「2007年問題」というものがある。どんな問題なのかと調べてみると、ベビーブーマー(団塊)世代が大量退職する問題だというのだ。まてよ、それのどこが問題なのだ! オレもいわゆる団塊世代のひとりだが、もうとっくに企業社会からリタイアしたも同然だった。オレのまわりにいる連中だって、リストラされてNPOをたちあげたHとか、ミュージシャンだか、彫刻家だかわからない何をしているのかわからない連中ばかりだが、かれらには2007年問題はないらしい。
もし大量の労働者不足が危惧されるなら、正規採用の道の閉ざされた若者たちにとっては、かってないチャンスだし、むしろ喜んでその道を後進に譲った方がよろしい。
大量の老人が溢れて、年金資金が底をつくという話を本当はしたいのに、それを給付年齢を引きあげたり、退職年齢を引き上げたりのアノ手コノ手で要するに、早く死ぬのを待っている訳だ。年金を仕切って来た肝心の社会保険庁こそがリストラせねばならない汚職まみれの黒い官庁であるはずなのに、計画ばかりがブチあげられるばかりで(分割案、民間委託など。委託(痛く)も痒くもないんじゃないの?)ちっとも進んでいない。
国民の年金の資産運用で大損失を出し、年金を使って保養所や豪華施設のハコものばかりをブチ建てて年間何億もの維持経費を使いながら、結局赤字経営でハコ自体を安く手放さざるを得ないと言うお役所経営、バカにするにもホドがある!
それでいて、オレの周りには国民年金も払えなくて、結局年だけとっても年金ももらえなさそうなヤツばかりだ。
これを別名「負け組」と称して、自己責任で怠惰だからだと言ったのが団塊世代のジュニア世代の成功者ばかりだった。ヤツらはオヤジ世代を乗り越えるために、詐欺まがいのイメージ戦略を使った。その実ベンチャー企業の粉飾決算にすぎなかったのだが……。
2006年巷を沸かし、またそのことによってやっと元気の出てきた若者世代のパワーを粉砕したのは、このほとんどバビロン化した爛熟する資本主義を手玉に取ろうと画策した拝金主義の団塊ジュニア世代だった。その代表格としてのホリエモンは、まさしくアプレゲールの代表だった山崎晃嗣(「光クラブ」事件。「オー、ミステーク事件」とも言われる)の再来だった。
ホリモンはポスト・バブルの金貸し業「光クラブ」の山崎晃嗣そのものだった(2006年1月25日付けの記事を参照のこと)。オレはそのことをもこのブログで指摘したが、山崎をモデルにした三島由紀夫の小説があって、それが『青の時代』というタイトルだったことに吃驚した。そして、その文庫版の帯でもライブドア事件との暗合を示唆してした。世の中が、どうやらオレと同じ認識に達していたらしい。
そして、このホリエモンは終始ベビブ-マ-世代を敵対視していたことを思い出そう。
そして、同じ年、この国の首相に「シラケ世代」の代表のような保守主義の人物が、空辣な「美しい国へ」と言う新書本の著作をもって登場し政権交替した。そして、めざましいほどの憲法改正を見据えた後ろ向きの法律を立続けに立案立法化した。この男の理想には戦後政治の首領とも言われる戦犯にして60年安保首相である出っ歯の岸がいる。
そのにこやかなポーズ、夫人と仲良く手をつないでみせるマスコミ向けのポーズの後ろにはこの国を「美しい国」どころか、ふたたび軍事力をかねそなえた大国にして、戦争がふたたびできる国の体制を整えようと言う保守正統の悲願が見えかくれしている。この男の頭の中には、「尊敬する」「祖父」の悲願(憲法改正)を祖父に代わって実現するという執念しかないに違いない。
忘れてはならないのは、祖父岸信介は巣鴨プリズンに拘留されたA級戦犯であったのみならず、太平洋戦争に積極的にかかわり(満州国の高官、東条内閣で大臣)死ぬまで侵略戦争認識を拒否した人物だったということだ。そのような人物を祖父にもち、それどころか尊敬するけなげな孫首相なのである。
シロかクロかで分類するのは本意ではないのだが、あえて言わせてもらえばこの国の大部分のピープル(民衆、人民)が実は「負け組」化しているのではないだろうか?
このまま負け続けるのか?
