毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




ヴァレッティとフリシュの演奏できいているオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ、今日はホ長調の第3番です。このBWV1016は、「ホ長調という調性のゆえか、このソナタは、田園的でのびやかな楽想び中に、張りつめた輝きを感じさせる」(『バッハ事典』)作品です。

CD : Alpha 060(Alpha)

Alpha 060

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昨日からききはじめたオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。これからきくのはイ長調の第2番で、演奏は昨日と同じくヴァレッティとフリシュです。なお、楽器は、ヴァレッティが、1751年製のジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ、フリシュが、アンソニー・サイデイとフレデリック・バルによるジャーマン・タイプ。

CD : Alpha 060(Alpha)

Alpha 060

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今日の月曜日から土曜日までは、6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタをきくことにし、今朝からだれの演奏にしようかいろいろ考えていました。このブログでは、すでにマンゼとムローヴァのものをきいているので、ドイツ系か、ラテン系の演奏者のものにでもしようかと、あれこれ思いめぐらしていました。で、ようやく選んだのが、アルゼンチンのヴァイオリン奏者パブロ・ヴァレッティと、フランスのチェンバロ奏者セリーヌ・フリシュの演奏です。ヴァレッティたちのCDは6曲が番号順に収録されていて、これを順番にきいていくこととし、まずきくのは第1番のBWV1014です。

CD : Alpha 060(Alpha)

Alpha 060

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三位一体節後第15日曜日にきくのは、クリスティーネ・シェーファーとムジカ・アンティクヮ・ケルンによる、ソプラノ独唱のためのカンタータ「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」です。このBWV51は、ソプラノとトランペットの華麗な技巧の競演(第1曲と第5曲)でよく知られていますが、抒情的な第3曲などもとても魅力的です。シェーファーたちの演奏は、フリーデマン・バッハ編曲によるものなので、予備知識なしにきくと驚かされるます。というのも、原曲がトランペットと弦、通奏低音であるところを、トランペットを2本にし、さらにティンパニをくわえてしまっているためです。

CD : 459 621-2(Deutsche Grammophon)

459 621-2

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この1週間をしめくくるのは、世俗カンタータ「悲しみのいかなるかを知らず」。このBWV209は、バッハにはめずらしいイタリア語のカンタータで、バッハの弟子であったローレンツ・クリストフ・ミツラーの送別のためとも、トーマス学校長であったヨーハン・マティーアス・ゲスナーの送別のためとも(両説はいずれも1734年)。ネーメト(フルート)指揮のカペラ・サヴァリア、そしてザードリ(ソプラノ)の演奏は、20年ほどまえの録音で、いまきくと、ちょっと不満がのこるかもしれません。ちなみに、先日きいたロ短調のフルート協奏曲(記事は「バッハではないバッハのフルート協奏曲」)の第1楽章は、このカンタータのシンフォニアでした。

CD : QUI 903010(QUINTANA)

QUI 903010

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「しりぞけ、もの悲しき影」は、昨日きいた「佳き日、めでたき時」と同じ、結婚式のためのカンタータ。BWV210とくらべると、このBWV202は、より「小さな編成とくつろいだ楽想からみて、おそらく、バッハにとって気のおけない知人の婚礼をことほいだもの」(『バッハ事典』)と推測されています。これから、クリスティーネ・シェーファーとムジカ・アンティクヮ・ケルンでききますが、独唱のシェーファーは、昨日のBWV210で歌っていたドロテーア・レシュマンとほぼ同年代で、同じドイツの名歌手。こちらのCDにも、BWV210が収録されています。

CD : 459 621-2(Deutsche Grammophon)

459 621-2

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台風一過で空気が入れ替わったのか、京都も朝晩はちょっと秋めいてきました。セミの声もいつのまにかなくなり、秋の虫の声がきこえるように。日中の空も秋らしい雲があらわれて、気温は上っているものの、まずまず爽快な気候です。

さて、昼下がりのひとときにきくのは、世俗カンタータ「佳き日、めでたき時」です。このBWV210は、結婚式のためのソプラノ独唱用のカンタータ。これを、レシュマンの独唱と、ラバディ指揮のル・ヴィオロン・デュ・ロワの演奏で楽しみます。

CD : DOR-90207(Dorian)

DOR-90207

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一昨日、昨日に続き、今日もきくのは世俗カンタータ。この「おしゃべりはやめて、お静かに」(コーヒー・カンタータ)は、インテルメッツォを思わせるような音楽劇で、「コレギウム・ムジクムにより、ツィンマーマンのコーヒー店、または庭園で演奏された」(『バッハ事典』)とみられています。これからこのBWV211をきいていくわけですが、演奏は昨日に続きラバディたちによるもの。なお、録音(1994年)は、演奏会と連動させておこなわれたようで、練れた表現となっています。

