目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

塩見岳Part1~三伏峠

2011-10-01 | 山行~南アルプスとその周辺

塩見岳001img_5289_2西峰 標高 3046.9m 東峰 3052m
本谷山 2657.9m 長野・静岡県

2011年9月23日(金)~9月25日(日) おおむね晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9月23日 鳥倉林道駐車場手前路肩10:05--10:55豊口ルート登山口11:03--11:53豊口山コル手前の草原(昼食)12:20--13:09水場13:17--13:45豊口山分岐(塩川小屋分岐)上部13:54--14:25三伏峠小屋(テント設営)

4:00台に中央高速にのるが、もうすでに交通量は多い。さすがは3連休初日だ。バリバリ走って八ヶ岳PAで朝食。松川ICで下りて、まずまず順調と思っていたら、第一の落とし穴。さあ買出しと思ったら、コンビニがルート上になかった。いったん戻って153号を走ると、セブンイレブンがあってホッとする。

気を取り直して、登山口のある大鹿村を目指す。あの原田芳男の遺作となった映画『大鹿村騒動記』の舞台である村だ。カーナビに登山者用駐車場近くの鳥ヶ池キャンプ場を目的地入力し、そのとおり進んでいくと、まず到着時間が11:00台になり、しかも鹿塩温泉の横を通過した。あれ、鹿塩温泉の横を通るんだっけ? 何か変だぞ。そのうち分岐が出てきて、そこに道標があり、塩川林道(現在塩川林道からの登山道は閉鎖中)を走っていることが判明した。が~ん。戻って鳥倉林道の標識を見つけ、そこへ入っていくと、すごい道で、イガイガつきの栗たちが満遍なく路上を埋め尽くしていた。この間の台風の影響だろう。鳥倉林道に入ったからよしとして、そのまま進むと、本来の整備された道に出た。

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左:鳥倉林道ゲート手前の駐車場。手前にトイレがある 右:豊口ルート登山口へいたる明るい林道

夕立神パノラマ公園のきれいなトイレに寄って、鳥倉林道を上りつめると、もう路肩に車が続々と駐車中だった。とりあえず、駐車場までいってUターンし、路肩の端きわきわまで車を寄せて駐車する。

なんだかんだで、予定より1時間ほど遅れての出発となった。今日は三伏(さんぷく)峠のテント場までだからまっいいかと、重い荷物にフラフラしながら、ゲートを越えて山の神と歩み始めた。予想外に車道歩きが長い。そのうち先ほど出発した駐車場が小さく見えてくる。

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左:豊口ルート登山口から明るい気持ちのいい落葉松林が続く 右:まだ咲いていたアザミ

登山口には簡易トイレがあり、ゲートの鍵をもっているのであろうレンジャーや林業関係者の車がとまっていた。ここから気持ちのいい落葉松林が続くが、結構な斜度がある。しばらくそれに耐えると、なだらかになり、横移動といったおもむきになる。

豊口山を回りこんでいくが、ちょうどお昼におあつらえむきの草つきの場所があった。そこに腰をおろして、朝セブンイレブンでゲットしたおにぎりをほおばる。朝食が早かった分、腹の減りも早い。食べていると、いくつものパーティが続々と目の前を通過していく。今日は人が多そうだ。

薄暗い樹林帯を歩いていると、突然水場が出てきた。さっそく2リットルのポリタンクを出して、水をめいっぱいつめた。

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左:三伏峠小屋 右:三伏峠小屋のテント場はおおにぎわい

水場からまた斜度がきつくなってくる。豊口山(塩川小屋)分岐で、うまそうに梨を食べているパーティが休憩していた。おじさんたちのうまっ、うまっと思わず口をついて出た言葉に、こちらはホントにうまそうだと、舌なめずりだ。山の神は重いから梨はナシだと、背負ってきていなかったから、余計うまそうにみえる。のども渇いたし。

峠までの上りに呻吟しながら、ようやく三伏峠小屋に14:25到着した。小屋でさっそくテント泊の申し込みをする。1人1泊¥700。テント場に行ってみると、もうテント林立状態。下のほうにちょっとスペースがあり、山の神とともにテントを張る(冒頭の写真)。ついこの間購入したおニューなのだ。3、4人用にしたから、居住性は抜群。ザックも余裕でテント内に収納できる広さだ。

背負ってきたビールをあおり、ウィスキーのお湯割りを飲んで、さらには先月輪島の朝市で買った乾物をつまんで、もう極楽気分。ゆったりと過ごす山の夕方なのであった。

Part2へつづく

コメント
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