京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

お茶亊の着物@ヤング編

2006年02月26日 | 若いひと
「さくらの帯揚げ」「お茶亊のコーディネート」編に着物の画像を追加しました。
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春陽のお茶亊をお務めになられたおふたりは,ごいっしょに何度か着物のお買い物をご一緒したり、音楽会やパーティーにもご一緒している過去の着物日記HP でおなじみお若い方です。

Mさまは、東をお務めになり、patoさまはお濃い茶をご担当されました。


京娘のpatoさまのお召し物はしょうざんの生紬訪問着です。此の着物をお召しになるのを私もとても楽しみにしておりました。

また京女のMさまの黄土色の色無地 、実はこれは共八掛なのですが、表とは織り方が違うと言う,凝ったものです。


「八掛にも刺繍あり。それだけでもお洒落なのに、帯締めと帯揚げのバランスが絶妙でしょ.帯締めと帯揚げって何故かセットになって売っている事が多いんですが、あれはかなりもっさい。お茶事で東(とう)を勤められるということもあって、歳にすれば渋めのあわせ方ですが、帯締めに紅をもってくることで、地味すぎず、良い感じになってますね。帯揚げも全体のバランスを邪魔せずに納まる良い色です」(patoさまの解説より)

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お茶亊に江戸小紋

2006年02月26日 | 合わせ 染め
前日から奥の座敷テーブルにセットしてあった江戸小紋をいそいそと着付ける
義母も晴れがましいお出かけの時には前日に用意するのが常でした。


午前10時からお開きの4時まで粟田口「竹茂楼」のお茶室で一日愉しく過ごす事ができました。

初炭からはじまって、本格的な懐石を頂き、菓子、濃茶、濃茶、とフルコースの茶事は初めてでした。今日のお菓子は『未開紅(みかいこう)』、梅も未だチラホラの京都には、ぴったりのお菓子。


偶然にも私の金封を包む袱紗とお席の炉の縁は「七宝つなぎ」、
私の江戸小紋と釜師大西家作の釜の文様は「宝尽くし」でした。

うちにある袱紗は、義母のものと私のもの、いただきもののストックを合わせると、さあ何枚あることでしょう。内祝い、引き出物などに、一昔前の京都では需要が高かったようで、よくいただきました。特に能楽をやっていた義母のものは、お開きの演目にちなんだものが残っています。これも和の文化でしょうね。娘たちにも名前入りを結婚の際に誂えてやりました。
またお披露してみたいと思います。




お正客の幸子さんの訪問着。いつもながら決まってます.彼女はこういう華やかなものも難なく着こなせるのは,着物歴,お茶歴の賜物。




後席の茶花は、マンサクと藪椿、お干菓子は早蕨



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お茶亊のコーディネート

2006年02月25日 | イベント等
お茶をおやりになっているお若い方が,確かお茶会に黒墨の鮫小紋をお召しになっていたのが印象深かった。
そこで,昨年秋に harukoさんとizumixさんを伴い、「ゑり善」さんの蔵ざらえで出会ったのが、この宝づくしの江戸小紋 これが欲しかったとばかりに速攻お買い上げ(笑)。私のお買いものはいつも出会いで勢いよく決めます。

仕上がってきましたので、お招きいただいている春陽のお茶亊に下ろします。
こういうコーディネートです.
帯は箔屋清兵衛の草木染西陣袋帯。ご批評をよろしく。

私はお煎茶をやっているのですが、裏千家流フルコースのお茶亊は初めてで、緊張しますが,親友がお正客のお連れなので、マネをしていればいいかしらと(笑)

この江戸小紋は二女のizumixこと、さくら子にいつかは譲るつもり。
長女ははんなり系なので、すでにローズ系の色無地をつくってやっている。


私も彼女たちの祖母、私の義母の女紋「蔦柏」を京縫の西刺繍さんにやっていただいた。お仕立てはいつもの有香(有々)さん



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さくらの帯揚げ&サクラ訪問着

2006年02月24日 | きもの関連&小物
先日のゑり善さんの店内はさくら、さくらだった。さすが日本の国花であり、宇野千代さんがそうであったように、いつの季節でもさくらは着てもいいらしいが、さくらは、雛祭りが過ぎれば、春待ちの心で着たいものだ。

