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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

憧れのロマンスカー VSE 引退!~OER50000形

2022-01-25 20:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

まだまだ新しいと思っていた、小田急ロマンスカーの VSEこと50000形がまもなく引退するというショッキングな情報が飛び込んできた。現在都心では急速に進んでいる、ホームドア設置の関係から今回の引退劇とされているが、真相は定かではない。

アントンKと小田急ロマンスカーの関わりは、昔から沿線住民でもなくさほど思い入れが強く残っている電車ではない。ただ幼少期に、箱根への旅行で乗車した記憶は今でも鮮明に残り、当時乗車した3000形SE車は、そんなことも手伝って晩年になって撮影に出ていたことが思い出される。御殿場線に乗り入れ、「あさぎり」号として運転されていたが、重心が低く小振りのい車体に見えた想いが蘇る。重連運転を狙って動いていたことも今では懐かしい思い出だ。

3100形や10000形にも乗車経験はあるが、今回の VSE 50000形は、圧倒的に豪華で現代的な車輛だった印象を持っていた。もう3年も前になるが、愛孫を連れてこの50000形の展望席を奮発し、箱根まで乗り鉄したことも今となっては良き思い出となっている。すでに後継の70000形も活躍しているロマンスカーシリーズ。引退しても、第二の職場でさらに優雅な走りを見せて欲しい。

掲載写真は、お正月の干支ステッカーを張り付けて疾走する特急「はこね」号。幾つになっても、展望席はロマンスカー憧れの特等席に変わりはない。   2011-01-10

 


ロクロク美学~EF66

2022-01-24 20:00:00 | 鉄道写真(EL)

アントンKが鉄道模型に目覚めたのは、写真撮影よりも古い時代の昭和40年代だった。当時、カツミ模型店が魚籃坂下近くにあり、幾度となく通って品定めをした古き良き思い出があるのだ。ショーウィンドに並ぶ車両たちを見てはため息を何回ついたことだろう。当時から好きだったEF66と581系電車を天秤にかけ、迷いに迷った挙句、581系電車を買ってしまうのだが、限られた資金の中から、先頭車のクハネとモーター車のモハネを買った記憶があり、後ろ髪をひかれながらEF66は後回しとなった。

そんな駆け出しの時代を経て、いつかロクロクが旅客列車を牽かないかという夢も叶い、そしてこのEF66は、現代でも現役で活躍している誠に華やかな歴史を未だに刻んでいる。デビュー当時から、他に類を見ないフォルム、当時の日本最大出力の持ち主であったEF66は、民営化後マイナーチェンジした100番台車が登場するが、機関車ファンの間では、相変わらず初期車0番台車が人気のようで、今や唯一となった27号機に人気がさらわれている状況のようだ。しかし原型はよく保っている27号機ではあるものの、やはり往年の姿からは一歩も二歩も譲らざるを得ない。

掲載写真は、アントンKが夢にまで見た特急貨物機ロクロクが、ブルトレの先頭に立つ姿に見慣れてきた頃、EF66の最も美しいカッコいい角度を狙って撮影した時のもの。ロクロクは流線型が美しく、それを強調したかったようで、色々な試験画像を探すことが出来る。こう見るとやはりパンタグラフは、大きい方がお似合いに見えてしまう。

1991-01-30   8      EF66 45  富士   JR東日本/東海道本線:平塚付近にて


雪のヨコカル「怒涛の三重連」~EF63

2022-01-22 17:00:00 | 鉄道写真(EL)

今年は日本列島が次々と寒波に襲われるケースが多いように思う。関東地方も、今が寒さの底だろうか、毎日寒い日が続いている。南岸低気圧が太平洋から近づいてくると、東京でも場合によっては雪になり、馴染みの景色が一変することだろう。来月あたり、そんな日が数日でもあるのではないかと、今からソワソワしているのだ。

この季節思い出すのが、関東地方に雪予報が出た時、よく出向いていた碓氷峠のロクサン撮影。横川側と軽井沢側では積雪量が違い、移動するのも大変だったことを思い出す。積雪も思い描いていた通りには大概ならず、苦慮する場面も多かった。

