目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

新宿山ノ手七福神

2017-01-25 | 七福神めぐり

新宿山ノ手七福神 東京都

2017年1月15日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:45頃 牛込神楽坂駅--善国寺(毘沙門天)--経王寺(大黒天)--牛込柳町駅~東新宿駅--稲荷鬼王神社(恵比寿神)--永福寺(福禄寿)--厳嶋神社(弁財天)--法善寺(寿老人)--西向天神社(弁財天の御朱印)--昼食--太宗寺(布袋和尚)15:00

山の神の膝痛も私の腰痛もひと段落ということで、今年も七福神めぐりに出発した。ついに途切れるかという瀬戸際からの起死回生。今年も七福神からもたらされる幸運に期待したいところだ。

スタートは都営大江戸線の牛込神楽坂駅。通りに出て、さっそく神楽坂へと向かった。最初は毘沙門天がおわす善国寺だ。前を何度か通り過ぎたことはあるが、境内に入るのはまったくの初めてだった。15日ともなれば参拝客は少ないと思っていたのだが、境内は思いのほかにぎわっていた。毘沙門天の幟を見て、こっちだこっちだと、山の神を促しお堂に入って、お参りを済ませた。

 
左:善国寺(毘沙門天) 右:経王寺(大黒天)。冒頭の写真も

次は大黒天と思ったら、山の神が指差しながら、そこのパワーストーン屋さんを覗いていきたいと、そそくさと店内に消えていってしまった。私も仕方なく後について中に入り、パワーストーンの棚を眺めていく。階段を上がって店の奥まで入ると、きれいな装飾を施された御朱印帳を陳列していた。さすがは神楽坂、こういう品揃えがあるのかと感心しながら店を出た。しかしいっかな山の神が出てこない。どうしたんだろうと店内を覗くと、レジに商品を持っていってお買い物になっていた。

それからようやく経王寺へ向かうことになる。一駅分電車に乗るのもなということで、歩き始めたのだが、歩けど歩けど一向に経王寺が出てこない。寒くて震えながら歩いていたから、余計遠く感じたのかもしれない。ようやくたどり着き、階段を上ると、大黒天の赤いちょうちんと、同時に大勢の人が目に飛び込んできた。えっ、3が日じゃあるまいし、なぜと思ったが、この時期にも七福神めぐりができるところは限られていて、われわれと同じような方々がそれなりにいるということなのだろう。

 
左:稲荷鬼王神社。この左手に恵比寿神が鎮座 右:永福寺の福禄寿

経王寺でしばらく待たされてから、御朱印をもらい、牛込柳町駅へと向かう。ファッショナブルな着物をお召しのきれいなお姉さん方がいて、正月気分に浸れた。二駅分進み、東新宿駅で下車。次の稲荷鬼王神社へと向かう。境内に入って、本堂の左手前に恵比寿神の祠があったのだが、ご開帳はしていなかった。姿を見ずにお参りしたことになるのかと、ちょっとがっかりしながらも御朱印だけはしっかりともらった。

稲荷鬼王神社からしばらく歩いて、次の永福寺へ。入って左手に福禄寿の祠があった。青々とした松葉の奥に福禄寿様。恵比寿神を拝めなかったこともあり、福禄寿様のありがたみを感じてしまう。

 
左:厳嶋神社(弁財天) 右:法善寺(寿老人)

そしてすぐ近所の厳嶋神社。弁財天の神社なのだが、ここもご開帳していなかった。閉じられた扉の奥に本当に弁財天はおわすのか。疑問を抱きながらも参拝して先へ進む。まねき通りに入って、お次の法善寺へ。境内に入って、どこなのだろうときょろきょろしていると、右手にでかでかと「寿老人」の文字が張り出してあった。入口の上がり框から、寿老人の小さな像を仰ぎみて参拝する。

ここでいったん参拝コースからはずれ、西向天神社へと向かう。正月も7日を過ぎると、厳島神社に人がいなくなり、弁財天の御朱印は、西向天神社でいただくことになるからだ。


左:銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の第三番) 中:閻魔大王像 右:脱衣婆像(別名:しょうづかのばあさん)

さて、西向天神社から最後の太宗寺までの歩きは長い。新宿御苑方向に進み、おおよそ15分はかかる。ドラマに出てきそうな(実際に使っているのか?)しゃれた建物の新宿中学校や東京電力の豪壮な建物の横を通って靖国通りを越える。昼食を食べそびれていたところに、お待ちかねの飲食店が軒を連ねる場所に出た。山の神と目についた中華屋さんののれんをくぐった。定食を食べ、人心地ついたところで太宗寺へ向かう。

太宗寺は、高遠藩内藤家の菩提寺で由緒正しきお寺だ。境内に入って、まず見上げるのは江戸六地蔵の第三番、地蔵菩薩像。かなり巨大な銅像で都の重要文化財に指定されている。野良猫がたむろしている隣のお堂には、これもまた大きくて迫力満点の閻魔像と奪衣婆像が鎮座している。それぞれのお参りを済ませ、最後に布袋和尚の姿を拝んだ。

 太宗寺

布袋さんの御朱印は、奥の大きな建物でもらう。閻魔様と布袋和尚の2つの御朱印をマイ御朱印帳にいただいている人もいて、お坊さんもなかなかに忙しい。

そういえば、新宿山ノ手七福神をめぐったばかりだと、先日ゴールデン街の某女子に話していたところ、このお寺は投げ込み寺であると聞かされた。江戸時代この地には妓楼が何軒もあって、身寄りがなく亡くなった遊女たちが無縁仏としてここに弔われたとのことだ。その数1000を下らないというから、ちょっと怖くて身構えてしまう。


新宿山ノ手七福神の色紙、パンフレット、手提げ

余談はさておき、御朱印7つがすべてそろった。山の神とやったねと眺めながら太宗寺を出ると、すぐに新宿の喧騒が待っていた。新宿通りを少し歩き、寒いからと地下街へと下り帰途についた。今年もいいことがありますように!

参考:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a
下谷七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d9d2bc94d677699ddba1c85946e81c9e


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