京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

紺に白地

2008年04月17日 | 遺された着物、譲られた着物
明日は財務関係のお堅い委員会と夕方にはおまごちゃんふたりのピックアップのご用事
そこで、こんなコーデを思いつきました。

小物以外は遺されたもの from義母
明るい紺系の小花の小紋。どうも縮緬ポリのような??
でも。。。義母がつくっていたころにこんないいポリがあったのか??

帯は描き絵。白地がこの季節さわやか
だいぶ汚れもあるので一度メンテをしてもらわなくっちゃと思いながら。。。



赤バージョン
                  


ブルーバージョン



それとも。。。。。


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手強いつづれ帯

2008年01月12日 | 遺された着物、譲られた着物
秀子様のお宝物に匹敵するかもしれない(爆)お譲り物の着物と帯 帯は、 友人のお母様の遺されたもの。私が日常的に着物ライフを楽しんでいるのを見てくださっていたのか?「亡き母もその方がよろこびますでしょうから。。。」と託された一本。私たち夫婦が存じ上げているK家のご一門で謡曲仕舞いを習っておられたというご縁もうれしい。他にも数奇屋袋のお正月使用と普段使い、帯締めなど新品も沢山いただいている 件の帯は手強い。馴染ませないと、と思って先日締めてみたのだが、旨く結べず断念。本日リベンジできるといいのだが。。。 着物はまた素晴らしい1枚で、今までに3度ほど手を通している大島墨流し訪問着というもの 義姉の義母が遺されたもの。この方も長く謡曲をされていた。さらに大昔のキャリアウーマンで黒塗りのお迎えの車が来る様な方で、今存命であれば100歳?の最晩年に誂えられていたらしい新品を譲られた いくら頑張って寸法を出してもらっても裄が足らないが、そこは我慢していい物だから有り難く着させていただいている次第

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ちょっと粋かしら?

2007年01月29日 | 遺された着物、譲られた着物
紫が好きだった義母の遺した付け下げを着ました。



いいお天気で気持ちよかったので香色の帯締めにクリームに桜花びらの刺繍@ゑり善のコーデにしてみました。
帯も義母の黒繻子に相良刺繍(元旦にも絞めました)。

ちょっと着姿は派手かしら?気恥ずかしい白の立ち方ですよね。
撒き散らしは雪に見立ててもいいんですが。。。。



これを選んだきっかけは、ぴぐ@京都さまからの昨晩のメールでした
 「私はお天気が良ければ、母の昔の縮緬の小紋を直したものを着ていきたいと思います」


そうだ!本日のロスから「harukoちゃん,お帰り」、先日のオフ会ではお風邪でお目にかかれなかった「りえさん、はじめまして」、そして、ぴぐ様との4人オフ会@京おんなのテーマは、「譲られた着物」だ、よし!と決めました



ここに詳しく



photo by pigu
                            
集まったのは私が指定した「京はやし」(三条木屋町東入)。週末には列が出来るのに平日のお昼は狙い目で意外に空いているのを知っていたからです。比叡山が見える6階からの眺めが好きなんです。

先ずランチ(haruko さんはお茶タイムから合流)は、これ!
お茶で炊き上げたお茶ご飯と茶蕎麦。


ティータイムは、コレも食べたい!アレも食べたい!とのおなごの欲望を満たしてくれる3品セット。


1時半~6時まで超ユックリさせていただき着物談議に京雀ローカル話題で大いに盛り上がりました。
よう考えれば、私は皆さんのお母さん世代なんですよね.
そんなことと忘れて40代のりえさん、30代のぴぐ@京都さん、haruちゃんと何の違和感なくしゃべってましたが、ご迷惑かけてませんでしたか?

