きょうは、まぁまぁののりで弾けた。
間違えずに弾ければいいのだが、のりが良かったのでOK
弾きながら考えたのであるが、弦を2本以上弾くときつまり和音であるが、音をずらして弾くかいっぺんに弾くかで曲想がずいぶん変わるのは前から分かっているが、どっちにするかの判断はどうしているかというと、ほとんどそのときの直感のような気がする。
私が目指しているバッハの曲はバイオリンやチェロの曲をギター用に編曲したもので、ほとんど原曲に近い。
バイオリン族は弓で弾いているときは音が積極的に出ているので滑らかな持続音が出せるが一度には2本の弦しか弾けない。
ギターは、一度には4本の弦が弾けるが、弾いた瞬間から減衰し持続的な音は出せない。
それぞれ特徴があり、それが長所にも短所にもなる。
バッハが、バイオリン族のために書いた曲は、当然バイオリン族の特徴の持続音は出せるが一度に2弦しか弾けないという特徴を十分意識した作曲になっているのだろう。
ギターで和音を弾くときは、立て続けに弾く場合は無理だが、少し長めの音符の場合は音をずらして弾く方が和音が持続し、曲想が滑らかになる。
和音をバンと一度にならすといいアクセントになり、またそれを続けるとリズミカルに、ある時は軽快に、あるときは落ち着きのある重厚な雰囲気を出す。
それを曲の中でどのように配分しどうバランスを取るかによって、曲のイメージ作りはどのようにもなる。
例えば私の場合、無伴奏バイオリンパルティータ1番のサラバンドは90%はずらして弾いているが、その次のブーレはほとんどずらさない。
ほとんどずらして弾いているサラバンドでずらさないで弾いている和音はいいアクセントになっているし、ほとんどずらさないで弾いているブーレでところどころずらして弾く部分があると、全体にリズミカルな曲の中に少し滑らかさが加わってこれもいいアクセントになっている。
今のところ、和音をずらすかずらさないかは理屈ではなく直感で決めているが、曲によっては多少の例外がある。
つまりちょっと考えて決めることもある。
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