風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

ファム・ファタールとその宿命?

2010-11-19 13:12:32 | アングラな場所/アングラなひと
Femme_fatale_111 11月10日に開催されたオープンマイク・イベントE.G.P.P.Nova!連続開催112回目は「ファム・ファタール」をテーマとして新大久保『水族館』にて繰り広げられました。
 オープンマイクのエントリーは、bambi、藤木吾呂、梓ゆい、ミチロウ"Factor"、ココナツ、よねやまたかこ、松岡宮そしてフーゲツのJUNとガンジー(sax)に、カズキック(Drm突然セッション!)、ゲストはわれらが「ファム・ファタール」ヴィヴィアン★ミトラさんでした。
 ヴィヴィアンさんがYouTubeにアップしていただいたボクのセッション・パフォーマンス『Femme Fatale』をどうぞ!
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(写真)この日のE.G.P.P.Nova!「ファム・ファタール」の看板です(絵:フーゲツのJUN)。



マリアンヌ・フェイスフルと『オートバイ』

2010-11-09 14:56:30 | アングラな場所/アングラなひと
Marianne_f アラン・ドロンに初々しいマリアンヌ・フェイスフルがからむ『あの胸にもういちど』(1968年)の原題はフランス語でただ「オートバイ(motocyclette)」という意味だ。

 ミック・ジャガーの恋人。ローリング・ストーンの永遠のアイドルとしてもマリアンヌ・フェイスフルのキュートでイカした姿形は60年代後半を彩る青春のファム・ファタルである!嗚呼!

 アズ・ティアーズ・ゴー・バイを歌うアイドル時代のマリアンヌ→http://www.youtube.com/watch?v=5ANFFWD9oOI&feature=fvw

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 そしてこれを忘れてはならないのだが、この映画『あの胸にもういちど』(邦題)の原作がピエール・ド・マンディアルグであるということなのだ。

 だからマリアンヌ・フェイスフルはボクらにとってマンディアルグの『オートバイ』のヒロイン、レベッカの降臨であり化身だったと言うことなのだ。それ以外に意味というものはない。これが抜け落ちてはならない!

 嗚呼!ローリング・ストーンとともにわが青春のマリアンヌ・フェイスフルをかく語りきぬ!頬を伝い落ちる涙とともに!



11/10 E.G.P.P.Nova!/step112 ファム・ファタール/宿命のひと

2010-11-06 00:16:19 | イベント告知/予告/INFO
M_faithfull●オープンマイク・イベント/TOKYO POETRY RENAISSANCE
E.G.P.P.Nova!/Step112
テーマ:ファム・ファタール/宿命のひと
2010年11月10日(水)開場19:00/開始20:00
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN、梓ゆい
(出演予定者)ヴィヴィアン☆ミトラ(ゲスト・うた)、梓ゆい(ポエッツ)、フーゲツのJUN(ポエッツ)、藤木吾郎(ピン芸人お笑い)、ココナツ(うた)、bambi(スピリチャル・トーク)、よねやまたかこ(うた)、コボリイチエン(うた)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 一番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)
http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂→http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/

 いったい「宿命のひと」と言える異性とだれもが出会うものなのだろうか? おとこであれ、おんなであれ運命的に出会ったひとに翻弄され、それまでの人生を変える。
 「ファム・ファタール」はフランス語で「悪女」と言う意味も持つようだ。それは、翻弄された男の側の勝手だとはいえ羨望と永遠の憧れがそこには含まれているらしい。

 「駄目になってしまいたい」と呟き、自堕落に転落してゆく妄想を描くというパターンは、つげ義春の漫画作品で味わった世界だったが、たしかにファム・ファタールとの出会いが「運命的」「宿命的」と感じられれば感じるほどまるで「無頼派文学」に感じる滑稽さまで覚えるほどだ。

 ファタール(fatale)とは命取り、致命的、不吉という意味も持ち、健全で市民的な生活をのぞむのなら、そのような異性(femmeは女性だが、女々しいという意味もあるからここでは「異性」としておこう)とはできるなら出会わない方がいいのだろうが、人生はそうはいかない。妖しい魅力が魔力のように、あるいは阿片のようにじわじわと心をむしばみ、寝ても覚めてもそのひとのことばかり考え、気も狂いそうなほど憧れてやまない。ひとときも会わないでは済まされない、会いたくて会いたくてたまらない。その実、情熱的な恋慕にも似たこの感情は、ひとつの狂気なのではないでしょうか?
 これが、肉慾を伴わない感情であれば、純愛とも言えるのだが、困ったことにその焦がれてやまない相手は肉感的で、肉食的な悪しきひとだったりするのだ。身体にぴったりはりついたレザージャケットでまるで誘惑するかのように肉感的に身体を蠢かしたりする。そう、ボクにとってのマリアンヌ・フェィスフルやアンナ・カリーナがそうだったように!

 E.G.P.P.Nova!第112回目はまるで覚めたまま見る悪夢かもしれない「ファム・ファタール」を、ポエトリーで脱構築するという試みです。また、これは別の意味で理想や危険と裏腹な空想料理でもあってMCのふたり(フーゲツのJUN、梓ゆい)はキューピット役でもあり、ルシファー(堕天使)でもあるという立場で、みなさまを味わったこともない愛の世界へお連れします!

 どうぞ! お召し上がりください! 今回、それがいかに私たちの感情を切なく乱すことであっても!

 一般オープン・マイクにエントリーなさる方には、このテーマ設定にしたがう必要はありません、御自分の表現.テーマで挑戦してください。
 ?ポエトリー、うた、バンド問わずフリーエントリーが可能です!
 事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP100 BBS)にエントリー表明を書き込んでください!→http://8512.teacup.com/5lines/bbs

E.G.P.P.Nova! MIXI内コミュ→http://mixi.jp/view_community.pl?id=230706

(写真はイギリス映画『あの胸にもう一度』のポスター)

次回開催予定→2010年12月8日(水)。
問い合わせ 03-3362-3777(水族館)もしくはmixiメールでフーゲツのJUNまで。

※E.G.P.P.Nova!はこの回で、連続開催10年達成まであと8回です!もはや、オープンマイクの老舗E.G.P.P.Nova!の連続開催10年達成をご支援ください!