馬頭刈(まずかり)山 標高884m 鶴脚山 916m 東京都
2010年12月23日(木・祝) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:30払沢ノ滝駐車場8:40--(9:00千足)--(9:28小天狗ノ滝)--9:30頃天狗ノ滝9:40--10:00綾ノ滝10:08--(10:40つづら岩)--10:50休憩11:00--11:36鶴脚山11:41--11:58馬頭刈山(昼食)12:40--(茅倉)--14:10払沢ノ滝駐車場
まさに冬本番。払沢(ほっさわ)ノ滝駐車場(20台くらい駐車可)に着くと、気温は2℃だった。猛烈に冷えている。左下の写真奥に見えているきれいになったトイレに寄って8:40出発。幹線道路に戻り、千足方向へ歩く。この道路は、歩道がきちんと整備されているので、時折車が来るが歩くのに不都合はない。
学校を越えてしばらく歩くと畑が出てくる。何とそこには霜が降りていた。かたわらの松葉菊は凍り付いていてプリザーブドフラワーのように見える。千足のバス停を過ぎると、すぐに道標に従って林道へ右折。どん詰まりまで登っていくと、そこから登山道になる。
薄暗い杉林の中を進むと、すぐに分岐が出てくる。われわれは左へ巻いていく天狗ノ滝コースをとる。まず現れるのは小天狗ノ滝。滝から流れてくる渓流には小さい岩魚が4尾ほど泳いでいた。
小天狗のすぐ上に天狗ノ滝がある。9:30頃到着し、マイナスイオンを浴びながら、しばし休憩。滝坪の前を横切り、反対側を登り返していく。すぐに綾ノ滝が見えてくる。名前のとおり絹の反物が目の前に投げ出されているように見える。流れ落ちる崖に突起がほとんどないからだろう。スローモーションで水が落ちてくるようにも見え、不思議な感覚に陥る。
綾ノ滝からは急な上りが延々と続く。まず杉のうす暗い林を抜け、日のあたる樹林帯へ上がる。急斜面には巨木が立ち並んでおり壮観だ。圧倒される。風もなく、ぽかぽかしていて、一汗かいたころ、10:40馬頭刈尾根に出る。ここにはクライミングの練習場でもある「つづら岩」がある。今日は壁に取り付いている人はだれもいなかった。適当な休憩スペースがないので、先へ進む。
岩と岩の間を抜けて、北側に出ると、冷たい風が吹き付けてきた。しかも日陰で、突然冷蔵庫に放り込まれた感じだ。ぶるぶる震えながら、すぐに1枚重ね着する。ほどなくして下界の街並みが見えるちょっとした休憩スペースを見つけ、ティータイムとする(10:50)。風も来ないいい場所を見つけた。セブンイレブンで買った100円シリーズ菓子のあんドーナツをほおばる。甘くておいしいが、かわいらしいサイズでえらい少量。女の子用なんだろうか。
稜線からは大岳山がよく見える。ここから近いので大岳山から御岳山へ抜ける人もいるはずだ。11:36鶴脚山山頂に到着。こぢんまりしている。テルモスのお茶を飲んでいると、先ほど、見晴らしがよく陽だまりの快適そうな場所でお食事中だった、単独のご婦人が追い越していった。この辺りは、交通の便が今いちで、登山口に目だった駐車場もないから、人が少なく静かだ。とはいえ、この後何組かとすれ違っているのだが。
鶴脚山からは、残念ながら下る。下って下って登り返す。右手には樹間から富士山が見える。風が強いのか雪煙を上げている。馬頭刈山山頂には11:58到着。富士山の雄姿を期待したが、木が視界を遮っていた。ちょうどそのお山がある方向にだけ、木が生えているのだ。
昼飯は、セブンイレブンで買出ししたもの。おにぎり、かにサラダ、そして新発売の「スミレ」。札幌のお店の名前がそのまま商品名になっている。みそ味のワンタンだ。油の多い、どぎついラーメンスープにぺらぺらのワンタンといった風情。今いちかな。
12:40下山開始。鶴脚山を越えてすぐの分岐から、茅倉方面へ下りる。下っていくと、つづら岩が小さく見えた。暗い杉林の急斜面をどんどん下りる。最後はひょろひょろの若い杉と竹が混在しているやぶが出てくる。まずお目にかかれない杉&竹のハーモニー。この後すぐに目の前に民家が登場し、林道に出る。払沢ノ滝駐車場には、14:10に着いた。