近々にすぐご近所の「たくみや」さんのお蕎麦ランチにお誘いしますね。
お土産をありがとうございました。

みなさまの素敵なお姿は、続編お楽しみに

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ファミリークリスマス

2006年12月26日 | 遺された着物、譲られた着物
3家族が長女宅の鴨川ベリ宅に集まりファミリークリスマスでした。



さくら子が母方の祖母の帯、父方の祖母の大島を来て入洛。


緑の着物に赤の帯のクリスマスカラーのつもり
ヒャキンのエンジェルが付いてますよ




バアバはお洋服でした。
さくら子が愛用の便利なアップ用のウイッグをプレゼントしてくれました



大人6人がいただいたケーキです。

何でも娘がタクシーさんに評判を聞いて予約しておいたものです。
店舗はないお店で、口コミで広がっていて奥の冷蔵庫から出して来てくれるそうです。
娘ハズバンドが取りにいってましたよ。
これで4500円だったかしら?お一人様800円?!バアバのプレゼントでした(汗)
場所は一乗寺白川通りを西入ル?「Bec Rouge]とシールにあります。


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夫の姉から その2 

2006年07月07日 | 遺された着物、譲られた着物
今夜は七夕!
笹はいっぱいあるので、誰か子どもさんにあげたいくらい。

仙台市の転載自由(個人使用)というページからお借りして、
ちょっと賑やかな七夕飾りはいかが?


二女のさくら子に譲られた着物の大きい画像を送っておいたところ、

着物いい感じね~。
直すのは大変なので、取りあえずお孫ちゃん用に置いておくのがいいかな???
黒引きは興味あり!!!

とのこと。
やっぱり黒引きは彼女行きか!


今朝から雨の心配はないようなので、
縁側に干している中にまだこういうのもあります。
奥は、大きな地模様の淡いグリーン系 仕付けがかかったまま!これ、新品
手前はベージュ&グリーンの小紋



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夫の姉から

2006年07月06日 | 遺された着物、譲られた着物
先日下鴨に住む夫の姉から着物を取りに来てとの声がかかる。
和ダンスを整理して、いるものだけ残して、スッきりしたいとのこと!

義姉のところのふたりのお嫁ちゃんたちは全然、着物を着ないらしいので(私だって、40代はそうでした!)、声をかけたがパス!とのこと。


156センチの背丈のひとのものだから、着丈と裄が短い。
さて、直してまで着るか?

ちょっと小柄なお嬢ちゃんになるやも知れぬお孫ちゃん2人用にこのままおいておこうか??思案

紋は姑の紋『蔦柏』だから
、娘や孫には祖母、曾祖母の女紋になるので、けっこうなこと。

特に黒引きの訪問着は、さくら子好み。



留袖、モダンな訪問着、ピンク系の無地3枚、他、

私にも着られそうな色目のものや帯などありました

バタ臭くモダンな好みの義姉の好みは私にも合いそうでしょ!
これはまさに私好み!グレーの訪問着はなかったので、すぐに直してもらいたいものの1つです


これらを直して誰かが着用した際には、また画像でお目にかけます


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水無月のなごりに菖蒲の紗の帯

2006年06月27日 | 遺された着物、譲られた着物
今日は洋服にしようと昨夜は思って寝た。夜明けに目が覚めたときに、
コーディネートを思いついて,やっぱり着物だ~!と

そのコーディネートとはこれ


水無月に着る最後の着物に,義母の銀の菖蒲模様の白の紗の袋帯を絞めしたくなったというわけ。帯締めはあえて緑にしてみた。
近江神宮のこれがヒント

着物は夏きものとして,盛夏の絽ほど透けず重宝な絽ちりめん。
6、9月にも着られるので重宝。
これから夏きものを1つと思っておられる方にはおすすめです。






行き先は毎日放送番組審議会。


本日の審議番組は「ちちんぷいぷい」
日産のゴーン社長に角さんがロングインタビューというのもありました。


女性コメンテーターの使い方について苦言を一言申しておきました

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単衣色無地

2006年06月24日 | 遺された着物、譲られた着物
実母は、私の結婚の際に娘のわたし用に鮮やかなブルーの単衣色無地を、少し渋い目のものを母自身のために同時に誂えていたようです。


