風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

10/12E.G.P.P. Nova!/Step123 キンモクセイの香に包まれて

2011-10-08 01:07:18 | イベント告知/予告/INFO
●オープンマイク・イベント/TOKYO POETRY RENAISSANCE
E.G.P.P.Nova!/Step123
テーマ:キンモクセイの香に包まれて
2011年10月12日(水)開場19:00/開始20:00
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN、梓ゆい
(出演予定者)フーゲツのJUN(ポエッツ)、梓ゆい(ポエッツ)、藤木吾郎(ピン芸人お笑い)、ココナツ(うた)、bambi(スピリチャル・トーク)、よねやまたかこ(うた)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 一番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)
http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂→http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/

 10月に入るか否かの日にふと匂ってきた芳香??その香りはどこかの庭先か、街路樹として植えられたキンモクセイだとすぐ分かる。その香りは季節の移ろいをボクに教え、そして10月という月を教える。
 そしてボクはそのたおやかな香りによって一瞬にして、ある時代に連れてゆかれる。それはボクの若き日の、子どもじみた失恋の思い出なのだ。

 もし私小説ではなく、ポエトリーで私事を描いたら、それを私詩と呼ぶべきなのか?
 恥ずかしいくらい直裁で、子どもじみたその物語を恥じずにポエトリーにする自信はないが、新宿の最底辺を生きながら、ボクは新宿風月堂でそんな純愛じみた恋愛をした。ボクは十代だった。職もなかった。金も家もなかった。

 ただ、新宿御苑でボクはぼう然とキンモクセイの芳香に包まれていた…。

 一般オープン・マイクにエントリーなさる方には、このテーマ設定にしたがう必要はありません、御自分の表現.テーマで挑戦してください。
 ?ポエトリー、うた、バンド問わずフリーエントリーが可能です!
 事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP100 BBS)にエントリー表明を書き込んでください!→http://8512.teacup.com/5lines/bbs

E.G.P.P.Nova! MIXI内コミュ→http://mixi.jp/view_community.pl?id=230706

次回開催予定→2011年11月09日(水)。
問い合わせ 03-3362-3777(水族館)もしくはmixiメールでフーゲツのJUNまで。


ハングリーであれ!バカであれ!/S・ジョブズのメッセージ

2011-10-07 13:42:34 | トリビアな日々
 ちょっと吃驚してしまった。デジタル・ヒッピー(その概念が存在するとして)の先駆者であり、成功者であったスティ-ヴ・ジョブズが10月5日に亡くなったと言うのだ。
 自ら創業したアップルコンピュータ社のCEOを、この8月に退任し会長に就任したばかりだった。

 自らは大学中退のS・ジョブズがスタンフォード大学で行った卒業記念スピーチは感動的だ(2005年)。スティーヴにとっても最初の卒業式出席だと言って笑わせる(笑)。
 講演のテーマは三つある。スティーヴは、自分がなぜ大学をやめたかを語る最初のエピソードは、自分の生い立ちを語るものだ。
 スティーヴを身籠った母親は、その時まだ大学院生だった。母は生まれたばかりのスティーヴを里子に出す。
スティーヴを貰い受けた育ての親は、義母が大学中退で義父は高校さえも中退だった。実母はその子を大学を卒業させる事を条件に許諾書類にサインする。
 そして17年後に入ったリード大学は、両親の収入を食うだけのものだった。半年ほどでやめた。それから一年半スティーヴはモグリの学生として好きな学科だけに顔を出す。そのひとつにカリグラフィがあった。
 スティーヴが仲間とつくったMacがフォント搭載のコンピュータとなったのは、その時の美しい書体、カリグラフィとの出会いがあったからだ。
 これがひとつめの「点と点をつなげる」。

 次のテーマは「愛と喪失」。スティーヴが自らの会社アップル・コンピュータ社から放逐されて不遇の時代を過ごした11年間を語るものだ。
 その11年間の不遇こそが、スティーヴにあらたな創造の機会を与えた。その時、スティーヴは30歳。
 スティーヴは再度ふるいたって新たな会社を興す。NeXTおよびピクサーだ。
 ピクサーはデジタルアニメの先駆者となり『TOY STORY』を生み出す。NeXTは当時業績不振に陥っていたアップルに買収され、スティーヴは一年後にアップルのCEOに返り咲く。この間に、スティーヴは生涯の伴侶とも出会う。

 その三つめのテーマが「死について」。もちろん、スティーヴの死の元凶になった膵臓がんについてのエピソードを語る。このエピソードの中でスティーヴは彼の世代のバイブルであった『全地球カタログ』(ホール・アース・カタログ)からいかなるインスピレーションを受けたかを語る。
 アナログ時代の”Google”であり、エコロジカルなライフスタイルを提唱していた『全地球カタログ』の最終号の裏表紙に印刷されていた発行人スチュアート・ブラントのメッセージ!

 ”ハングリーであれ、バカであれ!”

 スティーヴは、いまこの言葉を卒業生の皆に贈ろうと語るのだ。

 http://youtu.be/jQkJsyDUFhU

 膵臓がんは彼の命を奪った(享年56歳)。ボクらにデジタルなヒッピー・ライフのスタイルを過ごすツールを与え示してくれた天才スティーヴ・ジョブズよ、安らかに眠れ!
 ありがとう。合掌。

 (一Macユーザーから愛を込めて)