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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

北行きの「カートレ北海道」はED75へ

2021-04-25 20:00:00 | 鉄道写真(EL)

東海道スジのカートレインに続いて、北へと向かう「カートレイン北海道」を掲載しておく。当時は、民営化間もない時期にあたり、世の中好景気も手伝って、多種多様な列車が設定されていた印象があった。ジョイフルトレインやシュプール号などは、その代表列車ではなかったか。九州に続け!とばかり、カートレは北海道にも設定され、3往復あった当時の「北斗星」とともに多客時のみだったが、カートレインの運転が始まった。

当時からED75が好きだったアントンKは、やはりナナゴの「カートレイン」を狙いによく出向いたもの。「北斗星」がEF81の通し運転だったことに対し、「カートレイン北斗星」は、EF65→ED75とスイッチされていたのだ。但し、運転時刻が早朝となっていて、撮影には大変苦労した思い出がある。この日も、晴れてはいるが、霧にやられて露出が稼げずに縦位置の正面狙いで妥協しているようだ。当時のカラーリバーサルフィルムでは増感してASA200が限界だった。

1989-07-23 8010ㇾ ED75729 カートレイン北海道 JR東日本/東北本線:金谷川付近


マイカーとともに列車旅~EF65PF

2021-04-24 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

言わずと知れたカートレイン。昔は、夜行列車でもこういった変わり種列車も存在していて、バラエティに富み楽しめた。このカートレインは、都内から九州を結ぶカートレ九州に始まり、北海道までのカートレ北海道や、名古屋始発で九州まで行ったユーロライナーを使った列車までに発展した。アントンKの知っている列車はこのこらい、まだ他にもこの手のカートレはあったかもしれない。

掲載写真は、そのカートレイン九州号。当初は20系ナロネ21の編成で運転開始。後部の自動車積載車は、パレット型の改造客車が使用され、側面に「カートレイン」と愛称板が付いていたと記憶している。この日、金谷の大カーブも朝霧に覆われて露出もなく撃沈状態。おまけに、美しくカーブして林立していた木製ポールも、コンクリート製へと工事中の最中で景観が乱れがっかりした思いが湧き出てくる。ここでよく見る立ち位置より低いことが、当時の心境を物語っているようだ。

1990-07 8012 ㇾ  EF651104 カートレイン九州 JR東海/東海道本線:菊川-金谷


新緑眩しい木曽路へ~EF64

2021-04-22 20:00:00 | 鉄道写真(EL)

EF64と言えば、アントンKの中ではいまだに中央線のイメージが強く残っている。これは、この機関車の生い立ちということよりも、自分が国鉄時代から見てきたものが、そのまま残ってしまっているからなのだろう。同じことがEF64 1000番台にも言えて、機関車からはどうしても上越の地が離れない。あれだけ東海道や総武線で撮影もしたが、やはり第一印象は強く残るものなのだ。

前にも書いたが、アントンKはロクヨンでは0番台の方が好みであり、福米で当初活躍していた時代を除けば、おおよそ全国でロクヨンに出会ってきた。そんな印象を思えば、やはり中央線や篠ノ井線を重連で走る姿が蘇ってくる。晩年長岡区に配置されたEF64がマークを装着して「あけぼの」けん引に当たった時代があるが、やはり今思えば、ロクヨンは山の機関車でスター機関車とは一線を画すと思っている。地味だが頼れる機関車のイメージがアントンKの中では相変わらず残っているのである。

掲載写真は、新緑の中央西線を往くEF64重連貨物列車。きっとこれからの時期、新緑が美しく心洗われることだろう。おおきく深呼吸しながら列車を待ち、山にコダマするジョイント音を聞きながら、また過ごしてみたくなった。

2007-05-12  5883ㇾ  EF6433+34   JR東海/中央西線:贄川-日出塩

 


真夏の朝の夢EF63との離合~581系

2021-04-20 20:00:00 | 鉄道写真(EC)

碓氷を越えた581・583系はいない。他形式の特急電車にあるような、189系・489系といったような碓氷峠対策区分が最初から存在しないのだ。国鉄が民営化されると、全国的に見ても何でもありの状況になったきた印象があったから、もしや大好きな583系電車もロクサンに牽かれて碓氷を越えるかも?何て妄想したものだ。

そんな想いは、ついには叶わなかったが、組み合わせは無理でも並びなら、ということで何度かチャレンジしたことがある。かつて季節臨で「シャレー軽井沢」という夜行列車の設定があった。これは関西から北陸周り長野経由でやってくる今で言うところのリゾート列車だった。確かに紛れもなく581系電車だが、当時の西日本の581系には原色塗色はなく、顔色の悪い下地塗装のような配色のもので、どうにも好きになれなかったことを思い出す。581系も、JR化後は普通電車用に格下げされたり(419系・719系など)、見るに堪えない車両も増えていたが、この西日本の塗色も別の意味で印象深いものとなっている。

夏特有の深い霧に覆われた、軽井沢駅に姿を現わした581系電車と中線で待機中の峠の主EF63。何にでも言えることだが、やはりオリジナル塗色が一番しっくり感じてしまう。

1993-08-03   9318M シャレー軽井沢 号  JR東日本/信越本線: 軽井沢