白生地から染めてもらったのかどうかは今となってはわかりません。

たびたびロスからコメントをしてくださっている娘たちの友人のharuko さんの水無月の下鴨神社での婚礼に元わたしのものを長女に着せました。世代が一代下がったのです。、二女には綸子の単衣を着せ、準備も含めて楽しかったです。ちょうど1年前のことです

明日は、西大津まで幼なじみの秀子とデートです。
きっと彼女はお宝着物で現れるでしょう!ご期待ください。

私は、秀子とも交流のあった実母の件のブルーの色無地に。



義母の絽の遠山模様の帯をしようと思っています。帯締めは少しピンクがかったころもある夏のフォーマルの白。



行き先は近江神宮献茶式。小川流煎茶お家元がなされるので師範さまにお願し、近くに住む秀子を誘って参加させていただくことにしております。

ああ、もう明日が今期、最後の単衣、次回はもう薄物。

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白生地を染める?

2006年06月24日 | 遺された着物、譲られた着物
昔はお祝いや贈答に白生地を使いました。
一番仕立てたい時に、一番染めたい色に染めればいいので、
考えれば合理的な贈り物だったとも言えます。 商品券や冊子のセレクションよりも品がある。

この白生地は、呉服屋さんのお仕事で頑張っておられたご近所のFさんからいただきました。



私が着物をよく着ているのを見てくださって、ただのご近所のお付き合いよりも親近感が双方にできるようになりました。
年代的には私の亡くなった実母世代。
残念なことにFさんには娘さんがないので着物次世代育成の意欲を失われておられたのが、
ake さん、何だかこのごろ、着物を着はるようになって!というところなのでしょうか?
いそいそといつも早足で坂を下りてゆく私をよく見送ってくださってました。


盛んにやっておられたお仕事からリタイヤされる際に,手元に残しておかれたものだったのでしょう。すぐに仕立てられるものやコート地などいろいろありました。
お仕立て代が要りますが,よければきておくれやすとの,有り難い頂き物!
その前に体調を崩されていたようで、 よろこんで役立ててくれそうなものに貰ってもらおうとのお気持ちが痛いほど伝わりました。

Fさんの娘世代の私の還暦が迫っております
ひょっと思いついて,この白生地を還暦記念に思い切って、染めに出そうか?
今まで染め替えばかりでした。白生地から染め上げるなんて,何とぜいたく
うれしいことじゃありませんか! やってみようかと!


どんな色がいいかしら
ロスからお里帰り中のharuko さんのお振り袖の話題から、還暦に振り袖は?そんなあ~と大笑いしたことをふっと思い出したのです!

還暦=赤??

還暦パーティーをしてもらって1度だけ手を通して,次世代に譲る!??
地紋が華やかな丹後縮緬です。

ご意見をお聞かせください

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描帯

2006年06月20日 | 遺された着物、譲られた着物
私自身が買った帯はカテゴリー欄をご覧いただければ一目瞭然ですが、染め帯の方が好きで本数も多いのですが、

遺されたものの中に、自分では買えないし、もし買えたとしても、いまではもういいものがないというものに、描帯(かきおび)というのがあります。

好い絵じゃないと後ろ姿が気になって、町を歩きにくいものですが、好いものだと本当に希少価値があってうれしい帯の1つではないでしょうか?

ありがたいことに義母の遺したものの中にそれらがあります。
上等そうな袋帯よりも私にはうれしいお宝的帯なのです

夏きもの用には、
絽の描帯が一本と、麻のものが一本あります。



白い絽は手が汚れていなくても汗が気になりますが、年代物なのでおかまいなく毎年愛用しております。
私の絵柄のテーマである葡萄蔦葉なので、いっそう気にいっています。


麻の方の涼しげな大きな葉っぱは何なのでしょうか?

