今日からきいていくのは、ジュスタン・テイラーの「Bach & l'Italie」です。「バッハとイタリア」という表題どおり、アルバムにはバッハのイタリア体験による作品や、イタリアの音楽家の作品を収録。ここではニ短調の協奏曲(BWV974)から、バッハのみを収録順に楽しむことにします。BWV974はイタリアをルーツとする作品で、原曲はアレッサンドロ・マルチェッロの同調のオーボエ協奏曲(第2楽章のアダージョが人気)です。アルバムの録音は2023年。使用楽器は、フランスのモンペリエ近郊アサス城所蔵で、不明の作者が1730年ごろに製作したチェンバロです。
CD : Alpha 998(Alpha)