●オープンマイク・イベント/TOKYO POETRY RENAISSANCE
E.G.P.P.Nova!/Step142
テーマ:修司忌・五月に生まれ五月に死んだ!
2013年05月08日(水)開場19:00/開始20:00
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN
(出演予定者)フーゲツのJUN(ポエッツ)、松岡宮(ポエッツ)、梓ゆい(ポエッツ)、bambi(スピリチャルトーク)、藤木吾呂(お笑い)、ココナツ(うた)、よねやま・たかこフラワー(うた)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 一番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)→http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂→http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/
寺山修司が逝って30年。その強烈なキャラと青森弁で生前も異彩を放っていた歌人にして詩人は、「状況劇場」の唐十郎とともに「天井桟敷」をもってアングラ芝居の嚆矢(こうし)となりました。アングラはもともとアメリカの「地下映画」のことだったのですが、60年代のポップな新宿ユースカルチャーと結びついて肉体の復権、見世物の復権と言うキーワード、コンセプトを生み出したのでした。
反戦運動(当時はベトナム戦争)と、武装蜂起というゆるぎない人民の暴力的自立が路上で結びついた時、そのような時代を背景として芝居は、必然的に壮大な叙事詩もしくは起源的な演劇に近づいていった、とも言えましょう。
そう、新宿の路地裏が、ストリートが世界劇場になった、そんな時代だったのです。
さて今、まさに五月です。『われに五月を』で詩人デビューした寺山は皮肉なことに、その同じ五月に亡くなりました。それからかれこれ三十年、まだ百年もたたないのに寺山修司は生前並みにあちこちに「作品」という名で出没しています。
虚言癖で、時代を越えたモダニストだった寺山修司は、その書き連ね編み出したことばのみを墓とする、だから自分に墓は要らないと言い残したはずでしたが、愛憎半ばするその実母寺山はつさんの手で高尾の墓地に眠っています(ボクが墓参りした所です)。
「二十歳 僕は五月に誕生した/
(略)いまこそ時 僕は僕の季節の入り口で
はにかみながら鳥たちへ/手をあげてみる」(「われに五月を」)
とは言え、もうひとりの同時代の歌人だった岸上大作による寺山批判や、同郷の近親憎悪に近かっただろう永山則夫の反寺山論など今はほとんど忘れ去られている批判も頭の片隅には置いておきたいものです。その生涯は完結して見通しできるようになったとはいえ、多才さすぎて焦点がボケてしまいます。
家出少年少女を集めて家出教の教祖と呼ばれ、フーテンたちや若者たちの個性やアイディアや存在をその演劇、劇団の中で消尽し尽くした男??没後30年のいま、ふたたび寺山修司を取り上げ僕自身の愛憎半ばする寺山修司を総括したいと思います。
一般オープン・マイクにエントリーなさる方には、このテーマ設定にしたがう必要はありません、御自分の表現.テーマで挑戦してください。
?ポエトリー、うた、バンド問わずフリーエントリーが可能です!
事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP100 BBS)にエントリー表明を書き込んでください!→http://8512.teacup.com/5lines/bbs
E.G.P.P.Nova! MIXI内コミュ→http://mixi.jp/view_community.pl?id=230706
(写真:本のモニュメントの付いた寺山修司の墓)
E.G.P.P.Nova!/Step142
テーマ:修司忌・五月に生まれ五月に死んだ!
2013年05月08日(水)開場19:00/開始20:00
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN
(出演予定者)フーゲツのJUN(ポエッツ)、松岡宮(ポエッツ)、梓ゆい(ポエッツ)、bambi(スピリチャルトーク)、藤木吾呂(お笑い)、ココナツ(うた)、よねやま・たかこフラワー(うた)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 一番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)→http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂→http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/
寺山修司が逝って30年。その強烈なキャラと青森弁で生前も異彩を放っていた歌人にして詩人は、「状況劇場」の唐十郎とともに「天井桟敷」をもってアングラ芝居の嚆矢(こうし)となりました。アングラはもともとアメリカの「地下映画」のことだったのですが、60年代のポップな新宿ユースカルチャーと結びついて肉体の復権、見世物の復権と言うキーワード、コンセプトを生み出したのでした。
反戦運動(当時はベトナム戦争)と、武装蜂起というゆるぎない人民の暴力的自立が路上で結びついた時、そのような時代を背景として芝居は、必然的に壮大な叙事詩もしくは起源的な演劇に近づいていった、とも言えましょう。
そう、新宿の路地裏が、ストリートが世界劇場になった、そんな時代だったのです。
さて今、まさに五月です。『われに五月を』で詩人デビューした寺山は皮肉なことに、その同じ五月に亡くなりました。それからかれこれ三十年、まだ百年もたたないのに寺山修司は生前並みにあちこちに「作品」という名で出没しています。
虚言癖で、時代を越えたモダニストだった寺山修司は、その書き連ね編み出したことばのみを墓とする、だから自分に墓は要らないと言い残したはずでしたが、愛憎半ばするその実母寺山はつさんの手で高尾の墓地に眠っています(ボクが墓参りした所です)。
「二十歳 僕は五月に誕生した/
(略)いまこそ時 僕は僕の季節の入り口で
はにかみながら鳥たちへ/手をあげてみる」(「われに五月を」)
とは言え、もうひとりの同時代の歌人だった岸上大作による寺山批判や、同郷の近親憎悪に近かっただろう永山則夫の反寺山論など今はほとんど忘れ去られている批判も頭の片隅には置いておきたいものです。その生涯は完結して見通しできるようになったとはいえ、多才さすぎて焦点がボケてしまいます。
家出少年少女を集めて家出教の教祖と呼ばれ、フーテンたちや若者たちの個性やアイディアや存在をその演劇、劇団の中で消尽し尽くした男??没後30年のいま、ふたたび寺山修司を取り上げ僕自身の愛憎半ばする寺山修司を総括したいと思います。
一般オープン・マイクにエントリーなさる方には、このテーマ設定にしたがう必要はありません、御自分の表現.テーマで挑戦してください。
?ポエトリー、うた、バンド問わずフリーエントリーが可能です!
事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP100 BBS)にエントリー表明を書き込んでください!→http://8512.teacup.com/5lines/bbs
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(写真:本のモニュメントの付いた寺山修司の墓)