恒例となった春のダイヤ改正では、毎年のように国鉄時代の車輛たちが淘汰されてしまい、趣味の世界では一時話題になるものが多い。今回の改正では、E351系のようにJR化後に登場した車輛の引退が始まり、昭和は遠くなりにけり、と改めて実感しているところだ。
「国電」なんて言うとお若い方々には聞きなれず、すでに死語に属してしまうだろうが、国鉄時代には、電車をさして「国電」と呼ぶことがあった。現在のようなステンレス車ではなく、鋼体の電車がほとんどで、各路線色別されていたのは今も変わらない。
アントンKにとって、当時一番馴染み深かった中央線から画像を添付する。ちょうど今頃の季節、都内の桜も満開を迎えるころに撮影した東中野。まだまだ101系電車が主力だった中央線の特別快速が、駆け抜けるシーン。運よく後方には、緩行線の黄色い101系も現れ文字通り花を添えてくれた。
1978-04-09 Mc100-207 特別快速 中央線/東中野付近