すばらしいサクラを描いた品のいい訪問着や大柄のサクラの着尺もあったのだが、大して持ってはいない私でも、
さくらの地紋の色無地、さくらの訪問着があるので買うのはためらう。

  *参考*

  昨春の煎茶の“春待ち茶会”のお手伝いの会場にて(うぐいす色無地に,サクラの白抜き紋入り)



  さくらの訪問着は、昨年の真由美センセイのお茶会にて

   二女にはサクラの訪問着を昨年作ってやったが、着物ブログはさくら子というニックネームにしたらしい。



そこで、それでも、サクラのものが欲しくなり,帯揚げを買ってしまった。手前の白橡(しろつるばみ)淡香(うすこう) にサクラの花びらの刺繍入りがゑり善もの、その奥2枚は手持ちのサクラの帯揚げ。

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3人のオフ会@すばらしい郡上紬

2006年02月23日 | 着物フレンド
ネット縁&着物縁のおふたりと初対面のオフ会。ロンドンから日本へお里帰り中のロンドン椿姫様と、ロンドンで知り合われた神戸のヒメ様。
有効に持ち時間を使って頂こうと,急遽「ゑり善」さんまでタクシーで乗り付ける。担当の方やほかの店員さんも親切丁寧に遠来のお客さまに応対していただき良かったです。

椿姫さま 綺麗なブルーの小紋
ヒメさま 素晴らしい郡上紬






ヒメ様は郡上紬専門店と懇意にしておられるらしく、立派な郡上紬をお召しで、ゑり善さんももちろん分られて、着物談議が弾む。吉右衛門さんの紋の根付け、象牙の帯留めと、きもの周りもすばらしい。

またロンドンさまの方は若い方の着物をお見立て中の方のものを何枚も横で拝見されてご満足



「ゑり善さんにも連れていって頂いて感激でした。さくらのお着物、いくつかとても素敵なものあり、良い目の保養になりました。 いつかロンドンで(或いはパリでも)お会いできるといいですね」(ロンドン椿姫さま)

「楽しい時間はあっという間に過ぎ、いろいろもっとおしゃべりもしたく、また目の保養もしたく、と後ろ髪をひかれる思いで四条をあとにいたしました。 お忙しい中をありがとうございました! ake様のおきもの姿 颯爽としていて素敵です。 その颯爽とされた中で時計がキュートでした。 どんなものかお伺いしようと思いつつ、気を逸してしまい残念」(ヒメ様)



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紬付け下げ紺

2006年02月22日 | 合わせ 織り
ロンドンから日本にお里帰り中のネット縁&きもの縁のロンドン椿姫さまと、神戸のヒメさまと京都駅で落ち合い、「初めまして!」
その後、折角京都にお越しなのだからと、時間は少ししかなかったが、「ゑり善」さんにご案内した.ショーウインドも


店内もサクラ、さくらが満開!
担当の方やほかの店員さんも親切丁寧に遠来のお客さまに応対していただき良かったです。
ヒメさまはさくらの帯揚げと人間国宝の細見さんの本綴れの帯締め、私はさくらの帯揚げをお買い上げしました(笑)


先日のコンサート&お食事会に締めた「型染め塩瀬」 を今回は、紬に合わせた。
紬に塩瀬を合わせると、カタものの紬もはんなりと京風になる。これが私は好き。
織りのお洒落帯で合わせるとあまりに決まりすぎ&シックになりすぎるので,私はあまやかな感じも欲しいので,塩瀬の柔らかさがすきだ。
新しい塩瀬はふっくらして締めにくいので,ビギナーには難しいかもしれないがそのうち慣れます!

此の紬は,お利口に買った「付け下げ」なかなか凝っている@秘伝?




ベーシックな色なので、帯で遊べるので、こういうものはいつまでも変化自在だ


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孫娘のために?!

2006年02月21日 | 若いひと
もう凄いばば馬鹿をお許しあれ!いつもの呉服屋さんでまたお買い上げしてしまった。
娘に着せるにはもう少し派手かな、でもまだ着られるかしら?・・・
そうだ、Aちゃん、Rちゃん@孫娘に着せればいい。でも,何年待たされる?
要は、この目についた綺麗な着物を自分の箪笥に入れておきたかっただけ!

