三位一体節後第15日曜日にきくのは、クリスティーネ・シェーファーとムジカ・アンティクヮ・ケルンによる、ソプラノ独唱のためのカンタータ「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」です。このBWV51は、ソプラノとトランペットの華麗な技巧の競演(第1曲と第5曲)でよく知られていますが、抒情的な第3曲などもとても魅力的です。シェーファーたちの演奏は、フリーデマン・バッハ編曲によるものなので、予備知識なしにきくと驚かされるます。というのも、原曲がトランペットと弦、通奏低音であるところを、トランペットを2本にし、さらにティンパニをくわえてしまっているためです。
CD : 459 621-2(Deutsche Grammophon)