目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

十和田湖遊覧散歩

2020-04-04 | 山雑記

十和田湖 標高 400m 青森県

2008年9月18日(木)晴れ 

前泊は十和田湖畔の湖秀亭。この宿は、東日本大震災の影響で宿泊客が激減し、2013年頃に閉館したようだ。この地区では湖秀亭も含めた観光ホテル3つが同じ資本系列で、上記の理由でやむなく閉館。いま湖畔に建つ廃墟といわれ景観を損なうとして問題になっている。いっぽうではすぐ近所に星野リゾートの奥入瀬渓流ホテルがあって繁盛しているのだから、やり方しだいで客足も戻ったのではないかと思えてしまう。少なくとも2つをたたんで1つで生き残りを図れば、なんとかなったようにも思えるが、どうだろうか。そもそもの失敗はバブル時代の拡大路線とささやかれている。


左:湖秀亭の部屋 右:湖秀亭のエントランス

湖秀亭は、十和田湖ビューの部屋を備えた温泉宿で、コスパもよかっただけに個人的には閉館は残念に感じる。夕食にシャモロック鍋、ポークジンジャーステーキなどを食べて1泊2食付き12,000円くらいだった。


湖秀亭の部屋から十和田湖を見る

さて話を戻そう。9月18日は朝風呂でさっぱりしてから、7:00に朝食。自ら陶板で目玉焼きをつくり、イカ刺しや里芋の煮物、鮭などを食し、8:20頃宿をチェックアウトした。


遊覧船からの十和田湖ビュー

その後遊覧船乗り場に移動し、9:00発の遊覧船第一観光丸(定員220人)に山の神と乗り込んだ。さすがに平日とあって、乗船しているのは年配者ばかり。繁忙期には500人や800人が乗船可能な大型船の運航があるようだが、この日はいちばん小さな船の運航だった。乗船料は1400円のところ、割引券を使って1300円。ちょっと高いなと思ったのだが、ここまで来て乗らないという選択肢はなかった。


左:遊覧船第一観光丸 右:デッキに出て風に吹かれる

遊覧船のデッキに出ると、風が気持ちいいし、景色も抜群で乗ってよかったと自然と笑みがこぼれてきた。ただこのあと、船内で一部の年寄りがはしゃいでやかましかったのには興を削がれたが。


左:中山半島 右:高村光太郎作「乙女の像」

遊覧船は十和田湖のなかの2つの半島、御倉半島と中山半島をめぐり、50分ほどでスタート地点に戻ってくる。引き返し始めると、もう終わりなのかと名残惜しさが募る。

下船後は湖畔を乙女の像まで山の神とのんびりと散策した。かの有名な詩人にして彫刻家、とくに『智恵子抄』で有名な高村光太郎の晩年の傑作「乙女の像」である。とってもふくよかに見えるのは、制作当時の美の基準がこうだったからなのだろう。


2点とも:十和田湖畔の散策路

乙女の像を見れば、もう十分に目的を達した気分になれる。山の神と遊覧船乗り場まで戻り、近くにあった喫茶店憩いに自然と吸い込まれた。コーヒーを注文し、まったりと朝の時間を過ごし、10:30十和田湖を後にした。


芭蕉ゆかりの中尊寺金色堂へとつづく
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