![Autum_moon_party_7 Autum_moon_party_7](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/dd/90e819af88bebec78530dcde35b8b411.jpg)
天気予報では、昨日の時点で関東地方は曇りで、厚い雲におおわれて名月は臨めそうもないという予報だった。ところが、午前中から暑いくらいの陽気になり、空も若干の雲はあるにせよ、これで名月が見えないの?と疑問にかられるほどだった。先日の月食の日とは明らかに違う。案の定、夕刻になって雲はほとんど無くなり、気付いた時(午後5時50分頃)には、まだほの明るい空に名月が浮かんでいた。
大急ぎで帰宅すると、さっそく「観月の宴」の準備だ。お団子と季節の野菜をザルに盛り、純米酒をそなえ、用意したススキを花瓶に活ける。灯りを消して、月明かりだけで鑑賞する。月の光に照らされて、畳にススキの影が映ったが、弱い光でカメラまして携帯のカメラでは全く露光不足であった。
煌々と夜の闇を照らす、美しい名月だった。やや左弦の下がまだ丸くなりきれていない。それなのに、その微妙なアンバランスがいいのか、美しいと思う。そこで思わず一句口から漏れい出た。
名月を 愛(め)でる宴(うたげ)の 枯れ薄(すすき)
この句をこの記事のタイトルにすることにした。