京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

普段の男の冬物

2008年01月08日 | 男物
ちょっとそこまで&来客時に着る手入れが簡単なシルクウールのアンサンブル。
コートは化繊のインバネス(上等のカシミヤの物もお持ちですが。。)もう5年ほど愛用

着物は私もサイズの問題もあるので誂えたり既製品を購入する際には相談に応じておりますが、、、小物や上ものは自分で揃えています。こういうことが出来るは悔しいけど(なで肩も!)着慣れている証拠







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八瀬でお食事会

2007年10月13日 | 男物


比叡の山並みと清流に抱かれた静かな山里@八瀬に会員制リゾートホテル「エクシブ京都 八○離宮』が1年前にオープン。
メンバーである義姉夫婦のご招待ではじめて訪れました。

旧八瀬遊園の敷地内の素晴らしい景観と内部。
京都迎賓館と似ていると思ったら、同じ設計会社でした。

ほんとうはお泊まりも出来るのですが,翌日が朝一からの仕事だったので残念ながらまたの機会にということ










和モダンな贅沢な京懐石料理でした。



     


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eizoを楽しむ

2007年09月06日 | 男物
タイトルの主、深窓氏はクーラーのない古家で元気に秋を迎えそうです(笑)

この夏もいろんな作業で多忙でした

おかげで時代の流れにノッた作業を完了し、
古ナントカは、他家にお輿入れとなりました。

その作業とは、
70年代の終わりにNHK FM 音楽をエアチェックしたカセットテープをMD に移し替えて7年ほど寝かせていた450枚ほどのMDをすべてDVDに移行作業。



そのMDコレクション(ジャンルごとにボックスに収集)は、大学の写真部の後輩さんが貰ってくれることになって先日送り出されました@クロ○のお兄さん

こういう作業が完璧にできる彼の才能も研究者の資質のひとつでしょうか?
彼の深窓ルームもひと仕事ごと終わるごとにキレイに整理されます



そして、MDボックスがあった場所はホーム映画館に。
昨年定年記念に子どもたちから貰った退職祝い金でプロジェクタートとスクリーンを買った。プロジェクターは業務用が信じられないほどの安さで大学生協にでていてゲットされました




上記の深窓氏の着ているものは、甚平と作務衣@和の日常着





おまけは深窓氏の奥様の自家用車@斑入りススキの疏水端in 銀閣寺道

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「深窓氏」って?

2007年06月01日 | 男物
最近拙ブログの読者になってくださっている方からお問い合わせをいただきました。


  ブログに掲載される写真、とても素敵ですね。一つ質問があるんですが?「by 深窓氏」とあるんですが、よろしかったら由来を教えていただけませか?


お応えいたします。

「深窓の夫」はかつて『現代用語の知識』(自由国民社)に収録された私の造語で
拙著『ILOVE 深窓の夫―私の両性自立論』日本評論社.  1989年刊 のタイトルに使った造語です。

女性たちがドンドン社会に出て行く現代では「深窓の奥様」 「深窓の令嬢」は、もう死語です。その逆を狙って「深窓の夫」としました。

「深窓の夫」=家に居てもチャンと留守があずかれて、元気に外に出て行く妻や娘を好ましく思い、
余裕を持って悠然と家にも居られる男性は家族から疎まれず、存在価値もある。
これからはこういう男性が女性にも好まれるだろうし、もちろん男性にとってもウチも外も楽しめる=仕事と家庭の両立!これからの男性論として80年代に提唱した新男性論だったのです。
この頃朝日ジャーナル、サンデー毎日、朝日、日経などの新聞雑誌に書いておりましたので大いに提唱しまくりました。今では当り前になって来た男性モデルではありますが、その頃は斬新だったように思います

そんなことから、夫のこと=「深窓の夫さん」が定着してしまったようなので、このブログでもマイハズバンドのことをあえて深窓氏と言わせていただいております。何も自分の夫のことを本にしたのではありませんが。。。



参照
『現代用語の基礎知識 91年』 「ニューワードウオッチング」に「深窓の夫』が収録されました。

  http://booklog.jp/asin/4535578443


 http://blog.goo.ne.jp/ake149/c/5620e7e92094bf0d610952c7a0c7072e

     

