京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

「着物を纏うということ」その1

2007年01月04日 | 着物あれこれ
年末年始に頂いておりましたメールなのですが,
同じことならゆっくりとみなさまにお読みいただきたいと思って、
今日まで待たせておりましたメールがございます。

その一通はコメント欄にはまだ書き込みはない方なのですが、
内容が内容でしたので掲載をこちらからお願いした次第です。
いつものごとく編集長気質のなせることゆえ

ハンドルネームは「あかり」様です。
以後よろしくお見知りおきをお願いします

      


本日は、 ake様へお礼を申し上げたくご迷惑を顧みずメールをさせて頂きました。

私は独身時代は始発で出社し終電で帰宅といった生活をしておりましたが、
結婚を機に、夫の仕事の関係で退職を致しました。
その後、昔の無理が出たのか健康に少し問題を抱えることとなり、
生活の全てを夫に頼ることへの罪悪感や将来への健康の不安、
社会から取り残されていくような焦燥感等から心のバランスも崩しがちでした。

その様な日々の中で、何とか前進しようとしても上手くいかず、
時間だけが過ぎておりました。
その中で、立ち上がることができましたのは、変わらない夫の思いやりと、
茶道から少しずつ学んだ禅の世界、
そして ake様のブログとの出会いでした。

ake様の物事に対する姿勢をはじめ、ake様のブログから多くの方々の
ブログを拝見し、今ある現実に正面から静かに向き合い、受け入れられていく
ご様子を、自分の至らなさを恥じ入る思いで拝見しております。

冷静に今の自分を見つめ、受け入れることができましたことは、
久方ぶりのように感じております。
この様な心境になれましたことは、ake様のブログに出会えたお陰と
感謝しております。ありがとうございました。

迷っているときには時間を無駄にしているようで一層あせり、
と悪循環でしたが今はその時間があったからこそ、
感じ取れることも増えたのだと、
無駄もあったけれど、良い経験だったと思えるようになりました。

今は、長く自分のペースで仕事ができるようある資格を取ろうと勉強をしております。
少しまだ迷いもあったのですが、皆様に少しでも近づけるように気持ちも新たになりました。始めた直後に、三大国家資格と知り、少し動揺しておりますが、頑張って成し遂げたいと思っています。

私事で、ake様には関係のないところでの話ですので、お忙しいところにこの様な
内容のメールをお送りするのはご迷惑と何日も迷ったのですが、ake様のブログの
お陰で、幸せになれた者がいることを、どうしても一言なりお礼を申し上げたく
送らせていただきました。本当にありがとうございました。

なお、ハンドルネームについては、「あかり」でお願いしたいと思います。
深い森の中を、一つの小さな灯を持って彷徨っている気持ちになることがあります。
持っている灯の小ささを寂しく感じたこともありますが、
だからこそ、時折差し込む月光や木々の合間に見える星の瞬きを見つけ、風を感じ
ることができるのではないかと思うようになりました。

行き先は太陽の光り輝く草原か、きれいな小川か、お菓子の家なのか
まだわからないこともありますが、今手にしている灯を大切に、一歩を重ねて
いきたいと思っています。(あかり)




私もメールをいただきありがたかったですよ。継続は力なり!!
あかり様のように聡明な読者がいらっしゃることを更新の励みとさせていただけるのは、嬉しい限りです。

これからもハンドルネームをお使いになって、
どうぞお気楽にコメント欄へ感想や日常の想いをつづってくださり、
みなさまとのご交流をお楽しみくださいませ。

拙ブログへのお礼部分は照れくさいものの、
他の部分は在宅を余儀なくされておられて、ネットにつながって何とかしなくちゃと思っておられるお方には応援歌になると拝察。
その意味でアップをお許しいただければうれしいですが。。。
編集長の資質がそうお願いさせてしまいましてすみません(ake)

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着物を纏うということ その2

2007年01月04日 | 着物あれこれ
体調に合った着物の着方として記憶に新しい神戸のおたふくまめ様からも
うれしいメールが届きました。
勝手にお披露させていただきました

         

新年おめでとうございます、神戸のHNおたふくまめです。

旧年中はake様には本当にお世話になりまして、ブログを通し
て素晴らしい出会いをいただきました。…どうもありがとうご
ざいました。

手が遅いもので、コメントを入れさせていただこういただこう
と思っているうちに次の記事がUPされてしまって、ついついご
無沙汰してしまうのですが、

お召し物がどれも、「かたいきもの」も「やわらかもの」も、
本当に自分のものとして着こなしておられて、コーディネート
以前にそれが素晴らしいなあと拝見しております。

立て続けに拝見できた大島のお着物では、同じ「大島」と言っ
ても場に相応しい選び方とはこういうものだと教えていただき
ましたし、あの、茶屋辻のお着物に源氏香の帯のコーディネー
ト、こちらはいつもとは違ったお顔が拝見できたようで印象に
残りました。お召し物が替わると帯もまた違う顔を見せてくれ
るものですね。

印象に残るといえば、お着物以外のことになりますが、暮れに
拝見した書家の通子さまの個展が、…とても。
私は書など全く判らないのですが、WEBの画面越しに拝見した
だけで、何というのでしょう、背筋が伸びるような気が致しま
した。全くの素人が申すことであれですが…さぞ力のある素晴
らしい作品なのだろうと思います。
いつか実際に拝見したいと存じます。もしまた機会がございま
したら、その時は何かのかたちでご案内いただけましたらあり
がたいです。

初冬の京の画像も懐かしく拝見いたしました。懐かしいと申し
ますのは、私たち夫婦はどちらも京都の大学に(別の大学です
が)籍を置いておりましたからで、…どうも、お住まいのあた
りは往年のデートコースであった模様です!

今年もまた素晴らしい着姿を拝見させていただくことを楽しみ
に、そうして、出来ればオフ会に参加させていただくのを目標
に(関節さえ動作不良を起こさなければ何とかなるだろうとは
思うのですが…)、頑張りたいと思います。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

                 おたふくまめ 拝

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