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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

編成美が魅力の列車たち~EF65

2022-01-27 17:00:00 | 鉄道写真(EL)

昔から鉄道写真の醍醐味は、編成美にあるものと思っていた。ブルートレインを代表とする寝台列車や、日中走る特急電車でさえ10両以上の車両を連ねており、写真にすると迫力があり、まとまり易い構図で撮影出来ていた。しかし近年では、そうした花形列車たちは姿を消し、列車編成も短編成化していったため、写真にした時の構図そのものを見直さざるを得なくなってきている。何をどう撮るのか、という写真の基本をもう一度見直すことで、アントンKの場合は、昔より考える構図の幅が大きく広がったと思うが、好きで撮影している以上、出来ることならその時の現場での気持ちに逆らいたくはない。編成美を感じられるような列車には、そんな最良のポイントを選びカメラを構えたいのだ。

現在、編成美を感じられる格好の被写体は、ブロックトレインと呼ばれる貨物列車たちだろう。トヨタのロングパスエクスプレスに始まり、西濃や福山通運など、専用のコンテナを連ねた編成は実に美しい。今後もさらに増発する可能性だってあるこれらの列車たちは、大袈裟に言えば、かつてのブルトレを彷彿とさせ、全国数々のシーンで撮影意欲が沸いてくる。この時代にちょっと嬉しい列車たちなのである。まだ出くわしたことのないような、美しい編成美を狙って、今後も線路端に立てたらと胸を熱くしているのだ。

掲載写真は、記事とは外れてしまったが、以前高崎線を走っていたセメント列車。専用貨物ではないようだが、ホキを連ねた編成はやはり美しいものだった。

1989-03-11         EF65 515      JR東日本/高崎線:岡部-本庄