またまた、ヤマハのギターフェアに顔を出してきた。
家にいるとギターばかり弾いて、手に悪いし我慢するのも大変なので、暇つぶしと言うわけではないが、高級ギターにフェア最後のお別れと言うことで行って来た。
行くとちょうど、買いそうなお客さんがいて、ケネスヒルの松と言うことで弾いていた。
先日のケネスヒルは杉で、あの後入荷したらしい。
結構達者な方らしくいろいろと弾いていた。そばで聞き入っていると、どうですか?といってギターを渡されたので、普通は恥ずかしがって「いやぁ~」とか言って遠慮するのでしょうが、そのあたりは図々しいというか恥知らずと言うか、下手なのを気にせずに弾かせてもらった。
弾いた感じも、正面で聞いているときと同じく良く鳴る楽器で、杉よりは落ち着いたいい感じでした。
定価126万円のフェア価格100万8千円、「ちょうど100万にならないの?」ということでお姉さん「ちょっと聞いてきます」と消えてすぐ現れて、「いいですよ」。
おっ。高級ギターの売れる瞬間と言うものを、見られるのかと思ったが、それからいろいろと話が弾んで、自分がいたら売れるものも売れなくなるといけないのでお先に失礼と言うことで店を出た。
何事もそうなんでしょうけど、同じ趣味をもっている人同士と言うのは、初めてでもすぐに親しくなれるものですね。
その方は、同じぐらいの年でしょうか、ロマニを持っているそうです。先日フェアのロマニを弾かせてもらったときはその価格にビビったのか、音が出なかったのを思い出し、「自分が聞くというより人に聞かせる楽器ですよね」とか、わかったようなえらそうな事を言ってしまいました。(失礼しました。)
いつか自分もロマニほどじゃないにしても、こだわって選んだ楽器と言うものを持ちたいと、そしてその楽器で人に聞かせる演奏をしてみたいものだと、ひそかに思いました。
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