![Egpp_74_2 Egpp_74_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/80/91e679dd67ad8d3e9e02b4adb3c9b589.jpg)
おとこたちの表現もこれまた同じことをするものが、一人もいなかったと断言できるほど、ユニークかつ個性的だった。女性6名の表現者に対する男性たちもおなじく6名。表現者は、北村幸生、ココナツ、平井敬人(たかひと)、やま、PARAそしてボク、フーゲツのJUNである。
出演順ではPARAは、自分の会社の作業着を着てポエトリーし、北村幸生のエントリー内容はほぼ昨年9月イエス北村だった頃のネタの再演、でも面白かった。「9月2日はクニングスの日!」とか、「9月10日は苦闘の日」、「ちなみにオレは……」とオチをたたみかけるというもの。あんまり書くとネタバラシになってしまうか。
ココナツはメロウでトロピカルなオリジナル歌をいつも聞かせてくれているが、この日はコード忘れで2曲ばかりふっとばした。来月にリベンジを!
初エントリーの平井敬人(たかひと)は、MCのボクにツボイ、ツボイと呼ばれてドツボにはまってしまったにも関わらず、「りんごちゃん」キャラで全然こたえず、高音で歌い切る。しかし、「りんご」という歌は携帯の着ウタ(105円)、りんごちゃんキャラは待ち受け画面にと発想が若者だなあと感心する。トークもトボけていて面白い。
やまは、もうすっかり円熟してきたワンコードの「曼珠沙華」を披露。ボクは、この曲の詞ができあがってゆく過程を知っている少ないひとりかもしれない。ゆめやさんがまた美しいホーミーを会場からつけていた。
おとこの6人目は、ボクである。この日、ボクはゲストシンガーのマツイサトコの前にパフォーマンス。なにしろ、この日のテーマである「サマータイム/ガーシュインの子守唄」を読み上げたあとに続けてサトコに「SUMMER-TIME」を歌ってもらうという演出(?)だったのである。
台風一過の9月7日、アメリカ南部の黒人集落のハーレムが立ち上がっただろうか?
そして、マツイサトコの歌う「サマータイム」(ジョージ・ガーシュイン作曲/アイラ・ガーシュイン作詞)。切々と歌われる鳥肌がたつような黒っぽい「サマータイム」だった。
(写真は、独自の黒っぽいアレンジで、自分の「サマータイム」を披露したマツイサトコ)