CD : DOR-90199(Dorian)

DOR-90199

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「わしらの新しいご領主に」は、1742年8月30日に初演された世俗カンタータ。このBWV212は、「ライプツィヒの近郊の村、クラインチョッハーの新領主、カール・ハインリヒ・フォン・ディースカウの就任を祝って作曲、上演された作品」で、バッハとしては斬新というか、新しい感覚に満ちたカンタータです。昨日のBWV213と同じくこれも3度目で、これからきくのは、ラバディ指揮のル・ヴィオロン・デュ・ロワ、それにレシュマン(ソプラノ)とマクミラン(バス)によるものです。

CD : DOR-90199(Dorian)

DOR-90199

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これからきくのは、1733年9月5日に初演された「われら心を配り、しかと見守らん」です。BWV213は、ザクセン選帝侯子フリードリヒ・クリスティアンの誕生日祝賀のための音楽劇で、選帝侯子をヘラクレスに見立て、王侯貴族がとるべき道を諭すという教訓的な劇です(寓話の作者はプラトンの友人プロディコス)。

この世俗カンタータは、このブログではすでに、レオンハルトやコープマンの演奏できいていますが、ここのところ声楽曲不足なので、あえてとりあげてみました。今回きくのは、ヤーコプスたちの演奏で、ベルリン古楽カアカデミー、リアス室内合唱団と、ベン・ヌン、ショル、テイラー、ヘガーによるものです。

CD : HMC 901939.40(harmonia mundi)

HMC 901939.40

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「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」は、1726年9月22日に初演された、三位一体節後第14日曜日のためのカンタータ。このBWV17は2部からなるカンタータですが、構成曲は、第1部が合唱、レチタティーヴォ、アリアの3曲、第2部がレチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、コラールの4曲で、編成ともどもこぢんまりとしたものです。

そうしたことをふまえ、演奏はOVPPによるクイケンたちで、とも思いましたが、けっきょく、先週にひき続きガーディナーたちを選びました。第1曲の堂々たる合唱フーガを、ガーディナーはソロとトゥッティをうまく使いわけて演奏しています。コラールは弱音のみの、驚くべきもの。演奏会ならではの、ガーディナーのあざやかな演出です。

CD : SDG 124(SDG)

SDG 124

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ピノックの、1984年の録音できいてきたパルティータ。これからきくのは最後のBWV830で、BWV829と同じ1730年に出版されたパルティータです。構成は、トッカータ、アルマンド、クーラント、エール、サラバンド、テンポ・ディ・ガヴォッタ、ジーグ。フーガをはさむ3部構成のトッカータはとても雄大なもので、これ単独でもじゅうぶんなほどの力作です(ピノックの演奏では7分41秒)。

CD : 415 493-2(ARCHIV PRODUKTION)

415 493-2

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ピノックの旧録音できいてきているパルティータ。これからきくのは、1730年に出版されたBWV829(1731年には「クラヴィーア練習曲集」として出版)。その構成は、プレアンブルム、アルマンド、クーラント、アリア、サラバンド、テンポ・ディ・ミヌエッタ、パスピエ、ジーグというものです。

CD : 415 493-2(ARCHIV PRODUKTION)

415 493-2

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昨夜から涼しい風が吹き、今年はじめてといっていい、秋の気配を感じさせる気候になりました。ちょっと曇りがちだったこともあり猛暑日もまぬがれ、暑いことにはかわりありませんが、しのぎやすくなっています。さて、冷たい風を感じながらきくのは、ピノック(旧録)によるパルティータ。このBWV828は、「全曲中もっとも輝かしく長大なニ長調のパルティータ」(『バッハ事典』)で、フランス風の序曲にはじまり、アルマンド、クーラント、アリア、サラバンド、メヌエット、ジーグと続きます。

CD : 415 493-2(ARCHIV PRODUKTION)

415 493-2

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ピノックの演奏できいているパルティータ、これからきくのは第3番で、第2番と同じく17271年に出版されています。このBWV827(「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」第2巻に初期稿があります)の構成は、ファンタジア、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブルレスカ(「クラヴィーア小曲集」第2巻での表題はメヌエット)、スケルツォ(出版にさいして追加)、ジーグというものです。

CD : 415 493-2(ARCHIV PRODUKTION)

415 493-2

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