お太鼓部分は2重に仕立てられておりますが、好い形に結ぶのは難しい。
この夏は上手に結んで越後上布で街歩きをしてみたいものです

『着物あとさき』にも幸田文は染めと描帯が好きだったようで、
絽の描帯がでてきます。




義母のものには落款が押してあります。
たぶん日本画家の義父が頼まれて、妻のため描いたのでしょう。
まさに色紙に描かれた絵のよう!



合いの塩瀬のものにも同じようなものがあります。
どちらも2部式(引っ付け帯)になっているのです。
その方が描く位置がよくわかり描き易かったのでしょうね。

私も真っ白な帯に何か描いておいて欲しかったと言っても、この世では会っておりません


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三つ紋の訪問着

2006年06月19日 | 遺された着物、譲られた着物
虫干しもかねて、気なっていた訪問着を取り出してみました。
一つ紋だと思っていたら、大層にも三つ紋がついていた。



義母は観世会館での舞台を意識して、胸に模様がくる訪問着ばかり作っていたようだ。色留は立ち姿であれば、いいけど座る席では無地ばかりでさびしいし、舞台映えがしないからだったのだろう。一枚も遺っていないということは、持っていなかったことになる。




どういうときに着はりましたの?と、あちらに電話して聞いてみたくなりました

*三つ紋「白染め抜きの日向紋」訪問着
 けし紫に細かい地紋があり、とてもしっかりとした好いちりめん。専門家にどういうものか訊いてみたいものだ。


ネットで急遽お勉強してみましたら、訪問着としては最上級の礼装ということになります。

■格の高い染め抜き紋
紋を表す技法は、大別して染めと刺繍がある。

図柄は、正式な「家紋」と好みでつける「しゃれ紋」がある。
家紋の表し方には日向紋(ひなたもん・陽紋)、中陰紋、陰紋(蔭紋・総陰紋)、という形式があり、日向紋が格が高く、次いで中陰紋、陰紋の順になります。

総合すると「染め抜き日向紋」がもっとも格の高い紋となる

染め抜き日向紋は、紋の中を白上げにして、輪郭や詳細を細い線でかたどっています。礼装には必ず染め抜き日向紋を用いる。
 
■さまざまな表現のある繍い紋

刺繍の家紋は染め抜き紋より略式ですが、色無地や訪問着などに付ければ、略礼装になる。
菅繍(すがぬい)、相良繍(さがらぬい)、芥子繍(けしぬい)、まつり繍など多様な刺繍技法がある。

◆ きものの種類別・紋の付け方
<紋の数と格>
■ 数は一つ、三つ、五つ
紋の数は一つか三つか五つと決まっていて、多いほど格が高くなります。五つ紋は第一礼装だけに付けるので、必ず染め抜き日向紋です。三つ紋は染め抜き日向紋に加え、中陰紋や陰紋、繍い紋なども付けられますし、一つ紋ならどんな種類の紋でも付けられる。

■ 紋付きものの保管
紋の白場は汚れやすく、また、汚れが目立つものです。紋の部分は強くこすってはいけません。紋をきれいに保つためには、着用時だけでなく、保管にも気をつけて、しまうときには、必ず紋に薄紙を当てます



この訪問着は、洗い張りしてマイサイズに直して、1度だけ着たことがあります。
たしか、2001年のお煎茶の初煮会でした。ボケたプリントからの接写。また改めてちゃんと着て、リベンジいたします



「まき糊散らし友禅」コーナーに画像を1枚 追加しました。

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綸子訪問着(老竹色)

2006年06月18日 | 遺された着物、譲られた着物
夫の母は長く観世流のお謡をやっていたひとだったので、能舞台に上がる機会が多く舞台に生える訪問着をたくさん持っていたひと。

