目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

日本橋七福神

2020-02-04 | 七福神めぐり

日本橋七福神 東京都

2020年1月5日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 10:00頃 水天宮駅--水天宮(宝生弁財天)--茶ノ木神社(布袋尊)--小網神社(福禄寿)--椙森(すぎのもり)神社(恵比寿神)--笠間稲荷神社(寿老人)--末廣神社(毘沙門天)--松島神社(大国神)12:30頃--水天宮駅

正月恒例の七福神巡り。今年はいくつかの候補のなかから日本橋七福神に行くことにした。決め手は、小網神社のすさまじい御利益伝説だ。この神社は第二次大戦で出征した氏子が全員生きて帰ってきたこと、さらには空襲後の一面焼け野原のなかでこの社だけ焼け残ったことから、強運と厄除けの神社として有名になった。今年はこの強運と厄除けにぜひともあやかりたいということで、山の神とともに日本橋を訪れることになった。

三が日は信じられないほど混雑するという情報をネットから得て5日にしたのだが、それでも人出はすごかった。とくに小網神社の混み方は尋常ではなく、神社前の道路から角を折れてさらに参拝者の列が延々と続いていた。おそるべしだ。


最初から全部のスタンプが押された色紙を購入

まずは営団地下鉄の水天宮駅からすぐの水天宮宝生(ほうじょう)弁財天にお参りする。この水天宮も通常は大混雑するらしいが、まだ10:00と朝早いこともあって、それほどでもなかった。ここで揃い色紙を購入した(2500円:上の写真)。例年白い色紙を購入して、自らスタンプを押したり、御朱印をもらったりして巡っていたのだが、日本橋七福神はとにかく混雑するとの書き込みをみていたので、最初からすべてスタンプが押されているものをゲットしたのだった。


左:水天宮の宝生弁財天 右:茶ノ木神社で布袋尊に参る

揃い色紙を購入したのは正解だった。その後すべての社で参拝の列に並ぶことになったのだ。白い色紙を購入していたら、参拝後にさらにスタンプを押してもらうために並ばなければならないところだった。そもそも社が小さいから、混雑が慢性化するのだろう。

水天宮から茶ノ木神社に移動すると、やはり大勢の参拝客でにぎわっていた。


左:ご利益を期待して小網神社へ 右:小網福禄寿

さて次は小網神社だ。すでに歩道に参拝者の列が見えていたが、山の神が手前で曲がる小網神社への矢印を見つけ、近道かとそのとおり行ってみると、お目当ての神社があった。神社前でお待ちの列が分かれていて七福神と書かれた短い列に喜び勇んで並んだのだが、これは御朱印の列で参拝ができないとわかってがっくり。

あきらめて参拝者の列を最後尾に向けてたどっていくと、これが長い。どこまで行くのかと気が遠くなる。並んだのはいいが、たちまち山の神の顔がくもり、ここはパスでいいんじゃないのという。日本橋七福神のメインイベントは、ここで厄除けすることなのにと私が色めきたつと、山の神は不機嫌になりつつも待つことに。1時間くらい待たされるのかと覚悟していたけれど、35分ほどで順番が回ってきた。

ここが混むのは、もうひとつ理由があって、銭洗い弁天もあるのだ。だいぶ前から1万円札を握りしめていたおじさんがいたのは、それを備え付けのかごに入れて洗うつもりだったからだった。


左:椙森神社で恵比寿神を拝む 右:笠間稲荷神社にて壽老人

小網福禄寿の思わずなでたくなる頭をなでて、椙森神社へ向かう。鳥居のあたりに人が集まっていて、そこが目的地であると遠目にもわかる。東南アジアからとおぼしき外国人観光客の後ろに並んで参拝する。なにを祈っていたのか、その中のお嬢さんが一人長いお祈りを捧げていた。

そこから人形町方面に戻り、隅田川方向へ進む。もう目と鼻の先には明治座という位置にある笠間稲荷神社だ。お稲荷さんだけあって、お狐様が多数鎮座していた。少しの間参拝の列に並び、お姿がよく見えない壽老人に拝する。


左:末廣神社の狭い参道 右:とってもユニークなお姿の毘沙門天

笠間稲荷から末廣神社は近く、あっという間に到着。鳥居の近くに奇妙なことに開運の獅子舞がいて、獅子に頭を噛んでもらうと無病息災とやっていた。正月だからなんでもありだなと思いながらも、ここでもしばらく列に並ぶことになる。参道に入り、参拝客たちの隙間からちらちら見えていた毘沙門天は、私の目が悪いせいでとてもユニークな姿に見えていたのだが、間近にいって目のせいではないことがわかって驚いた。

こんな毘沙門天は初めて見たし、お持ち帰りしたくなるほどアーティスティックだった。


左:松島神社にも長い列 右:松島神社の大国神

そして大門通りや甘酒横丁のお店にそそられながら、最後の松島神社に赴いた。歩道に伸びた列に並び、やがてビルの谷間にひっそりと大国神がおわすのを見つけた。お供え物に埋もれた黒光りした小ぶりな大黒神。12:30頃最後の参拝を済ませた。

残すは昼飯だ。腹減ったなあと山の神と先ほど通過してきた道を戻って、お店をのぞくと席が空くのを待つ人、人、人。今日は人だらけだ。雰囲気のある和食店もいいなと店の前のメニューを見ると結構なお値段であとずさり、結局水天宮前の中華屋さんに入ることになった。ここも混んでいて落ち着かなかったが、もうこれ以上歩きたくないと目をつぶることに。お店は調べておけばよかったかなとちょっと後悔した。

 

過去の七福神めぐり:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a
下谷七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d9d2bc94d677699ddba1c85946e81c9e
新宿山ノ手七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/18d67a1f45c22a06563d3e3068401343
元祖山手七福神https://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d71ede57f7afa89a6a771ce490131507
雑司ヶ谷七福神https://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/f590746053184824d57c81596b838314


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