ということで件の深窓氏におかれましては、
明日は京都、木屋町で大学のクラス会があるようで、只今、明日のお召し物をセットしておきました。



私が見立てて仕立てていただいた、そこそこ塩瀬
角帯は一応麻のものも出しておきましたが、まだ麻でなくてもいいでしょうね。

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男のコート@インバネス

2006年12月22日 | 男物
いっぱいコメントをいただきながらお返事をしないうちに、
次の更新にススんで済みません

毎日アップすることがあるのでたまらないうちに更新しております

今夕もまた着物で今から仕事先の忘年会で大阪、北新地へお出かけ,。そして,明日は一日小旅行to 倉敷@ナイスミドル3人(古い言葉ですよね,何と表現するのが適切かしら?明日の画像をご覧いただいて。。。名称募集

昨夕の顔見世の続き

深窓氏のコートをご覧ください。
スコットランド、インバネス地方発祥のコート@インバネス。










予約をしておいた館内のレストランで幕の内@2000円をいただきました。

ちゃんと椅子とテーブルでいただけるのでここ数年はここでいただいてます。

ではまた

追加画像

 深窓氏は帽子好き





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忙中閑話 「老舗と職人さん」

2006年08月15日 | 男物
私が ロハスの大和田さんのところで連載している「京風ロハスな暮らし」に最近、寄稿したものですが、着物をテーマしたものなのでここに転載しました


私と30数年共生しているウチの深窓氏は、何でも、少年時代、もうパジャマを着る時代なのに寝間着を着せられて大きくなったので、宿屋の寝間着を着て寝ても裾が乱れることはありません。

働き盛りの頃は仕事柄もちろん洋服でしたが、ここ10年ほど前から在宅時の「くつろ着」もお出かけ時も和服を着るようになりました。一度水泳が出来るようになったとか、自転車に乗れるようになったら、長いブランクがあってもその技能は保持されるのに似て、深窓氏はろくろく姿見も見ずに手早く着ます。

男物の羽織の紐は乳(ち)に直付けのものと、S字状のカンという小さな金具で乳に引っかけるのとがありますが、ウチの深窓氏はカンを嫌がります。深窓氏に言わせると、あれはよく外れて、片方だけで紐がぶら下がっているのに気付かないと、間が抜けて見えるというのです。
 
でも大抵の人は紐の結び方を知らないので、予め結んであるのを買ってきてそれをカンで引っかけるのです。でも深窓氏はカンを使わず、特殊な金具をどこかで手に入れて来てそれを使っています。
 
しかし深窓氏の好みはなんと言っても直付けの紐をその都度自分で結ぶことです。男の紐の結び方は何通りか有るようですが、一旦結べば解けることはないけれど、房の方を引っ張ればワンタッチで解けるようです。
 
愛用していた直付けの紐の輪が遂に切れました。



恐らく明治末か大正初めから代々使ってきた物でしょうから、もう捨てても好いわけですが、そこは良く言えば「もったいながり」、有り体に言えばしつこい、「昭和生まれの幕末男」で、客間の襖を張り替えたり、脇息(時代劇の殿様が肘付いているあれ)の外張りが破れて中綿がはみ出していたのを張り替えたりする腕を持っているのです。
 
それで幕末男は南座向かいの和装小物老舗へ持って行きました。そしたら若主人が、
「物が良いので直せたら未だ使えます。職人に出してみます」
と言って預かってくれたそうです。そして十日ほどして直ってきましたが、直した後が判らないほどの見事な仕上げで、手仕事に関心のある幕末男は、

「玄人とはこういうものか」
「まだこんな職人がいるのか」
とすっかり満足しています。
某井澤屋さんは新品を売るだけでなく、こんな幕末男の無理な注文も聞いてくれるのです。



そう言えば、昭和生まれの幕末男がこんなのを唸ってたのを思い出しました。
 
 貴男と私は羽織の紐よ しっかり結んで胸に抱く



参照:京都新聞のコラムから      
   
こちらにも深窓氏が登場しますので、併せてご笑覧いただけるとうれしいです。
こういう暮らしの中で着物暮らしをしております

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羽織り袴で威儀を正して

2006年06月16日 | 男物



ウチの紫陽花を玄関に活けました。紫陽花には義母の代からこの竹籠です。

晴れてよかった。
お天気になれば,深窓氏は羽織り袴でお出かけの予定でしたから
元の職場で彼のためのセレモニーがあるのです。


私が定年記念にした単衣(サマーシルクウールで誂える)に父の紗の羽織で、威儀を正してのお出かけです。





この年齢になると男のひとも着物がいいですね。熟年体型もかえって貫禄で着物にはいいですし。。。
皆様も,おつれ合いさまにその機会をおつくりになりませんか?


