目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

分水嶺と笠取山

2016-11-03 | 山行~奥多摩・奥武蔵

標高 1953m 埼玉・山梨県

2006年9月10日(日) はれ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:30作場平駐車場8:40--9:38笠取小屋直下9:50--10:15笠取小屋10:20--11:02笠取山山頂--11:30水干(みずひ)・水神社(昼食)12:30--12:50笠取小屋--13:25一休坂ベンチ13:35--14:00作場平駐車場

山梨百名山の笠取山を直近で訪れたのは、もう10年前になる。その前に単独で登っていたのだが、2006年まで結構な間が空いていたのは、国道411号から狭い道を上がっていくのがちょっとなあと思い、敬遠していたかもしれない。

この日は5:00に起床し、さくっと準備、5:20に自宅を出発した。吉野街道に入る手前のガソリンスタンドで給油し、そののち街道沿いのセブンイレブンで買出し。7:00過ぎツーリングのバイクで賑わう小河内ダムの駐車場に入って朝食をとった。

 
左:作場平の駐車場。現在はトイレ完備 右:登山口

7:40小河内ダムを後にして、先場平の駐車場には8:30。すでにもう登山者の車が何台か停まっていた。身支度を整え8:40山の神とともに駐車場を出発した。車道を少し歩くと、すぐに登山口が出てきた。さっそく森の中に入っていく。すぐにアミタケらしきものを採っている2人に出会う。9月初旬なのに、もうキノコが生えているのかといぶかしく思う。

 
左:一休坂分岐 右:笠取小屋直下の休憩ポイントにて

やがて「源流のみち」と書かれた一休坂分岐に差し掛かる。まだ休憩するには早いよなと山の神と通過。しばらく歩いて、駐車場から1時間ほどが経ち、まだ笠取小屋までは少しあるから、そろそろ休憩にしようと、ミズナラの樹林帯の中で腰をおろした。

 
2点とも:笠取小屋

その休憩ポイントから笠取小屋までは、25分くらいだった。突然目の前が開け、ちょっとした広場に出ると、そこに笠取小屋があった。小屋の前では、話し込んでいる2人組がいて、1人は年配の方で捕虫網を持ち、もう1人も同年輩くらいでやたらと声が大きい人だった。捕虫網の年配者は、蝶の研究者なのか、下山時に再びこの小屋前で見かけた時には、息を切らしながら蝶を追いかけていた。


気持ちのいい道が続く

小屋から少し進むと、防火帯のような場所に出た。以前一度訪れたときには、もっと木が生い茂っていたような気がする。切り株が散見されるのは、その証拠だろうか。直射日光を受けながら、暑い暑いとあえぎながら進み、やがて最後の急登にさしかかる。


最後の超ド級急勾配を上がる山の神

ほとんど壁のようなところを攀じり、11:02笠取山山頂に着いた(冒頭写真)。昼メシはどうしようかと山の神に声をかけると、なんかここは暑いし、それほど腹も減ってないから先へ進もうと。それなら、とりあえず水干(みずひ)まで下ろうということになった。

 
左:水干(みずひ) 右:水神社。左手にある、溝の彫られた玉は何なのだろうか。何かを象徴しているような?

11:30水干まで下って、誰もいないなか、山の神とのんびりと昼食にした。

昼食後、ここより少し上に水神社があるので、そこまで行こうと、山の神を誘うと、キッパリと行かないという。それならと一人でよじ登ると、小さな祠があるだけだった。お参りをして、踏みあとがはっきりしない道を下った。山の神と合流し、12:30水干を後にする。

 
左:山の神は水神社をお参りせず、下で休憩 右:分水嶺の案内板にあった図解

その後、上り時にパスした分水嶺に立ち寄って写真撮影。ここが起点になって、降った雨は3つの河川、荒川・多摩川・富士川に分かれるというから不思議な感じがする。

  分水嶺の碑。ここを起点に荒川、富士川、多摩川へ

あとはひたすら来た道を引き返すだけだ。12:50笠取小屋まで戻り休憩。13:25には、ベンチが置かれていた一休坂で休憩。14:00蒸し暑い駐車場にたどりついた。

道路が混まないうちに早く帰ろうと、14:10には帰途につく。とはいっても、道中は長い。途中新奥多摩街道沿いのファミレスで、パンケーキとドリンクバーでゆるゆるとティータイム。自宅には18:30に到着した。


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