目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

巻機山Part2~仙境に遊ぶ

2011-10-24 | 山行~信越

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Part1のつづき

 

 

割引岳で昼食を済ませ12:00に腰を上げる。そこから20分ほどで御機屋(おはたや)に到着した。巨大な文字で「巻機山」と掲げられているが、ここは最高地点ではない。でも、ここまで大々的に「巻機山」と出ていれば、ここが山頂かと思う人も多いはずだ。だからここで終了という気分になり下山してしまう人もいるだろう。騙されてはいかん。

それに巻機山に来たのであれば、牛ヶ岳まで足をのばさねば、もったいない。これぞ百名山という絶景は、御機屋から牛ヶ岳への稜線にこそ待っているのだから。

御機屋から上っていくと、山頂付近には池塘があったり、笹原が広がっていたりと開放的で気持ちがいい。ガスがさあっと抜けて青空が覗くと、もう最高だ!

御機屋から20分ほどで、朝日岳縦走路の分岐に出る。そう書かれた道標があるのだが、本当に縦走する人はいるのだろうか。私ごときでは途中で行き倒れそうだが。どなたか山行記録を見た、読んだという方はいらっしゃるかな?

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左:御機屋(おはたや) 右:池塘が点在する山頂付近

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まさに絵に描いたような景色。でも遠そうだな

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おおらかな山容がこの山域の特徴

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遠くに見えるのは奥利根湖。さらに奥にはうすぼんやりと皇海山、袈裟丸山

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雲で光がさえぎられると、魔界への道のように見える

朝日岳縦走路の分岐に荷物をデポし、牛ヶ岳を往復する。牛ヶ岳山頂には13:00に到着した(冒頭の写真)。

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帰りがけに谷筋を見下ろすと、みごとな紅葉だった。上りはきつかったけど、山頂付近のこの景色に山の神も私も大満足。苦労がむくわれた感じだ。

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避難小屋。下のほうにテント1張り(牛ヶ岳へ向かう時に撮影)

下山路は避難小屋を通ってニセ巻機山(前巻機山)をまわり、井戸尾根を下った。牛ヶ岳へ行ってだいぶ時間をとってしまい、あれだけいた登山者もだいぶ少なくなっていた。疲れた足でも、下りだから、まだ鞭打てば早くなる。最後5合目で休憩をとって、いっきに登山口まで下った。16:40。

帰途、温泉に立ち寄る。とくに調べもせずに六日町温泉に行き、たまたま金誠(きんせい)舘の日帰り湯の看板を目にする。誰も入浴している人はいなくて、貸切状態だった。ゆっくり湯に浸かって疲れをいやした。当時で¥700(今は日帰り湯はやってないのかな)。湯の後はメシ。適当な食堂を見つけられずに、近くの温泉施設、清流館(2009年閉館)で晩飯にありついた。

のんびりしすぎて、帰りは遅くなった。赤城高原SAで仮眠をとると、いつのまにか時刻は1:00をまわっていた。ガラガラの道を移動して都内のファミレスでお茶して、朝帰り。3連休の3日目朝3:30頃のご帰還とあいなった。

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