目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

矢倉岳・金時山

2011-10-29 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

矢倉岳 標高 870m 金時山 1213m 静岡・神奈川県

2001年10月14日(日) 晴れのち曇り 

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:18矢倉沢9:25--10:08水道タンク上部10:15--10:58矢倉岳山頂(昼食)12:00--12:40地蔵堂への下山路から登り返す--13:20足柄万葉公園13:25--14:15金時山登山口(ゲート)14:25--14:48猪鼻砦跡14:58--15:25金時茶屋16:05--16:35矢倉沢峠(うぐいす茶屋)16:40--17:00ペンション健康山荘--仙石バス停

ネットを見ていたら、この季節に猛禽類のノスリが矢倉岳の上空を渡っていくとの情報が出ていた。いちど見てみたい。上空を飛翔していく格好いい姿の写真を見た。期待に胸を膨らませて、矢倉岳山行を計画した。

7:30新宿発の小田急サポート3号に乗り込み、まずは新松田へ。ここでバスに乗り換え30分ほどで矢倉沢に着いた。矢倉岳を目指す同好の士はいるもので、同じバスで来たグループはザックを背負って同じ方向へ歩き出す。

上りが始まると車道沿いにはミカン畑があり、うまそうに実っていた。中には落果したものもあり、もったいないなあと視線を這わせるが、恵んでくれる持ち主はそこにはいなかった。水道タンク(今は崩壊している)を越えると、登山道になる。九十九折の道を上り、ひとまず休憩をとる。そこから40分ほどで、あっけなくも矢倉岳の山頂に着いた。 

001pa140822 金時山

山頂からの見晴らしはいい。すすきの穂が風に揺れる秋の装いがまた風雅をもよおしていい。これから登ろうとしている近所の金時山や、箱根の神山が目の前にそびえている。

002pa140827 神山

遠くには雲にほとんど埋没してしまった富士山がちょっぴり頭を出している。山頂には続々とハイカーが登ってきて、お弁当を広げたり、景色を愛でたりと、思い思いの山頂を楽しんでいた。

上空に目を移し、当初の目的のノスリ探しを試みた。あちらこちらと飛行物体を探してみたのだが、そう都合よく、ノスリは現れなかった。首が痛くなりそうで、天井にらみをほどほどにして切り上げた。ノスリが飛んでくるのであれば、やはり三脚を立てたアマチュアカメラマンの方々がいるはずで、いないということはもうノスリの集団はいってしまったのだろう。いずれはぜひ見てみたいものだ。

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左:矢倉岳山頂よりわずかに富士山を見る 右:山頂の標柱。やっと人がいなくなり撮影

12:00下山開始。なんとなく前を歩いている人につられて歩いていくと、いつのまにやら、暗い樹林帯の中を下っていく。あれ、方向が変だよなと気づき、地図を見ると地蔵堂への下山コースだった。このまま行くと足柄峠へ出るためには車道歩きとなってしまう。あきらめてせっせと登り返す。せっかく歩いたのに無駄になるとは、トホホだ。

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左:万葉公園から矢倉岳を振り返る 右:金時山山頂「金時茶屋」

13:20足柄万葉公園に到着。この辺りは車で簡単に上がって来られるからハイカーに加えて観光客も大勢いる。その証拠に道には路駐の車があふれかえっている。来た道を振り返ると、今下ってきた矢倉岳の雄姿が見えた。

足柄峠に着くと、熊にまたがり、まさかり担いだまさに普段のイメージどおりの金太郎がいた。金時山登山という気分を盛り上げてくれる。そこから、御殿場方面の見晴らしがいい猪鼻砦跡での小休止をはさみ、急な上りをガツガツ進んで金時山山頂に到着した。すでに15:25になっている。山頂から芦ノ湖を遠望できるが、残念なことに空には雲がたちこめてきた。

山の神に疲れたねといいながら、山頂の名物茶屋である金時茶屋に自然と足が向かう。なかでは登山者が一服中だった。われわれも一服しようと、米こうじ甘酒(当時で¥300)を頼んでまったりとすごす。茶屋を出たのは16:05になっていて、登山者もさすがにもう2、3人になっていた。

004pa140832 芦ノ湖

山の神は、以前金時山から明神へと縦走したらしいが、今回はそのコースはとらず矢倉沢峠のうぐいす茶屋から下山だ。バス停のある仙石へ向けて下っていくと、途中にペンション健康山荘があり、日帰り湯を提供していた。汗を流して帰ろうと立ち寄る。当時で¥700

仙石からバスに乗る。観光シーズンにはいつも渋滞するこの一本道は、やはり思ったとおり渋滞が始まっていて、小田原に着いたのはなんと19:40頃になってしまった。駅前のすし屋でビール片手に山の神と晩餐。腹がくちくなったところで21:06発のサポート50号新宿行きに乗り込んだ。

コメント
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