目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

日光白根山七色平スノーシュー

2014-02-08 | 山行~スノーシュー

000img_7292標高 約2100m 群馬県

2014年1月25日(土) うすぐもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:40丸沼高原スキー場駐車場--ロープウェイ山頂駅--登山口(二荒山神社鳥居)11:04--不動岩--大日如来--11:54避難小屋、七色平(なないろだいら)12:07--六地蔵--13:00展望台(昼食)13:40--14:15登山口--14:45駐車場

天気予報は晴れだったのだが、山の天気はわからないものだ。実際の天気は終始くもっていた。しかも気温がかなり上がるから、山では雪崩に注意とのことだった。山の神は過剰に反応し、地形図を指差しながら、ここから下るから、この先が危ないよね。やっぱりピストンだねと言い出す始末だった。

家を出たのは、5時を優に回っていて、だいぶ遅刻だなと言いながら先を急いだ。関越に入ると事故渋滞になっていた。あとは運を天に任せて、流れに乗って走るしかない。なるべく先へ進もうと、赤城SAまで足をのばして朝食をとったのだが、トイレが並ばないと入れないというすさまじいごった返し状態だった。

沼田ICで下りると、車は数珠つなぎ。そのうち動かなくなる。法面(のりめん)の工事をやっていた。崩れてしまったものはしょうがない。だいぶ時間をロスして、9:40丸沼高原スキー場の第一駐車場に到着した。

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左:ロープウェイ山頂駅に隣接するレストランしらね 右:登山口である二荒山神社鳥居

登りはじめる前にもう疲れていた。緩慢な動きでトイレに行って、身支度をして、ザックにスノーシューをくくりつけ、チケット売り場へ向かう。ロープウェイのチケット(3ポイント券)¥1,200を購入する。別途保証金が¥1,000必要だ。保証金は、購入時に預かるカードを返却すれば、戻ってくる。

ロープウェイは、混雑していて長い列ができていた。スノボ人気復活の話は本当のようだ。スノボの板を抱えた人ばかりで7人乗りこみ出発する。思いのほか長い距離を上っていく。ロープウエイ山頂駅からレストランしらねの奥に向かうと、二荒山神社の鳥居があった。ここが登山口になる。鳥居の背の高さを見ると、事前にだれかのHPで見た写真よりも明らかに雪の量が少ないのがわかる。

001img_7255 不動岩

11:04山の神と鳥居をくぐった。後からきた単独の男性は足取り軽く先に歩いていった。すぐに不動岩が現れる。かなりのボリュームだ。

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左:湿った雪がべったりと樹木にへばりついている 右:雪に埋もれかかった小さな大日如来様

雪は湿っていて、枝や幹に着いた雪は、突いても落ちてこない。そのうちちょっとした上りになって登高していくと、大日如来が現れた。意外にこぢんまりしてるねと山の神に話しかける。今にも雪に埋もれてしまいそうなくらい祠に雪が積もっている。

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左:避難小屋。雪の重みでガラスが割れた? 右:七色平で足跡をつける山の神

日光白根山へ上がって行く道と七色平に下りる道の分岐にさしかかる。雪が少ないおかげで案内板が埋もれていない。現在地がひと目でわかって道に迷う心配がない。下っていくと、避難小屋が現れた。だいぶ傷みの激しい小屋だ。窓ガラスが割れていて、ちょっと泊まるにはしんどそうだ。

避難小屋の隣は、七色平。夏は湿原だが、冬は雪原。山の神がふかふかの雪に入っていき、足跡を付けていく。ここから踏み後は、しばらく山スキーヤーだけになる。

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左:新しい建物に鎮座していた六地蔵 右:丸沼高原スキー場も見える展望台

七色平でテルモスに詰めてきた熱いお茶を飲み、しばし休憩。12:07出発。途中かなり下るコースになる。グリセード気味に下っていく。そのうち大量の雪を屋根にいただいた真新しい建屋が見えてきた。近づくと六地蔵が鎮座していた。道中の無事をお祈りし、展望台へ向かう。ここからしばらく踏み後がなくなる。

ちょうど13:00に展望台に到着した。周囲を見て腑に落ちた。スキー場の下から見たときに、雪が少なく見えるから閉鎖されているコースなのかと思っていた場所だった。ちょうどそのてっぺんにいる。ようやくここで昼食にありついた。見晴らしは最高で、武尊山、笠ヶ岳、至仏山が見渡せた。

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正面では武尊山が威容を誇っていた

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とんがった笠ヶ岳も見える

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純白の至仏山

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展望台から少し登ると、燧ヶ岳も

13:40展望台から、いっきに斜面を上がった。雪が吹きだまっているところが道らしくないので、一瞬間違ったかと思ったが、さらに上っていくと、ヘアピンカーブがあってきちんとした道になった。ふと視線を右に動かすと、燧ヶ岳が見えた。燧は見られないだろうと思っていたので、感激だ。まもなく指導標が出てくる。

あとはピンクのテープを頼りに強引に移動し、14:15二荒山神社の鳥居に出た。山の神と私のすぐ後から、日光白根山(冒頭写真;レストランしらね付近から撮影)に行ってきたと思われる3人パーティが下山してきた。白根山まで行くと、われわれのコースタイムプラス2,3時間だろうか。元気な御仁だ。

このコースは日帰りも可能だが、泊りを選択した。前日の夕方に山の神が予約を入れた老神温泉まで戻り、吟松亭あわしまにチェックインした。翌日は初めて丸沼高原スキー場で滑ってみた。初心者コースだらけで、あまり楽しくないね、人も多いし、ここより岩鞍のほうが断然いいと山の神と意見の一致をみたのだった。


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