ウチは絵描きの父が着物が当たり前だった明治男であったことと,本人が着物が好きで着方も習得していたので、定年後は着る余裕の時間と気持ちが伴って、好い具合なのです

私の着物の数枚も増やしていますが
彼のものもちゃんと増えております
今夜もたぶん一緒に着物で会食になるはずです


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深窓ハズバンドの普段の着物

2006年06月11日 | 男物
TV倫理委員会委員長の高名なジャーナリストH氏は、夫の甥の岳父にあたる。
仕事や個人的にも何度かお会いして尊敬していたジャーナリストの亡き斎藤茂男さんの元ご上司でもあったらしい。
その甥夫婦とH氏夫妻が東京から親子京都旅行でわが家を訪問したいとあらかじめ告げられていた。

さて午前中にご到着。
関東の人はあっさりとして,おもてなししやすい。


昼食は錦でとるからとちゃんと事前にいわれていたので心配しないで済む。
こういう予定がはっきりしたお客人のおもてなしはいいものだ。


途中で、例のお野菜どうでございますか?
京野菜の軽トラ!
おススメして賀茂ナスをお買い上げ。
私は事前に準備した「仙太郎」の干菓子をお土産にして、
お茶菓子は、今の季節ものの鮎がし。

夫は長年着て馴染んでいるジーンズ着物(水野正夫) 。
肌シャツの上に洋服のごとくそのまま着ることができるので、おウチ着物としては最高!もう1着余分にストックしてある。
こういうものは探しまわってもあるものではないので、気付いた時に夫はちゃんと買って置いたようだ@エライ!
確か丸善の扱いだったのでは??

日常に角帯はカタ過ぎでしんどい。
兵児帯は浴衣じゃあるまいし、くだけすぎるし、通にはお洒落ではない。
そこで、ウチのかしこい義母が彼のために造っておいてくれたお宝自家製帯@兵児帯と角帯の中間的な帯。羽二重の着物の改良。2本も作ってある!
手前がその帯で,奥が角帯。







私は夫の着物コードに合わせて例の伊勢木綿に八寸@夫唱婦随??

縁側の奥に見えているのが,「深窓の夫」という拙著の書名にもなった有名な(爆)、深窓の居場所=書斎であります


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男の街着@玉虫色グリーン系紬

2006年04月16日 | 男物


大島のアンサンブルも持っておりますが、こういうちょっとキレイ系のお手軽な紬も1枚あると着やすいですよ。



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孫の七五三に

2005年11月14日 | 男物
夫は明治生まれの母に育てられたので、着物になじんでいて、日常的に着物を着ております。
私にも着物を着ることを早くからすすめてくれておりましたが、30、40代は他に関心が向いていて、いまごろになって着なかったことを悔やんでおります

ジョージ君とのツーショットはなごみ系の画像でしょうか

夫:藍大島のアンサンブル
孫:ポリエステルの羽織袴

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世界にひとつの帯

2005年09月19日 | 男物
深窓氏の帯をご覧ください。
星野タイガースが優勝した時に誂えた「世界にひとつの帯」です

マジックがしていますので、この連休にもう絞めていいか~!と、
今宵タイガース帯の君と連れ立って町に出ました
ヘンなトラ何とかのおじさんと見られてもいけないので、
これで歩く際には同行しております

京都文化博物館に織物商が帯を出店しておりました。
おっちゃん社員が3人ほどが深窓氏の側に寄って来て、
「誂えはったんですか?」と。「まだ気が早いかと思いましたが・・・」と深窓。
「もう大丈夫っですって!」とニコニコ顔でおっちゃんたちは太鼓判を押してくれました。
帯屋さんに見てもらえて深窓氏も絞めた甲斐があったような

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