掲載写真は、そんな時代何度か通い詰めた時期の一コマ。この時は、前日の雪が好天で溶け出してしまい、みるみる景色が変わってしまって、焦りまくった思い出が蘇る。背景の山々の木々にはすでに雪は無く、かろうじて線路端の積雪がわかるように接近戦で狙った。前日夜行のスキー臨の返却回送だが、一番良い時間に峠を下りてくるスジで、この画像も懐かしさが込み上げる。当時は何も感じなかった普通の12系客車だが、今こうして見ると実に重厚で良いものだ。

1992-02-01  回9304     EF63 23+17+EF62 54  12系x10  JR東日本/信越本線:軽井沢-横川


懐かしい国鉄型電車の共演~185系/167系

2022-01-20 20:00:00 | 鉄道写真(EC)

毎年梅雨明けを待って出向いた新子安、滝坂。新子安には、学生時代から何かと縁があり、先輩に連れられて最初に出向いてからブルートレインが消滅するまでの数十年間、誠によく訪問したものだった。京浜線のホームからでもお気軽に撮影は可能だったが、鶴見側、東神奈川側と撮影地を散策するのも楽しみの一つで、あまり同業者も見かけない当時の光景は、大動脈東海道を満喫するのに相応しいポイントだったと思う。

近年、背の高いマンション等が線路端に立ち、早朝の影落ちが酷くなってしまったようだが、それでも20数年前までは、日の出間もない時間からよくカメラを構え、東京を目指す長距離列車を迎え撃ったもの。手前の京浜線に邪魔されることもしばしばで、天気とも相まって手こずった思い出も多く話題は尽きない。ここでは、メインで撮影した寝台列車は、以前載せているので、やはり並走を狙っていたものの中から1枚掲載。今や亡き特急「はまかいじ」と伊豆への臨時快速「伊豆マリン」との並走シーンである。アントンKは、ある日、たまたまこのシーンにブルトレが加わった3列車並走に出くわし、この瞬間に何度かチャレンジした。掲載した写真の日も、狙っていたブルトレが姿を見せず、代わりに京急800系が顔を出すというオチが付いた、悔しい思いの残る画像。今にしてみれば、全てが懐かしく素敵な光景に映るのである。

1998-07-18 特急「はまかいじ」 快速「伊豆マリン」    JR東日本/東海道本線:新子安付近


挨拶を交わして~EF64重連同士の交換

2022-01-17 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

機関車同士の重連運転が見られるのも、珍しい時代となってしまった。全国を見渡せば、辛うじて中央西線の貨物列車にその雄姿を日常の光景として幸いにも見ることが出来る。なかなか時間的に会いづらい列車たちではあるが、まだ見たことが無いファンの方々が居られるのなら、無理をしてでも同一機関車による重連運転の雄姿を目に焼き付けて置いて頂きたい。本の数年前までは、ごく当たり前だった光景に過ぎず、そんな日常は、あっという間に移り変わってしまうのだろう。そんなシーンは機関車ファンなら、一生の宝となるはずだ。

まだEF64の0番台が中央西線で最後の活躍をしていた頃、四季折々、数々のシーンを目指して出向いていた時代がある。そんな思い出の中から1枚掲載しておきたい。目の前に広がる複雑に絡み合った線路に心打たれ、しばし立ちすくんでいたことを思い出している。ダブルスリップがダブルクロスポイントと絡んでいるような、一瞬どう進路があるのか判らなかった。塩尻駅は、同じ中央線でも、東線と西線で進行方向が変わる線路配置で、それにその先の篠ノ井線に繋がっているからか、当時のアントンKも考えさせられた記憶が蘇る。下り貨物列車を待っていると、突然逆方向からロクヨン重連のタキ列車が進入してきて、「あわやっ!」と思われたが、目的の下りロクヨン重連がひょっこり顔を出してくれた。思うように撮影出来なかったから、遊び心満載でシャッターを切ってみた。

2006-02-03  5883  EF64 71+73                  JR東日本/篠ノ井線:塩尻駅