今年の桜前線は稀に見る速さで北上しているようだ。すでに北東北まで達しているらしく、これも温暖化の弊害なのか。確かに東京では、ここ最近は春の陽気を通り越し、上着要らずの半袖の方々も街で見受けられるのだ。ここまで忙しいと、桜前線とともに移動して楽しもうなんてことは不可能で、増して週末ごとに天気が崩れる始末で、なかなか思うようにさせてくれない。もっとも、感染症も相変わらずの状況で、気分よく出かけられるはずがない。来年の今頃には本当に落ち着いて欲しいものだ。
東北線沿線の桜の名所といったら、まず挙げられる船岡の桜。今では遊歩道も整備され、線路を渡る歩道橋も出来ているから、さらにアクセスしやすくなった。アントンKも、この時期の東北遠征時には、必ず立ち寄っていたポイントで、丸一日楽しめる場所でもある。今年は行かず仕舞いだが、城址跡から見る蔵王連峰をバックの千本桜の雄大さを思い出している。
掲載写真は、まだED75が元気だった時代のもの。色とりどりのタキを連ねた賑やかな貨物列車を、見かけ三重連(次々のED75は無動)のED75が牽いてきた。
1997-04-12 5879ㇾ ED75 118+121+108 JR東日本/東北本線:船岡付近