「一方付け」という総柄の付け下げです。
露芝のこのモダンな柄と色合いが気にいたのです。
こういうおバカな買物が出来るのも今うちだけ。



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ああ、華やかな品格!「志ま亀」

2006年02月21日 | 若いひと
私は振り袖を着たことがない。成人式も経験していない団塊世代なのだ。そういうものを無視したがった世代。
訪問着は婚礼の挨拶用に綺麗なものを当時、高島屋の呉服部に勤務していた伯父に見立てて貰って誂えてもらった。畳紙にはその意匠文様の名が達筆な伯父の毛筆で記されている。その頃の高島屋は呉服の全盛期で女優さんのもののお見立ても担当していたらしい。小柄ながらダンディな伯父であった。

さて、この間東京でお嬢様の訪問着を誂えられた着物フレンドがいる。みょうがさん!お店は名だたる銀座の「志ま亀」。そのお見立ての際の画像をお願いしてお送りいただいたので,公開させていただきました。

ーーーー着物はベージュ、帯は黄緑と金の市松にして、それにあう帯締め帯揚げ、それから長襦袢とひととおり組み合わせてもらった。二時間くらいいたのかな。とにかく色合いがきれい、柄がきれい、若い人の着物を買うって、ほんとうに楽しい。至福のひととき。
驚いたのはその後。まだ時間があるからと銀座周辺のデパートやら呉服屋やらをのぞいて歩いたのだけれど、件のお店のきれいな色合い、柄が頭に染み付いてしまっていて、ほかのものを見る気がしない。それは着物ショッピング初体験の娘も同様で、ほかのはなんだか野暮ったくて、ううん、欲しくないかもって思っちゃうねえ、とーーーー(みょうがさんの日記より)



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紺の紬に水仙の染帯

2006年02月19日 | 着物フレンド
着物フレンドのみょうがさんがご入洛。きもので一緒に街中を歩くのも愉しい。

夕方からは気のおけない友人たちにお声をかけて気まぐれオフ会を木屋町にて。

此の紬はパートナーにと思って買ってあったという男物紬のアンサンブル地をご自分の着物と道中着に変更されたという(笑)。とてもいい色目の紺。




それに今の季節限定の「水仙」の染め帯。オレンジ色もいいものだ。着物が無地だから、こういう奇抜な帯を持ってくるのもいいな~。





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塩瀬好き

2006年02月18日 | 染め帯
塩瀬は何本も欲しいほど好き。
大島、紬にはもちろんのこと、本日のような小紋にも合う。
きもの1枚に、帯3本とはよくいわれるが、着物1枚に塩瀬3本でもいいくらい好き。

これは、私が持っている小紋でいちばん渋い小紋で、油滴小紋という。
有名の茶碗@油滴天目を模してある。
地は渋いエンジ紫で,油がはねたようなドットが油滴なのだ。
八掛けはそれにあわせてある。
きもの師匠の真由美せんせいのお見立てで早い時期に買ったもの。シックで落ち着く。


本日は、芸術センター(元、明倫小学校)でドビッシーの「前奏曲1、2」を主題に、
京の型絵染めの染色家の伊砂利彦氏がその24曲のイメージで作られた作品を24枚、
ピアニストで評論家の青柳いづみこさんの24曲演奏されるというなかなかの企画のコラボに参加した。

伊砂氏のご案内で数年前に杉本会のメンバーと吉野の桜を見に行ったことがある。
その氏にちなんで型染めの塩瀬を下ろした!それに京染めの油滴小紋を合わせた。

続きはまたに明日に@時間切れ!


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きもの縁、着物熱

2006年02月17日 | 着物あれこれ
例のカードのきもの縁です。
ライターの神奈川絵美さま が丁寧にご紹介くださっています。

きもの縁、着物熱が全国、いや,世界に広がっています!
そのうちわが着物縁の方がたの関連リンクコーナーを作らなくちゃ!
二女izumixも、立ち上げ近し!

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染め替え

2006年02月17日 | 着物フレンド
私も2枚染め替えた色無地をもっているが、昨夕、大学時代の後輩、元寮生Aさんからメールが届いた@サンキュー!
とてもいいお色!こういう色もあったかと,メのウロコですよ。道行きも、染め替え?これは新品でしょ?
これからも画像、コメントをよろしくね。

おひな様お点心、美味しそう!また寮生会したいね!音頭とって下さいな@よろしく!