高笑いをするのは、ひとにぎりの支配者階級であり、政府高官、官僚だけなのか?
(ブログ中の連載で中断しているものがありますが、年を越してしまいましたが気長にお待ち下さい。長いスパンで見ることが大事です(笑)。)
もし大量の労働者不足が危惧されるなら、正規採用の道の閉ざされた若者たちにとっては、かってないチャンスだし、むしろ喜んでその道を後進に譲った方がよろしい。
大量の老人が溢れて、年金資金が底をつくという話を本当はしたいのに、それを給付年齢を引きあげたり、退職年齢を引き上げたりのアノ手コノ手で要するに、早く死ぬのを待っている訳だ。年金を仕切って来た肝心の社会保険庁こそがリストラせねばならない汚職まみれの黒い官庁であるはずなのに、計画ばかりがブチあげられるばかりで(分割案、民間委託など。委託(痛く)も痒くもないんじゃないの?)ちっとも進んでいない。
国民の年金の資産運用で大損失を出し、年金を使って保養所や豪華施設のハコものばかりをブチ建てて年間何億もの維持経費を使いながら、結局赤字経営でハコ自体を安く手放さざるを得ないと言うお役所経営、バカにするにもホドがある!
それでいて、オレの周りには国民年金も払えなくて、結局年だけとっても年金ももらえなさそうなヤツばかりだ。
これを別名「負け組」と称して、自己責任で怠惰だからだと言ったのが団塊世代のジュニア世代の成功者ばかりだった。ヤツらはオヤジ世代を乗り越えるために、詐欺まがいのイメージ戦略を使った。その実ベンチャー企業の粉飾決算にすぎなかったのだが……。
2006年巷を沸かし、またそのことによってやっと元気の出てきた若者世代のパワーを粉砕したのは、このほとんどバビロン化した爛熟する資本主義を手玉に取ろうと画策した拝金主義の団塊ジュニア世代だった。その代表格としてのホリエモンは、まさしくアプレゲールの代表だった山崎晃嗣(「光クラブ」事件。「オー、ミステーク事件」とも言われる)の再来だった。
ホリモンはポスト・バブルの金貸し業「光クラブ」の山崎晃嗣そのものだった(2006年1月25日付けの記事を参照のこと)。オレはそのことをもこのブログで指摘したが、山崎をモデルにした三島由紀夫の小説があって、それが『青の時代』というタイトルだったことに吃驚した。そして、その文庫版の帯でもライブドア事件との暗合を示唆してした。世の中が、どうやらオレと同じ認識に達していたらしい。
そして、このホリエモンは終始ベビブ-マ-世代を敵対視していたことを思い出そう。
そして、同じ年、この国の首相に「シラケ世代」の代表のような保守主義の人物が、空辣な「美しい国へ」と言う新書本の著作をもって登場し政権交替した。そして、めざましいほどの憲法改正を見据えた後ろ向きの法律を立続けに立案立法化した。この男の理想には戦後政治の首領とも言われる戦犯にして60年安保首相である出っ歯の岸がいる。
そのにこやかなポーズ、夫人と仲良く手をつないでみせるマスコミ向けのポーズの後ろにはこの国を「美しい国」どころか、ふたたび軍事力をかねそなえた大国にして、戦争がふたたびできる国の体制を整えようと言う保守正統の悲願が見えかくれしている。この男の頭の中には、「尊敬する」「祖父」の悲願(憲法改正)を祖父に代わって実現するという執念しかないに違いない。
忘れてはならないのは、祖父岸信介は巣鴨プリズンに拘留されたA級戦犯であったのみならず、太平洋戦争に積極的にかかわり(満州国の高官、東条内閣で大臣)死ぬまで侵略戦争認識を拒否した人物だったということだ。そのような人物を祖父にもち、それどころか尊敬するけなげな孫首相なのである。
シロかクロかで分類するのは本意ではないのだが、あえて言わせてもらえばこの国の大部分のピープル(民衆、人民)が実は「負け組」化しているのではないだろうか?
このまま負け続けるのか?
高笑いをするのは、ひとにぎりの支配者階級であり、政府高官、官僚だけなのか?
(ブログ中の連載で中断しているものがありますが、年を越してしまいましたが気長にお待ち下さい。長いスパンで見ることが大事です(笑)。)