京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

紅花、花織八寸帯

2005年08月23日 | 織りの帯
山形の紅花草木染めで織った八寸の花織。

花織りは「織り」というよりは、「組み」や「編み」という言葉の表現が似合う織物で、
錦地の帯などとは違って、軽く柔らかく復元力が抜群ですので、
どんなに凝ったかわり結びをしても絶対にシワにならないそうです。
丈夫でほどよく厚みのある織り地ですので、一本あれば末長く使えるとのこと。

合わせにも絞められるが、時期的には単のキモノが一番合いそう。
気の張らない紬やこの画像のような木綿のキモノにもいい。

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伊勢木綿

2005年08月23日 | 単衣 織り
単の時期に気軽に着られて洗える木綿のきものをネットのキモノ屋で1枚手に入れた。
「伊勢の国」とは、三重県北は桑名から南は松阪の手前までの伊勢平野のこと。
その地域で生産されるのが、伊勢木綿。
伊勢木綿には、単糸(たんし)という一番ベーシックな糸を用い、
単糸は通常の糸よりも切れやすくて織るのが難しいため、良い綿を使った単糸でないと織ることができない。
やわらかな糸はシワになりにくく、かつ肌触りが良く保湿性や通気性にも優れていまるので
使い込めば使い込むほど、体になじんだ味わいがでてくるそうだ。

生成り地に、煤竹色の「やたら縞」を織り出し。
半巾帯や八寸九寸の名古屋帯をあわせて、暑からず、寒からずの時期の普段着にぴったり。

お煎茶のお稽古場にはじめてきていってみたが、評判よかった。
帯は紅花の花織り。


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単の付け下げ(綸子 立葵)

2005年08月21日 | 単衣 染め
今は亡き義母の喜寿のお祝い会用に、義母が30代の私にプレゼントしてくれたもの。
私は洋服でもよかったのだが、着物を着せたかったのであうか?
今になってあり難く思う。

それを今度は二女が6月の結婚式と披露宴に招かれたので着せてみた。
淡い地色でそれでいてもモダンな柄の着物と品のいい帯の見立てに、
いまさらながら義母の審美眼の確かさを思う。

立葵の綸子付下げ 紗の袋帯。

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単の無地紋意匠(蝶)

2005年08月21日 | 単衣 染め
35年前に実母が私の為に誂えておいてくれたもので、地紋は紋意匠の蝶。
それを30代になった長女が、友人の6月の結婚披露宴に招かれたので。
華やかな絽塩瀬のつわぶきに銀の帯に併せてみたら、最高によかった!

母娘3代に着継がれてゆく着物と帯である。

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単の無地紋意匠(竹)

2005年08月21日 | 単衣 染め
梅雨空にこの爽やかなブルーのこの無地を着てみたら、とてもよかった。
35年前に実母が誂えたもので、地紋は紋意匠の竹。

私にはそれよりも鮮やかなブールの蝶の紋意匠のものを誂えておいてくれた。
それを長女に着せみた。
*単の無地紋意匠(蝶)を参照ください。

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紗なごや帯

2005年08月21日 | 夏きもの&夏帯
紗の九寸の名古屋帯
義母の箪笥に遺っていたもの。ピンクの雲文が効いている。

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紗献上博多帯 白

2005年08月21日 | 夏きもの&夏帯
夏帯は、これに限る。
紗であるから、紗献上は夏だけ!
下ろし立てはゴアゴアしていたが、次第になじんで今では絞め易く大活躍!
大人の浴衣はこの紗献上をすれば、街着としても通用する。

これは白一色の織り模様で見せているものであるが、
博多帯は地色と縞のカーラーのコンビネーションが楽しめるので、
もう1枚あってもいいかなと思っているほど、いいものだ。

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塩瀬 基本のオフホワイト

2005年08月21日 | 染め帯
自分で買った初めての塩瀬の帯,.塩瀬は単にも締められます。 
何にでも併せ易いオフホワイトで、しかも柄も季節を問わないものにした。

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小千谷縮 墨黒

2005年08月20日 | 夏きもの&夏帯
お気に入りの夏きもののひとつ。
義叔母の箪笥の遺っていたものを譲り受けて、大切に着ている。
こんなモダンな柄ゆきは最近はないのではなかろうか?
昔のいいものはほんとうにいい!