ーーー先輩、1年以上のご無沙汰です。元寮生のAです。
「そうか先輩の色はこれか」新鮮な驚きです。私も昨年末やっと染め変えの段取りを
つけ仕上がってきましたので、今日は同窓生4人で集まり:まずは近くの割烹で雛点
心のランチ、そのあとわが家で裏千家師範の着付けをお願いし、カメラ好き友人に撮
影をしてもらいました。


長年気にかかっていたので「宿題が終わった」学生の心境です。
ピンクの時代は3回しか着なかったので今度は天寿を全うするぐらい着てあげようと
思っていますーーーー



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*参考 2004年暮れの元寮生、Aさんのメールと画像
-------2004年もあとわずかとなりました。元寮生のAです。
おかげさまで7月に浴衣でこの着物日記にデビューしてから12月まで、計16回着物でお出かけしましたよ。
ホントは12月18日・土曜日シンフォニーホールへ夫と第9を聞きに行くので17回の予定だったのが、前日ヨガの教室で張り切りすぎて肩の筋を痛めたらしくとても着物を着用できる状態ではなくやむなく16回で終了!
2005年1月もお出かけ予定が3回はあるので今からコーディネートが楽しみです。
HPに江戸小紋の話があったので、2004年の思い出画像として私の鮫小紋姿を送らせて頂きます。これは24歳の時にお茶会用に初めて自分の稼ぎであつらえたものです。今となっては派手かと思いましたが行き帰りは道行きを着て劇場内では若返りました。帯は絞りの羽織を転用したものです。
来年は襟の抜き方を研究したいと思っています。どうぞよいお年を!



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仕事用の鞄

2006年02月17日 | きもの関連&小物
京都の北の方に講演に行って来た.雨だったが、会場までお迎え付きだったので、もちろん着物!
主催者に問い合わせの電話があったとか?拙ブログの読者の方かしら?「着物のことをやっておられる方ですよね?」と。着物,きもの、その方面の方と間違えられるのも光栄?本業は、着物じゃなくて,硬派の女性、男性問題テーマの評論、執筆、講演なのですが?

さて、仕事用の鞄を公開します。
昨年JR京都伊勢丹で見つけた鞄。柄は一見、絣に見えるのがうれしいのだが、実は「シザー」ヘヤーデザイナーが使っているウエストボーチをテーマにしたポーチシリーズを期間限定で出店.その中に数種だけA4が入る鞄があったので、速攻購入。ミニのウエストポーチもついでに買った置いたが、未だに未使用.私は大きい鞄しかいらない女です



参照


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綸子の洋風小紋

2006年02月14日 | 若いひと
お煎茶のお稽古『杉本会』でご一緒している千枝子さんは、
アートセンターのスタッフでアート系の方。
いつも奇抜で発想が面白いので彼女の着物まわりや洋服も含めて皆様の注目の的。
今回もそう。
ワンピースにでもしたいような洋風柄。シブカワ(渋くて可愛いという意味)
こういう柄が着こなせることに感心したことでした

お着付けもすっきりとお上手ですね。





*参照*
昨年の杉本会協力の煎茶の明倫茶会「春待ち茶会」(永田萌さんの席主)での千枝子さんの綸子振り袖も見事でした。
*注 「杉本会」小川流煎茶のお稽古のグループの名。町家、杉本家でさせて頂いている。
http://sanpozuki.jp/column/setsuko/index.html

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東京染小紋ブルー立涌

2006年02月13日 | 合わせ 染め
今日は2カ月ぶりにお煎茶のお稽古にいきました。町家杉本家はいつも美しい!
着物で出かけるのが日常となっていますが、肝心のお煎茶のお手前はネが不器用でいつまでたっても上達せずに、師範さまにはご迷惑ばかり掛けております


お稽古もベテランで、お着物にも年季が入って良くご存知のあき子さまが「いい小紋ね.立涌と赤い点も入って!」と褒めてくださいました。もう何度も着ている「東京染小紋」で、確かに日本工芸の認証マーク入りだったとおもいます。



帯は再度、アップの『金駒刺繍」の塩瀬、義母のものでお気に入り。「寒椿」に見立てました。



帯揚げは昨年「えり正』さんのセールで買ったもの。こういう奇抜な物はセールで買います



*参照*

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