて幅広い選択肢から自分に合うものを買って下さい。基本的にシングル前のダークスーツならOKです。ダークスーツというのは,紺,濃グレー,黒のスーツを指します。ただ,柄ものは着こなしが難しく(シャツやネクタイ選びが難しい),なれない人が着ると下品に見えます。無地がいいでしょう。紺の無地なんてダサいと思うかもしれませんが,日本人の肌色に最も合います。きちんと着こなせば,シャープで知的な印象を与えます。それに紺無地にも生地や色合いによって色々バリエーションがあります。黒は最近流行りですが,意外にシャツやネクタイを合わせるのが難しいです。シャツやネクタイの色とコントラストが強くなりすぎて,下品に見えるのです。

スーツの着こなしの基本はフィッティング(体に合うかどうか)です。学生でスーツの似合わない人は大変多いのですが,そういう人をよく見てみるとたいていサイズが合っていません。オーバーサイズなのです。当たり前ですがジャストサイズで着るとよく似合います。肩が落ちず,背中に余分なしわができず,手の甲が袖で隠れないジャストサイズのスーツを着ると,なれた感じが出て,カッコよく見えます。リクルート用スーツ以外のものも含めて幅広い選択肢からジャストサイズを選んでください。最悪なのは襟が首周りから離れてしまっているものです。スーツを試着して,姿見で,肩,背中を何度も映して,店員さんに確認してもらってください。

小売店で勧められるのか,ストライプ柄(レジメンタル)のネクタイを買う学生が多いようです。とくに赤系。若々しく見えるということで,買うのかもしれません。ただ,ストライプ柄,とくに赤系は意外に合わせるのが難しいネクタイです。シャープな印象を与えることができますが,攻撃的な印象も与えてしまいます。紺のスーツ,白のシャツに赤系のストライプ・ネクタイを合わせると,コントラストがきつく,下品に見えることがあります。品よく見せるためのは,ストライプよりは小紋やピンドット柄がいいでしょう。色はスーツ,シャツと同系色にまとめるのが無難です。うまくグラデーションをつければ,落ち着いた印象を与えます。

靴は,スーツ,シャツ,ネクタイを買った残りのお金で買うことが多いので,いいものを買うことができないかもしれません。しかし,できれば,スーツやシャツ代をケチっても,これにお金をかけてください。いい靴をはいていると見栄えがするのです。安いスーツを着ていても,靴がいいとそこそこのものに見えるのです。そして,靴はしょっちゅう磨いて,手入れしてください。汚い靴はだらしない印象を与えてしまいます。

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