●オープンマイク・イベント/TOKYO POETRY RENAISSANCE
E.G.P.P.100/Step96
テーマ:「光速疾走者の悲哀、または精神のリレー??生誕100年埴谷雄高」
2009年7月3日(金)開場18:30/開始19:30
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN、梓ゆい(新MC)
(出演)フーゲツのJUN(ポエッツ)、梓ゆい(ポエッツ)、ココナツ(うた)、ガンジー(Sax)、サリー333(舞踏)、bambi(スピリチャル・トーク)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 11番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂 http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/
「埴谷雄高という名は、戦後、わたしが日本の同時代文学などみむきもしなかったころから、一種の畏怖の表情で語りつたえられた伝説的存在であった。」(吉本隆明)
1960年代の終り頃、「新宿風月堂」でボクはその名を知った。その名を言うものは、吉本が書いたのと同じように曰く言いがたいものを指し示す時に、ひとがみせる独特の表情をしてみせた。ボクは、その名前を家出不良少年のひとりであったケイスケに吹き込まれた。ボクは現代詩や日本文学には全くの興味がもてなかったので、聞き流していた。が、ある日、『不合理ゆえに吾信ず』という横長変形サイズの真っ黒な本を手にしてしまった。
ボクはその奇妙な毒と反語にみちたアフォリズムの虜となってしまい、やがて埴谷雄高(はにやゆたか)という永久革命論者のこの世界の「存在」をひっくりかえさずには終わらない「妄想実験」の被験者のような気分になるまで洗脳されてしまったのだった。
今年が生誕100年にあたる1909年うまれの文学者は太宰治以外にも数名おり、その中でも愛憎混じる複雑な気分を埴谷雄高に対しては持ってしまう。
嗚呼、ボクの親不孝は埴谷雄高に魅せられたことによって倍加した。その不健康なニヒリズム、単独者の光速疾走する思想から抜け出すまでに数年の時間が必要だった。ヒリヒリするような痛みをともないながら、その「存在」へのストーカー行為へ鉄槌を下そう!
未決囚の独房で面壁してサトリを得るダルマさながらに、埴谷雄高は『死霊』という未刊の長編小説を残した。半生をかけて書きついだその小説は、埴谷雄高が編み出した大いなる(マハー)経典(スートラ)に思える。こんなことは、誰も言ったことがないだろうが、それはインド神話に匹敵する個人がうみだした大いなる神話だ。
このイベントは、自由エントリーのできるオープン・マイク形式で開催しております! 一般オープンマイクへエントリーなさる方には、このテーマ設定でのしばりはありません。御自分の表現・テーマで挑戦して下さい。
※ポエトリー、うた、バンド問わずフリー・エントリーが可能です!
事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP 100 BBS)→http://8512.teacup.com/5lines/bbs
mii内主催コミュ「E.G.P.P.100」→http://mixi.jp/view_community.pl?id=230706
E.G.P.P.100/Step96
テーマ:「光速疾走者の悲哀、または精神のリレー??生誕100年埴谷雄高」
2009年7月3日(金)開場18:30/開始19:30
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN、梓ゆい(新MC)
(出演)フーゲツのJUN(ポエッツ)、梓ゆい(ポエッツ)、ココナツ(うた)、ガンジー(Sax)、サリー333(舞踏)、bambi(スピリチャル・トーク)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 11番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂 http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/
「埴谷雄高という名は、戦後、わたしが日本の同時代文学などみむきもしなかったころから、一種の畏怖の表情で語りつたえられた伝説的存在であった。」(吉本隆明)
1960年代の終り頃、「新宿風月堂」でボクはその名を知った。その名を言うものは、吉本が書いたのと同じように曰く言いがたいものを指し示す時に、ひとがみせる独特の表情をしてみせた。ボクは、その名前を家出不良少年のひとりであったケイスケに吹き込まれた。ボクは現代詩や日本文学には全くの興味がもてなかったので、聞き流していた。が、ある日、『不合理ゆえに吾信ず』という横長変形サイズの真っ黒な本を手にしてしまった。
ボクはその奇妙な毒と反語にみちたアフォリズムの虜となってしまい、やがて埴谷雄高(はにやゆたか)という永久革命論者のこの世界の「存在」をひっくりかえさずには終わらない「妄想実験」の被験者のような気分になるまで洗脳されてしまったのだった。
今年が生誕100年にあたる1909年うまれの文学者は太宰治以外にも数名おり、その中でも愛憎混じる複雑な気分を埴谷雄高に対しては持ってしまう。
嗚呼、ボクの親不孝は埴谷雄高に魅せられたことによって倍加した。その不健康なニヒリズム、単独者の光速疾走する思想から抜け出すまでに数年の時間が必要だった。ヒリヒリするような痛みをともないながら、その「存在」へのストーカー行為へ鉄槌を下そう!
未決囚の独房で面壁してサトリを得るダルマさながらに、埴谷雄高は『死霊』という未刊の長編小説を残した。半生をかけて書きついだその小説は、埴谷雄高が編み出した大いなる(マハー)経典(スートラ)に思える。こんなことは、誰も言ったことがないだろうが、それはインド神話に匹敵する個人がうみだした大いなる神話だ。
このイベントは、自由エントリーのできるオープン・マイク形式で開催しております! 一般オープンマイクへエントリーなさる方には、このテーマ設定でのしばりはありません。御自分の表現・テーマで挑戦して下さい。
※ポエトリー、うた、バンド問わずフリー・エントリーが可能です!
事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP 100 BBS)→http://8512.teacup.com/5lines/bbs
mii内主催コミュ「E.G.P.P.100」→http://mixi.jp/view_community.pl?id=230706