小千谷はこのたびの震災で大きな被害をうけた。
地方のこういういいものを大切に着たいと切に思う。
麻だから、本当に涼しく、浴衣代わりにこの色だから夕方からのお出かけにもいい。
送り火の日に孫Rちゃんと!


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盛夏の帯 羅 

2005年08月20日 | 夏きもの&夏帯
織り目の大きな紗織りの一種である、羅袋なごや帯。
盛夏限定の帯です。本羅とは別の織物。

見るからに涼しげなこの帯は、義母の遺したもので、
同じく夫の義叔母の遺した小千谷縮とぴったりなので、
毎夏好んで身につけています。
もちろん、小紋にもOK

根付けは、あめさん、帯締めは、着物の赤に併せて、水玉の赤のドット。

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単の縞紬「ゑり善」

2005年08月20日 | 単衣 織り
「ゑり善」のショーウインドーは四条河原町で信号を待っている時など、
季節を一足早く感じさせてくれるので要チェック!

友人と着物で街を歩く時、立ち寄っているうちに案内状が届く様になり、
たまにではあるが頂いている。
「ゑり善好み」と言って、このお店のセレクションは京ごのみの代表格。

これはなにも京風ではない紬。グレーが欲しかったので、また縞縞になってしまった!

紺の帯を合わせて6月に着て、
祇園「美の忠」へ草履を買いに行ったときのショットです。
赤のポイント=「丹頂」がここの鼻緒の特徴。

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絽の塩瀬 白

2005年08月19日 | 夏きもの&夏帯
夫の母が遺してくれた墨の手書きの絽の塩瀬。これも葡萄と蔦葉である!
晩年になって絞め易いように、2分式の引っ付け帯にしてしまってある。
それはそれで急ぐ際に重宝だ。

着物は単の付け下げ。塩瀬は小紋、織りのお洒落なものとも併せられるし、また格のある付け下げなどにもいける。

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染めの北川 塩瀬葡萄蔦葉

2005年08月19日 | 染め帯
塩瀬が好き。塩瀬とはお茶の袱紗に使われている手触りのいい絹のことである。
亡き夫の母が遺してくれたものの中に手書きの塩瀬がいくつかあって、それが縁で塩瀬好きになった。
それらは季節の花の画。帯は後ろ姿で決まるというが、月々しさをその画がさりげなく表現しているのがいい。
塩瀬は合わせはもちろん、この写真のように単衣にも使える。

これはお気に入りの京都、染めの名門、「北川」の塩瀬。
葡萄や蔦葉の図柄が好きなので、この塩瀬に飛びついた。

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竺仙小紋「よろけ縞」

2005年08月19日 | 単衣 染め
大丸の呉服売り場に出店していた東京日本橋「竺仙」。
江戸小紋の「よろけ縞」を見つけ、これで単衣にしようと思いついて仕事シーンでこの着物を着ることにした。
とても裾捌きがよくって着やすい。まさに仕事用スーツ感覚で着られる。

帯は手書きの絽塩瀬で、義母の遺した物。

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黄八

2005年08月19日 | 合わせ 織り
黄八丈を思い起こさせる芥子色地に、洒落格子模様を織り出し越後黄八。
黄色系は顔写りもよく、周りもぱっと明るくなる色だと思います。
スーツ感覚で初心者でも着られる格子柄、結構好きで持ってます。

帯は、研究会の先輩の方に譲って頂いた草木染め高級お洒落帯。
こういうものはなかなか自分では買えないのであり難い限りです。

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