《博多の屋台まみちゃんで》
ゆっくりと公園内を散策して、仲見世を見て歩く。
社寺境内で販売しているものは何処も似たようなも品ばかりだ。和風食堂があったので暖簾をくぐり、腹ごしらえをしておく。
熊本から福岡まで、一般道と九州自動車道を適当に使い分けて博多東急インに到着したのは19時を過ぎていた。
ホテルは天神1丁目の西中島橋側で、那珂川を挟んで中州の街が良く見える。
4人は部屋に荷物を置くと、外へ出て散歩がてら晩の食事をとることに決め込んだ。
川の土手通りや昭和通り、地下鉄天神南駅界隈など、どこを通っても屋台が並んでいる。
私はもう食事するという概念から外れて、空きっ腹に染み渡るであろう酒の誘惑に応えて、皆も屋台に招き入れようとした。
「どうだろう折角、屋台で有名な博多に居るんだからラーメンでも食べてみるかい?」目的は違ってもラーメンで妹たちを誘った。
「食べようか」「いいわよ」妹二人は即答に近い返事だった。
勿論、義弟も私と同じような心境だろうから断る理由などない。立ち止まった目の前の屋台に指を差して「入ろう」と言った。
紅白の暖簾に「まみちゃん」の屋台名が入っている。
四十路を過ぎた女性が主役で、口数の少ない旦那は裏方だ。
手羽先を肴にして芋焼酎が喉元を通り過ぎると、五臓六腑に染み渡る。妹たちはチャンポンが出来る間、スカッシュ系の飲み物を口にした。
この店は、パソコンで 屋台 まみちゃん で検索すると店の情報とお客さんのスナップ写真がリアルタイムに見ることが出来ると斜向かいの客が言った。
私たちが店を出る時に、まみちゃんがデジタルカメラを手にして記念写真を撮った。
「明日から当分の間はホームページに載るので、旅の思い出に是非見てください」と云われてホテルに戻る。
とうに22時を回っていた。 《続く》
◆訃報 鵜沼正一さん 95歳 22日死去 (元いわき市磐城支所長) 鹿島町下矢田字蓬作1
ゆっくりと公園内を散策して、仲見世を見て歩く。
社寺境内で販売しているものは何処も似たようなも品ばかりだ。和風食堂があったので暖簾をくぐり、腹ごしらえをしておく。
熊本から福岡まで、一般道と九州自動車道を適当に使い分けて博多東急インに到着したのは19時を過ぎていた。
ホテルは天神1丁目の西中島橋側で、那珂川を挟んで中州の街が良く見える。
4人は部屋に荷物を置くと、外へ出て散歩がてら晩の食事をとることに決め込んだ。
川の土手通りや昭和通り、地下鉄天神南駅界隈など、どこを通っても屋台が並んでいる。
私はもう食事するという概念から外れて、空きっ腹に染み渡るであろう酒の誘惑に応えて、皆も屋台に招き入れようとした。
「どうだろう折角、屋台で有名な博多に居るんだからラーメンでも食べてみるかい?」目的は違ってもラーメンで妹たちを誘った。
「食べようか」「いいわよ」妹二人は即答に近い返事だった。
勿論、義弟も私と同じような心境だろうから断る理由などない。立ち止まった目の前の屋台に指を差して「入ろう」と言った。
紅白の暖簾に「まみちゃん」の屋台名が入っている。
四十路を過ぎた女性が主役で、口数の少ない旦那は裏方だ。
手羽先を肴にして芋焼酎が喉元を通り過ぎると、五臓六腑に染み渡る。妹たちはチャンポンが出来る間、スカッシュ系の飲み物を口にした。
この店は、パソコンで 屋台 まみちゃん で検索すると店の情報とお客さんのスナップ写真がリアルタイムに見ることが出来ると斜向かいの客が言った。
私たちが店を出る時に、まみちゃんがデジタルカメラを手にして記念写真を撮った。
「明日から当分の間はホームページに載るので、旅の思い出に是非見てください」と云われてホテルに戻る。
とうに22時を回っていた。 《続く》
◆訃報 鵜沼正一さん 95歳 22日死去 (元いわき市磐城支所長) 鹿島町下矢田字蓬作1