日本列島は、今日いずこも雪模様に見舞われた。関東そして東京は昼前から雪が降り、相当な積雪となった。先日の雪もまだ残っているところへ、さらに新たな雪が降り積もった。
21年ぶりの大晦日の雪となり、明日、あと数時間あまりで雪景色の元旦を迎えることになる。
大晦日の午後、ボクは雪掻きを始めた。今晩、ボクはライブハウスへ行こうと思っていた。年越しでライブを楽しもうと考えていたのだ。しかし、雪掻きは思わぬ時間を取ってしまった。ボクはいつのまにか、この大量の雪を使ってあるものを作り出していたのだ。
おおよそ1時間で、それは完成した。ボクは雪掻きの雪を一ケ所に集めて固め、ほんやら洞つまりカマクラを作っていたのだ。ボクは、その中に蝋燭を点した。そうしたら、そうかと思いついた。今年一年の災害の年とでも言えそうな2004年を送るにあたって、自分の気持ちとしても何か鎮魂のオブジェを作りたかったのだ。それに、カマクラは先日の新潟県中越地震の被災地の冬の風物詩でもあるものだ。
そしてひとは何故、火を点すのだろう? 火を焚くのだろう? 深い太古の記憶のように、ボクは火を点して鎮魂したかったのかも知れない。
かって、いにしえの人は、大地は身じろぎもせず確かなもので、永遠に続くものだと思っていた。
いま、ボクらは大地は宇宙空間の軌道上を周回する繊細な星がもたらした生態系のめぐりの奇蹟だと知っている。大地はその生成の時のように、ゆらぎもすれば、爆発も、崩落もするものなのだ。いつなん時、小惑星が衝突するかも、地軸がずれるかもしれない。その前に、確実にco2の排出による温暖化、大気中に放出されたフロン(冷却剤として大量に冷蔵庫、カークーラー使用された)によるオゾンホールによって、倍増した紫外線で皮膚ガンなどの致命傷を受けるとも限らない。
どうか、戦争のための出費、税金からの軍事費の支出をただちに止め、その経費を地球へのいたわりと緑化を含めた地上の地衣、環境の快復のために支出し、その研究、援助のために使われますように……。
想像してごらん! そう、イマジン! この地球が、戦争を放棄した上に自然災害や台風や、ハリケーンや洪水などの被害を地を豊かにするものとして受け入れ、共生する、癒しと豊かな回復力に満ちたグリーントピア(エコトピア)になった時のことを!
想像してごらん! 思いは叶い、そこにボクたちすべてが暮らし、息づいていることを!
そして、そのために火をともそう! たとえ頼り無い一本の蝋燭の火であっても、希望の光となるものをともそう!
さっき見たら、軒先きに出来たほんやら洞、カマクラのなかでは静かにほのむらが点灯し続けていた。頼り無い、一本の蝋燭だが、静かにボクの鎮魂の思いと希望の祈りを伝えていた。
(新潟県中越地震、スマトラ沖地震と津波の被災者そしてファルージャでの虐殺で殺されたイラクの人々、いまも飢えで苦しみ亡くなった人々、テロや戦争で犠牲となった人々、10年前の阪神淡路大震災でなくなった人々そして一年前に亡くなったわが母を含めてボクからのささやかな鎮魂の思いの火とさせて下さい……)
21年ぶりの大晦日の雪となり、明日、あと数時間あまりで雪景色の元旦を迎えることになる。
大晦日の午後、ボクは雪掻きを始めた。今晩、ボクはライブハウスへ行こうと思っていた。年越しでライブを楽しもうと考えていたのだ。しかし、雪掻きは思わぬ時間を取ってしまった。ボクはいつのまにか、この大量の雪を使ってあるものを作り出していたのだ。
おおよそ1時間で、それは完成した。ボクは雪掻きの雪を一ケ所に集めて固め、ほんやら洞つまりカマクラを作っていたのだ。ボクは、その中に蝋燭を点した。そうしたら、そうかと思いついた。今年一年の災害の年とでも言えそうな2004年を送るにあたって、自分の気持ちとしても何か鎮魂のオブジェを作りたかったのだ。それに、カマクラは先日の新潟県中越地震の被災地の冬の風物詩でもあるものだ。
そしてひとは何故、火を点すのだろう? 火を焚くのだろう? 深い太古の記憶のように、ボクは火を点して鎮魂したかったのかも知れない。
かって、いにしえの人は、大地は身じろぎもせず確かなもので、永遠に続くものだと思っていた。
いま、ボクらは大地は宇宙空間の軌道上を周回する繊細な星がもたらした生態系のめぐりの奇蹟だと知っている。大地はその生成の時のように、ゆらぎもすれば、爆発も、崩落もするものなのだ。いつなん時、小惑星が衝突するかも、地軸がずれるかもしれない。その前に、確実にco2の排出による温暖化、大気中に放出されたフロン(冷却剤として大量に冷蔵庫、カークーラー使用された)によるオゾンホールによって、倍増した紫外線で皮膚ガンなどの致命傷を受けるとも限らない。
どうか、戦争のための出費、税金からの軍事費の支出をただちに止め、その経費を地球へのいたわりと緑化を含めた地上の地衣、環境の快復のために支出し、その研究、援助のために使われますように……。
想像してごらん! そう、イマジン! この地球が、戦争を放棄した上に自然災害や台風や、ハリケーンや洪水などの被害を地を豊かにするものとして受け入れ、共生する、癒しと豊かな回復力に満ちたグリーントピア(エコトピア)になった時のことを!
想像してごらん! 思いは叶い、そこにボクたちすべてが暮らし、息づいていることを!
そして、そのために火をともそう! たとえ頼り無い一本の蝋燭の火であっても、希望の光となるものをともそう!
さっき見たら、軒先きに出来たほんやら洞、カマクラのなかでは静かにほのむらが点灯し続けていた。頼り無い、一本の蝋燭だが、静かにボクの鎮魂の思いと希望の祈りを伝えていた。
(新潟県中越地震、スマトラ沖地震と津波の被災者そしてファルージャでの虐殺で殺されたイラクの人々、いまも飢えで苦しみ亡くなった人々、テロや戦争で犠牲となった人々、10年前の阪神淡路大震災でなくなった人々そして一年前に亡くなったわが母を含めてボクからのささやかな鎮魂の思いの火とさせて下さい……)