その中で私にも着られそうなものを洗い張りに出して自分の寸法に仕立てなおしたものが数枚ある。

今回ご紹介するものもその一つ。
裄を目一杯出してもらって、何とかマイサイズに近づけた訪問着

地紋は慶弔両方使える文様「紗綾形文」の綸子
模様は、有職文様の七宝つなぎや有栖川などがモダンに配されている。








二代目 私 

杉本家でのお茶会に着ました(2002年秋)
お煎茶の杉本会の目の肥えた諸姉さま方から「いいものよ。お母さんはいい趣味をしておられたのね」ほめていただきうれしかった。






帯は実母の袋帯。
すべて地味なので帯締めを珍しくピンクにしております。

ご招待客の幸子は、上品な小紋に塩瀬の帯。
杉本会のメンバーの永田萌さんは、いつものように創作着物。
報恩講の掛け軸の前で。 


ウチのコンサート&晩餐会にて(2003年秋)
着付けが下手でお恥ずかしい


三代目 さくら子(二女)

お正月のお茶会をわが家で開いた際に、地味なのがいいので、祖母のを着てみたい、と言って袖を通す。私の若い時の袋帯を合わせる。(2003年正月)


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京友禅 撒き糊散らし

2006年06月17日 | 遺された着物、譲られた着物
撒き糊散らし(まきのりちらし)友禅の技法のひとつで、
まず、防染糊を竹の皮に塗って薄く伸ばし、乾燥させたものを細かく砕いて、
湿らせた布地に蒔き、乾いてから染料をかける。
文様と合わせて組み合わせたり、雪が降った様子を表したり、全体にあしらって地模様にもする(木村孝/監修 きもの文様図鑑より)


この友禅の技法を使った着物が『着物のあとさき』(新潮社)の43pに登場している。

満天の星空にも見立てられれば、吹雪とも見える。



義母の箪笥にもこの技法の友禅が遺ってした。然も、粋な付け下げ!
しっかい屋さんに相談したら、いいものだからとおっしゃて、長身の私用にウエストラインで他の生地を足して補正してくださった。もう7年前のことになる。



2001年の開催された日本デザイン会議 in kyoto に参加した際の着姿(プリントから接写したので、ヘンです




そして、ずいぶん着たので、着付けのお稽古用にと、昨年さくら子に回した

「雪」の様に見える祖母のとても渋い紫ロウケツ染めの着物。
祖母は「紫」大好きな人でした。
それを私たちが着れる様にakeが丈直しをしてくれた。
わかりますか?ウエスト部分に別布で丈が足されている。

今まで、後ろの衿はホックしか見たことが無かったが
この着物は糸を引っ張ると留められる様になってました。
これは古い着物だからなのか?とても繊細な作りだった(さくら子のブログより)







6/16の絹芭蕉の欄にもう1枚画像を足しております

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遺された着物 三代の着物 

2006年06月17日 | 遺された着物、譲られた着物
はじめに

幸田文、青木玉、青木奈緒というお江戸のもの書きの三代のご家庭の着物本をいままでにいくつか読んでいる。
青木玉(1929年生まれ)の新刊『着物あとさき』(新潮社)は、
母、幸田文が遺した着物について多数の写真を配した着物エッセイなのだが、
中にいくつか夫の母(以下、義母)が遺した着物と色違いのものもあったりして、面白い。
気になって幸田文の略歴をくってみたところ、1904年(明治37年)生まれで義母も同い年だった。道理で時代的な類似点が多いのだとわかる。

そこで、義母のものを戦後世代の嫁である私が引き継ぎ、わが娘たち、ひょっとすれば、孫娘が引き継いでゆくとしたら、女4代になるわけだ
たいしたものは遺されてはいないものの、女三代の着物を通して語る記録として着物およびその周辺を綴ってみようと思い立ちました

義母    1904年(明治37年)生まれ  1995年没

義母の長女 1926年(大正15年)生まれ(青木玉はこの世代なのです)

私の実母  1924年(大正13年)生まれ  1998年没

私     1946年生まれ

私の娘   1970年代生まれ 2人

私の孫娘  2004年生まれ  2人 


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