あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
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日日是好日

2018年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

「ジェフメイト2018」10月号の中にあった言葉

作家・江國香織さん(1964年東京生まれ)が幸せについて語っている

しあわせとは何か、と もし十代の私が尋ねられていたら・・

  自由であること、とこたえただろう

二十代の私なら・・

  お風呂と本さえあればしあわせ、とこたえていたはず

三十代の私なら・・

  愛し愛されること、とこたえただろう

四十代の私なら・・

  仲間がいること、とこたえたかもしれない

ここに至ってようやく、幸せを自分の外側に求めてはいけないことが私にもわかった

というわけで五十代のいま・・ 

  私は自分が朝起きるだけで嬉しい

  雨ならば雨の降っていることが嬉しく、晴れならば晴れていることが嬉しい

  自分に五感があって、きょうも世のなかを観察できる、というのが

  たぶん、いまの私のしあわせらしい と綴っている

その時、その時で・・ 自分の周りの環境によっても幸せの尺度は異なる

「何で自分だけがこんなにしんどいのか?」と昔思ったこともあるが・・

人は耐えられないほどの哀しみの時は涙さえ出ないとも聞く

でも、何が一番幸せなのか? 考える余裕があるだけでも幸せだと思う

幸せは小さくていい

心の傷をいやしてくれるのは、きっと身近にある小さな小さなしあわせだから

今年、9月15日、75歳で他界した樹木希林さんをネットで検索していて

見つけた出演作「日日是好日」と言う映画(10月13日(土)全国公開)

「日日是好日」 言葉の意味は「毎日毎日が無事でよい日である」という事とか

60歳過ぎて、今は退職して毎日が日曜日の日々

今日も昨日と同じように過ぎてゆき、多分明日も今日と同じように時を刻んでゆく

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」 いい言葉だと思う

やがて時を刻むことをやめる時まで

自分らしく、驕ることなく、無理することなく、飾ることなく



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