ちょっと吃驚してしまった。デジタル・ヒッピー(その概念が存在するとして)の先駆者であり、成功者であったスティ-ヴ・ジョブズが10月5日に亡くなったと言うのだ。
自ら創業したアップルコンピュータ社のCEOを、この8月に退任し会長に就任したばかりだった。
自らは大学中退のS・ジョブズがスタンフォード大学で行った卒業記念スピーチは感動的だ(2005年)。スティーヴにとっても最初の卒業式出席だと言って笑わせる(笑)。
講演のテーマは三つある。スティーヴは、自分がなぜ大学をやめたかを語る最初のエピソードは、自分の生い立ちを語るものだ。
スティーヴを身籠った母親は、その時まだ大学院生だった。母は生まれたばかりのスティーヴを里子に出す。
スティーヴを貰い受けた育ての親は、義母が大学中退で義父は高校さえも中退だった。実母はその子を大学を卒業させる事を条件に許諾書類にサインする。
そして17年後に入ったリード大学は、両親の収入を食うだけのものだった。半年ほどでやめた。それから一年半スティーヴはモグリの学生として好きな学科だけに顔を出す。そのひとつにカリグラフィがあった。
スティーヴが仲間とつくったMacがフォント搭載のコンピュータとなったのは、その時の美しい書体、カリグラフィとの出会いがあったからだ。
これがひとつめの「点と点をつなげる」。
次のテーマは「愛と喪失」。スティーヴが自らの会社アップル・コンピュータ社から放逐されて不遇の時代を過ごした11年間を語るものだ。
その11年間の不遇こそが、スティーヴにあらたな創造の機会を与えた。その時、スティーヴは30歳。
スティーヴは再度ふるいたって新たな会社を興す。NeXTおよびピクサーだ。
ピクサーはデジタルアニメの先駆者となり『TOY STORY』を生み出す。NeXTは当時業績不振に陥っていたアップルに買収され、スティーヴは一年後にアップルのCEOに返り咲く。この間に、スティーヴは生涯の伴侶とも出会う。
その三つめのテーマが「死について」。もちろん、スティーヴの死の元凶になった膵臓がんについてのエピソードを語る。このエピソードの中でスティーヴは彼の世代のバイブルであった『全地球カタログ』(ホール・アース・カタログ)からいかなるインスピレーションを受けたかを語る。
アナログ時代の”Google”であり、エコロジカルなライフスタイルを提唱していた『全地球カタログ』の最終号の裏表紙に印刷されていた発行人スチュアート・ブラントのメッセージ!
”ハングリーであれ、バカであれ!”
スティーヴは、いまこの言葉を卒業生の皆に贈ろうと語るのだ。
http://youtu.be/jQkJsyDUFhU
膵臓がんは彼の命を奪った(享年56歳)。ボクらにデジタルなヒッピー・ライフのスタイルを過ごすツールを与え示してくれた天才スティーヴ・ジョブズよ、安らかに眠れ!
ありがとう。合掌。
(一Macユーザーから愛を込めて)
自ら創業したアップルコンピュータ社のCEOを、この8月に退任し会長に就任したばかりだった。
自らは大学中退のS・ジョブズがスタンフォード大学で行った卒業記念スピーチは感動的だ(2005年)。スティーヴにとっても最初の卒業式出席だと言って笑わせる(笑)。
講演のテーマは三つある。スティーヴは、自分がなぜ大学をやめたかを語る最初のエピソードは、自分の生い立ちを語るものだ。
スティーヴを身籠った母親は、その時まだ大学院生だった。母は生まれたばかりのスティーヴを里子に出す。
スティーヴを貰い受けた育ての親は、義母が大学中退で義父は高校さえも中退だった。実母はその子を大学を卒業させる事を条件に許諾書類にサインする。
そして17年後に入ったリード大学は、両親の収入を食うだけのものだった。半年ほどでやめた。それから一年半スティーヴはモグリの学生として好きな学科だけに顔を出す。そのひとつにカリグラフィがあった。
スティーヴが仲間とつくったMacがフォント搭載のコンピュータとなったのは、その時の美しい書体、カリグラフィとの出会いがあったからだ。
これがひとつめの「点と点をつなげる」。
次のテーマは「愛と喪失」。スティーヴが自らの会社アップル・コンピュータ社から放逐されて不遇の時代を過ごした11年間を語るものだ。
その11年間の不遇こそが、スティーヴにあらたな創造の機会を与えた。その時、スティーヴは30歳。
スティーヴは再度ふるいたって新たな会社を興す。NeXTおよびピクサーだ。
ピクサーはデジタルアニメの先駆者となり『TOY STORY』を生み出す。NeXTは当時業績不振に陥っていたアップルに買収され、スティーヴは一年後にアップルのCEOに返り咲く。この間に、スティーヴは生涯の伴侶とも出会う。
その三つめのテーマが「死について」。もちろん、スティーヴの死の元凶になった膵臓がんについてのエピソードを語る。このエピソードの中でスティーヴは彼の世代のバイブルであった『全地球カタログ』(ホール・アース・カタログ)からいかなるインスピレーションを受けたかを語る。
アナログ時代の”Google”であり、エコロジカルなライフスタイルを提唱していた『全地球カタログ』の最終号の裏表紙に印刷されていた発行人スチュアート・ブラントのメッセージ!
”ハングリーであれ、バカであれ!”
スティーヴは、いまこの言葉を卒業生の皆に贈ろうと語るのだ。
http://youtu.be/jQkJsyDUFhU
膵臓がんは彼の命を奪った(享年56歳)。ボクらにデジタルなヒッピー・ライフのスタイルを過ごすツールを与え示してくれた天才スティーヴ・ジョブズよ、安らかに眠れ!
ありがとう。合掌。
(一Macユーザーから愛を込めて)